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受験勉強の息抜きは必要?集中力を高める息抜き方法のおすすめを紹介

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カテゴリ:基礎知識

受験勉強をしていて集中力が続かなくなったら、息抜きをしましょう。
しかし、方法によってはかえって集中力が途切れてしまうこともあります。
この記事では、おすすめの息抜き方法を紹介しています。
志望校に合格するため、受験勉強に励んでいる人のなかには、長時間机に向かうと疲れてしまったり、そもそも集中力が続かなかったりする人もいるでしょう。
「長時間集中できない」「勉強が終わるとどっと疲れが出てぐったりしてしまう」という人は、勉強の途中で息抜きすることをおすすめします。
息抜きには、さまざまなメリットがあります。
受験勉強はマラソンのような長期戦であり、常に全力で取り組んでいては、体も心ももちません。
この記事では、受験勉強中に息抜きをする重要性や、おすすめの息抜き方法を解説します。
日々の受験勉強に適度な息抜きを取り入れて、勉強の効率をアップさせましょう!

息抜きの必要性


受験勉強というと「長時間机にかじりついてするもの」というイメージがありますが、適度に息抜きをすることが重要です。
息抜きをせずにいると、次のようなことが起こりやすくなります。
⦁集中力が続かなくなる
⦁体に負担がかかりやすくなる
受験勉強に息抜きが必要な理由を解説します。

集中力の持続には限界がある

「人間の集中力には限界がある」という話を聞いたことはありませんか?人間の集中力は、小学生低学年なら15分程度、大人でも1時間半から2時間程度しか持続しないといわれています。
集中力が切れた状態で勉強しても、思うように内容が頭に入ってこず、効率的とは言えません。
そこで大切なのが息抜きです。
息抜きには、気分や体をリフレッシュさせる働きがあります。
適度に気分転換を取り入れることで、気分にメリハリが出て、効率的に勉強できるでしょう。

知らない間に体に負担がかかっている

長時間集中して物事に取り組んだあと、どっと疲れが出た経験はありませんか?人間は、集中すると無意識に緊張して、体に力を入れてしまいます。
長時間受験勉強に取り組んでいるときも同様で、目や肩、腰には大きな負担がかかっている人が少なくありません。
そのまま勉強を続けていると、肩や腰を痛めてしまう可能性もあります。
適度に息抜きをして体と心の緊張をほぐし、負担を和らげることが、体調を崩さずに受験勉強を長続きさせるポイントです。

おすすめの息抜き方法8選


ここからは、おすすめの息抜き方法をご紹介しましょう。
「受験勉強には息抜きが大切」といっても、間違った方法で息抜きをしては、思うようなリフレッシュ効果は得られません。
おすすめの息抜き方法は、次の8つです。
⦁散歩をする
⦁仮眠を取る
⦁軽く身体を動かす
⦁友達や家族と会話する
⦁好きな音楽を聴く
⦁短い動画を視聴する
⦁おやつを食べる
⦁息抜きグッズを使う

散歩をする

まずおすすめしたいのが、散歩です。
散歩は、軽い運動になるだけでなく、机の前を離れることで気分転換にもなります。
受験勉強中は運動不足になりやすいため、その解消にも一役買ってくれるでしょう。
室内で足踏みをするのと散歩の大きな違いは、セロトニンの分泌量です。
セロトニンは、やる気を高め、ストレスに強いメンタルを作るのに役立つホルモンです。
屋外で日光を浴びながら歩くと、セロトニンの分泌量がアップするといわれています。
また、歩くことには記憶の定着を促す働きもあるので、息抜きに散歩をすることで、学習内容がより定着しやすくなるでしょう。

仮眠を取る

仮眠を取るのも良い息抜きの方法です。
少し疲れたと感じたときに、10~15分程度の仮眠をとりましょう。
仮眠を取ることで脳の疲労が和らぎ、気分がすっきりします。
仮眠といっても、絶対に眠る必要はありません。
眠れなくても、目を閉じているだけで脳の疲労は和らぎます。
注意点として、仮眠をする際は、午後3時より前にしましょう。
午後3時以降に仮眠すると、体内時計が乱れて、夜眠れなくなってしまうことがあります。

