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医学部現役合格はどれくらいすごい?すごい理由や現役合格する方法について解説

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カテゴリ:入試

医学部受験を考える方にとっては、現役合格できることが理想的な姿だと考えている方が多いのではないでしょうか。
本記事では、現役合格している人の割合や、現役合格することがどれくらいすごいことなのかということに加え、実際に現役合格をした学生の勉強方法を詳しく解説していきます。
現役合格者には共通点があり、それらの共通点はすぐにマネできるものも多くあります。
現役合格することができる人の特徴などを参考にし、今日からの受験勉強にぜひ取り入れてみてください。

医学部の現役合格はどのくらいいる?


まず最初に、医学部の現役合格者数がどのくらいいるのかについて解説していきます。

現役合格できる人は?

文科省の令和4年度の学校基本調査によると、大学に進学する現役生の割合は、全体の81%を占めています。
一方で、医学部の現役合格率は、約35%〜40%と非常に低い数値となっています。
このことから、現役生の中でも学力が極めて高い人が医学部に現役で合格することができる人であることが分かります。
また、国公立大学医学部の現役合格率は50%で、医学部全体の現役合格率35%〜40%と比較すると高い割合であるといえます。
国公立大学の医学部における現役合格率が高い理由として、公募推薦の導入が多いことが挙げられます。
公募推薦入試は、卒業年度に制限があるため、現役生が合格する確率が高くなります。
一方で、私立大学の医学部における現役合格率は30%であり、現役合格者の割合は比較的少ないといえるでしょう。
私立大学においては、受験生の年齢に対して寛容な大学が多いため、浪人生が合格を掴むケースが多いことが理由として考えられます。

浪人生のほうが多いのか?

先述にある文科省の調査から、医学部における浪人率は約60%程度であり、このことから、浪人生の割合が高いことが分かります。
一方で、浪人年数が長くなると合格が難しくなる傾向があります。
文部科学省のデータによると、合格者数に対する割合では現役生が35%、1浪生が35%、2浪生が14%、3浪生が5%、4浪生以上が7%となっていることが根拠の一つとなっています。
他の理由としては、推薦入試に年齢制限が設けられている場合があり、年数が長くなるほど難易度が高くなることが挙げられます。

医学部の現役合格がすごいといわれる理由は?

医学部では、浪人生の割合が多く、現役合格の割合が少ないため、一般的に現役合格はかなりすごいことであるとされます。
前提として、浪人生は現役生よりも長く受験勉強を経験しており、受験勉強に割くことのできる時間も圧倒的に多いです。
したがって、学校の勉強にも取り組まなければならない現役生が合格を掴むことは、高いマネジメント能力と適切な努力の勲章であるといえます。
実際の医学部の現役合格者の共通点にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。

スケジュール管理やスケジュール通りの勉強ができるから

現役での合格を掴み取る学生は、学校での勉強に加え、予備校・塾での勉強、自主学習など複雑に入り組む勉強スケジュールをこなすことができます。
また、移動時間の上手な使い方ができたり、ダラダラせずにメリハリをつけた行動をとることができるため受験勉強を効率的にこなすことができます。

効率的な学習をしているから

また、現役で合格することのできる学生は、効率的な学習をしています。
浪人生と比べて時間が無い分、効率的な勉強が合格のカギとなってきます。

部活や課外活動も行っているから

さらに、現役で合格する学生は、部活や課外活動も行っている人も少なくありません。
勉強時間が減ってしまうというデメリットもありますが、部活動においては、根性が鍛えられたり、体力がついたりすることにより、かえって受験の役にたったりするパターンも多くあります。
また、時間が減るというデメリットを逆手に取り、少ない時間の中で集中して受験弁用に取り組むことができるため、タイムパフォーマンスが上がります。

予備校の利用など、最適な学習方法を知っているから

先述の通り、現役で合格しようとするならば、効率的な勉強がとても重要です。
効率的な勉強には、人を頼るという方法があります。
予備校のチューターや講師の先生を積極的に捕まえて質問したり、予備校の自習室を効果的に利用したり、学校の先生を積極的に頼ったりすることができる人が実際に合格を勝ち取っています。
「使えるものは全て使う」という貪欲なマインドが医学部受験には必要不可欠です。