軽く身体を動かす

座りっぱなしでいると、どうしても集中力が途切れやすくなります。
適度に席を立って、軽く体を動かしましょう。
飲み物を取りに行く・その場でストレッチをする程度の運動でも、十分な息抜きになります。
ストレッチに加えて、疲れているところを軽くマッサージするのもおすすめです。
目や肩など、集中して机に向かうと負担がかかりやすい場所をほぐしましょう。

友達や家族と会話する

友達や家族と会話することも、良い気分転換になるでしょう。
受験勉強は孤独な戦いでもあり、志望校に合格するその日まで、日々勉強を続けなければなりません。
さぼりたくなる日もあれば、気分が乗らない日もあるでしょう。
しかし、勉強しなければならないのが受験です。
そんな日々において、友達や家族と他愛のない会話をすることは、大きな癒しになってくれるはずです。
ともすれば受験に関することばかり話したくなりますが、息抜きのときくらいは受験勉強を忘れて、リラックスできる会話を楽しみましょう。
相手が信頼できる人なら、不安や悩みを打ち明けてみると気分も軽くなります。
ストレスが溜まりやすい受験勉強中だからこそ、ひとりで抱え込まずに人に相談してみることをおすすめします。

好きな音楽を聴く

音楽が好きな人なら、好きな音楽を聴くのも良い気分転換になるでしょう。
好きな音楽を聞くとドーパミンというホルモンが分泌されます。
ドーパミンはやる気を引き出すホルモンです。
ドーパミンの力を借りれば、苦手な科目の勉強にも取り組みやすくなるかもしれません。
音楽は、映画と違って短時間で聴けるので、気持ちの切り替えがしやすいというメリットもあります。
いつまでもダラダラと息抜きをしてしまう人にもおすすめです。

短い動画を視聴する

短い動画を見るのも、音楽と同様におすすめできる息抜き方法です。
15分程度の短い動画を見て、気持ちをリフレッシュさせましょう。
動画は、できるだけ勉強と関係のないものがおすすめです。
予備校の講義動画などを見たくなる気持ちも分かりますが、それでは気分転換になりません。
普段から気になる動画のプレイリストを作っておくと、見たい動画にすぐアクセスできて便利です。

おやつを食べる

脳が疲れたと感じたときは、おやつで脳にエネルギーを補給しましょう。
おすすめの食べ物は、ラムネやチョコレート、ドライフルーツといった、ブドウ糖を含む食べ物です。
ブドウ糖は、脳の大事なエネルギー源です。
長時間集中して脳が疲れているときは、ブドウ糖が不足しているので、おやつを食べて補いましょう。
ただし、おやつの食べ過ぎには注意してください。
おやつを食べ過ぎて急激に血糖値が上がると、眠気やだるさを感じやすくなります。
1日のおやつの目安は200kcal程度です。
ブドウ糖を多く含む食品には、高カロリーのものも多いので、食べ過ぎないよう心がけましょう。

息抜きグッズを使う

ホットアイマスクやアロマオイルなど、息抜きグッズを使うのもおすすめです。
息抜きグッズには、次のようなものがあります。
⦁ホットアイマスク
⦁マッサージャー
⦁ハンドクリーム
⦁アロマオイル
⦁入浴剤
⦁照明グッズ
⦁クッション
「目の疲れを癒したい」「肩のこりをほぐしたい」「気分をリラックスさせたい」といった目的に合わせて使い分けてみてください。

避けるべき息抜き方法


ここからは、避けるべき息抜き方法を解説します。
間違った方法で息抜きをすると、かえってパフォーマンスが落ちて、勉強に身が入りにくくなります。
息抜きをする際は、次の4つのことは避けましょう。
⦁スマホをいじる
⦁SNSをする
⦁ゲームをする
⦁丸一日休息する

スマホ

「スマホをいじっていると、あっという間に時間が過ぎる」という人も多いでしょう。
受験勉強中に息抜きをするときは、スマホを触らないようにしてください。
スマホを触ってしまうと、ついついのめりこんで時間が過ぎ、なかなか勉強に戻れなくなります。
「ちょっとLINEをチェックするだけ」「気になるニュースを見るだけ」と思っても、気が付けば1時間、2時間経っているのがスマホです。
どうしても触ってしまうという人は、受験勉強中は電源をオフにする・手の届かないところに置くなどして、スマホを触らずに済む環境を作ると良いでしょう。

SNS

X(旧Twitter)やInstagramといったSNSも、避けた方が良い息抜き方法です。
SNSは「少しチェックするだけ」と思っても、ついついダラダラ見てしまい、無駄に時間を過ごしてしまいます。
SNSは依存しやすいものでもあるので、どうしても長時間見てしまう人は、アカウントの停止や、スマホに入っているアプリを削除することも検討しましょう。
親しくやり取りしている人がいるなら、受験勉強中であることを話しておくのも良い方法です。
親しい人なら、頻繁に投稿しているあなたをいさめてくれるかもしれません。

ゲーム

ゲームが趣味の人にとって、ゲームができないというのは非常にストレスになります。
しかし、息抜きにゲームをするのはおすすめしません。
人によっては楽しくてやめられず、対長時間プレイしてしまうためです。
どうしてもゲームをやりたいなら、次のことを決めてプレイしましょう。
⦁1日のプレイ時間を決める
⦁ゲームをしない日を設ける
⦁プレイするゲームを1種類に絞りこむ
⦁夜中にプレイしない
1日のプレイ時間を決めずにゲームをやり始めると、つい楽しくていつまでも遊び続けてしまいます。
受験勉強と両立させるためにも、1日のプレイ時間はしっかり決めておきましょう。
ゲームをプレイしない日を設けるのも、生活にメリハリを出すのに効果的です。
ゲームをしない日を設けることで依存しにくくなるだけでなく、ほかの息抜き方法を試しやすくなります。
また、プレイするゲームを絞り込むことも重要です。
ゲームが好きな人なら、さまざまなゲームをプレイしたくなるのは自然なことです。
しかしプレイするゲームが増えれば、その分ゲームをする時間も増えます。
プレイ時間を減らすためにも、勉強と並行してプレイするゲームは1種類までにしましょう。
学習内容の定着には、質の良い十分な睡眠が欠かせません。
日中は時間がないからといって、睡眠時間を削って夜中にゲームをプレイすることは控えてください。
夜中にゲームをすると、画面の光が睡眠に影響を及ぼすことがあります。
「夜中は心身の回復・学習内容の定着の時間」と捉えて、ゲームに費やすことがないようにしましょう。

丸一日の休息

受験勉強に適度な息抜きは必要不可欠です。
だからといって、丸1日休むようなことは避けてください。
丸1日勉強しない日があると、焦りや罪悪感を抱きやすくなります。
受験勉強をしていると、どうしてもほかの人のことが気になるものです。
「この間の模試で友達のAちゃんは何点だったのかな」「私が休んでいる間、他の人は勉強している」など、焦りや罪悪感といったネガティブな感情は、勉強の効率を落としてしまいます。
丸1日休んだ結果、焦りや罪悪感を抱いてしまいパフォーマンスが落ちるなら、時間を区切って休憩する方が良いことは、いうまでもありません。
丸1日休める日があっても「午前中は勉強する」「休憩は3時間だけ」と決めるなどして、勉強を続ける習慣を身につけましょう。

息抜きする際のコツ


最後に、上手に息抜きをするコツをお伝えします。
焦りや不安があると、受験勉強中に息抜きをするのも躊躇われるでしょう。
しかし、息抜きをせずに勉強を続けても、心と体がもちません。
受験勉強中に息抜きをするときは、次のことを心がけてください。
⦁メリハリを大切にする
⦁息抜き中は勉強のことを忘れる
⦁あらかじめ息抜きする時間を決めておく
⦁時間を決めて息抜きする
⦁あえてキリの悪いところで息抜きする

メリハリを大切にする

受験勉強に限らず、何事もメリハリが重要です。
勉強するときは集中して取り組み、息抜きするときは受験のことを忘れて、思いきりリラックスするよう心がけましょう。
生活にメリハリをつけるには、スマホのアラームを活用したり、自分のスイッチとなる行動を決めたりするのがおすすめです。
勉強前のルーティーンを決めておくと、生活にメリハリをつけやすくなります。

息抜き中は勉強のことを忘れる

息抜き中は、勉強のことを忘れましょう。
勉強のことを気にしていては、気持ちも休まりません。
受験勉強中は、オンとオフの切り替えを意識しましょう。
オンとオフの切り替えができるようになると、気持ちの切り替えもスムーズになり、パフォーマンスがストレスに左右されにくくなることも期待できます。

あらかじめスケジュールを決めておく

「疲れたから息抜きしよう」と気分を切り替えるのが苦手な人は、あらかじめ1日のスケジュールを決めてしまうのがおすすめです。
10時から12時は勉強、12時から13時まで昼食休憩というように、あらかじめ1日のスケジュールを決めておけば、生活にメリハリを作りやすくなります。
最近は、1日のタイムスケジュールが設定できるスマホアプリもあるので、活用してみると良いでしょう。
スケジュールを立てる際は、その日のうちに済ませるべきことや進めるべき単元などをこまかく書き出しておくと、タイムスケジュールが簡単に作れます。
1日のタスクは欲張らず、自分が余裕をもってこなせる量にしておくことが重要です。
欲張ってたくさんのタスクを詰め込み過ぎると、消化できないだけでなく、モチベーションも低下しやすくなります。
また、継続して勉強する時間は、長くても1~2時間程度にしておくと集中力も途切れずに済むでしょう。

時間を決めて息抜きする

息抜きをする際は、あらかじめ休憩時間も明確に決めておきましょう。
あらかじめ時間を決めておくことで、勉強にも戻りやすくなるだけでなく、ダラダラ過ごして焦りや罪悪感に襲われることもなくなります。
また、時間管理術のひとつであるポモドーロ・テクニックなどを取り入れてみるのもおすすめです。
ポモドーロ・テクニックとは、25分ごとに5分休憩を挟むことでタスクを区切り、集中力を上げる方法です。
このテクニックを用いる際は、4セットごとに長めの休憩を取りましょう。

あえてキリの悪いところで息抜きする

息抜きするときは、あえてキリの悪いところで息抜きしましょう。
キリの悪いところで息抜きすると、勉強に戻りやすくなります。
キリの良いところまでやってしまいたくなるものですが、そこまでやってしまうと「明日やればいいか」「今日はこのあたりで終わらせよう」と、タスクを先送りしやすくなります。
「今日すべきことは、今日のうちに終わらせる」「合格まで受験勉強は続く」を念頭に、勉強を続けやすい仕組みを作ることが受験勉強攻略のカギです。
長く厳しい受験勉強を効率的に進めるには、適切な息抜きだけでなく、予備校のサポートを活用することも効果的な方法です。
こちらの記事では、大手予備校と専門予備校の違いや、時間割の例を解説しています。

まとめ


受験勉強は、長期に渡る孤独な戦いです。
しかし、頑張れば必ず結果は出ます。
受験勉強をするときは、適度に息抜きをしながら、毎日継続することを意識しましょう。
何事も、継続しなければ実を結びません。
息抜きをせずに受験勉強に取り組むのは、フルマラソンをスタートからゴールまで全速力で走りきろうとするのと変わりません。
そのままではゴールできないだけでなく、途中で心も体も壊してしまいます。
適度に息抜きをすることは、勉強の効率が上がるだけでなく、プレッシャーに負けないメンタルを作ったり、体の負担を軽くしたりするのにも有効です。
オンとオフの切り替え・メリハリを意識しながら自分に合った息抜きで気分転換し、合格に向けて勉強を続けていきましょう。
しかし、ひとりでできる努力には限界があります。
医学部を目指している方で「生活にメリハリをつけるのが苦手で、効率的に勉強できない」「孤独な受験勉強に耐えられなくなってきた」とお悩みの方は、医学部予備校の利用も検討してみましょう。
医学部予備校では、医学部合格に特化した内容の講義が受けられるので、ひとりで受験勉強をするよりも効率的に学習できるはずです。
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この記事の執筆者:医進の会代表 谷本秀樹

医進の会代表 谷本秀樹
中学入試の希学園の集団授業で600名以上の多くの生徒を受験指導。
大学入試は四谷学院などの大手予備校や多くの医学部受験予備校で、主に生物の集団授業と個別授業で300人以上の受験生を担当。
自身の予備校『医進の会』発足後は、これまで500人以上の生徒の受験と進路指導に携わってきた。
圧倒的な医学部入試情報量と経験値、最適なアドバイスで数多くの受験生を医学部合格に導いてきた、医学部予備校界屈指のカリスマ塾長。

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