医学部の現役合格を成し遂げる方法


次に、医学部の現役合格を成し遂げる方法について解説します。

計画的に学習する

1つ目は、計画的に学習することです。
受験勉強にとって計画性は、最も重要なことです。
年間計画はもちろんのこと月間、週間、そして一日のスケジュールを立てることで効果的な学習を行うことができ、スケジュール通りに進むことが安心感にも繋がります。
また、年間スケジュールから1日のスケジュールを逆算して考えることで、本番までに間に合わなかったという失敗を防ぐことができます。
そして、事前にスケジュールを組むことによって、友達からの誘いやスマートフォンの誘惑を断つことができ、小さな成功を積み重ねることができます。

基礎学力を身に着ける

2つ目は、基礎学力を身につけることです。
基礎学力を身につけることは、どの大学受験においても大事ですが、医学部受験では、より重要になってきます。
基礎固めをすることで自信と成績の向上につながり、点数も安定してくるからです。
また、「基礎無くして高得点なし」で、ほとんどの応用問題は基礎の積み重ねで成り立っています。
さらに、国公立大学の医学部受験では、前提として共通テストで高得点を出さないと2次試験を受けることができません。
その共通テストでコケないためにも、基礎を固め、高得点へとつなげる必要があります。

模試を受けて課題を理解する

3つ目は、模試を受けて課題を理解することです。
模試を受けることで、客観的かつ論理的な視点から自分の学力について知ることができます。
また、定期的に模試を受けることが自分の現在地を適切に知ることになり、ゴールとの距離感を掴むことにもつながります。
定期的な模試受験によって、自分の学力について把握することで、現時点での課題を適切に理解することができ、さらに効果的な学習を進めることができます。

体調管理・メンタルケアを徹底する

4つ目は体調管理・メンタルケアを徹底することです。
体調管理がきちんとできていないと、勉強に継続して集中することができないため、学校や塾・予備校で授業を受けても身に付く可能性が低くなるでしょう。
仮に他の受験生が徹底的に体調管理を行っていた場合、受験勉強でも試験当日でも不利になる可能性がかなり高くなるでしょう。
無理な受験勉強は睡眠不足になり体調を崩す大きな原因にもなります。
また暴飲暴食も体調を崩す原因になりますので医学部現役合格を目指すには日頃から規則正しい生活を心がけ、体調管理には気を使うようにしましょう。

現役で医学部合格をするための勉強時間は?


続いて、現役で医学部合格をするためにはどのくらい勉強すればよいのか解説していきます。

医学部合格のための勉強時間

医学部合格に必要な勉強時間は、合計で約5000時間以上といわれています。
学年ごとの一週間の勉強時間の目安は、高校1年生が20時間以上、高校2年生が30時間以上、受験生である高校3年生では40時間以上です。
現役で合格を目指すのであれば、平日は学校があるため勉強時間を確保することは難しく、休日の勉強時間が重要となります。
現役合格者の70%以上が休日には10時間以上勉強しています。
高校1年生は、まだ入学したばかりで新しい環境に適応する必要があるため、学校生活に慣れることや友達との時間など勉強以外の時間や部活の時間も必要となります。
受験勉強だけではなく、充実した高校生活を送るためにも勉強と部活等とのバランスを考え、高校生活のリズムを整えていきましょう。
そのため受験勉強に費やす時間は週20時間以上確保できれば十分でしょう。
高校2年生になると学校生活や部活にも慣れ、体力や時間のコントロールもできるようになります。
そこで週30時間以上受験勉強に充てれるようにしていきましょう。
そうすることで長時間の受験勉強が習慣化されます。
高校3年生になり、学校の授業も受験対策となり、受験勉強に充てれる時間が長くなった際には、平日でも苦も無く長時間受験勉強ができるようになっているでしょう。

現役で合格するときの1日の勉強時間は?

現役で合格する場合は学校と部活があったりするため、平日と休日で大きく異なってきます。
平日では部活引退までは約3時間半勉強することが理想です。
夕方や夜に勉強することになると思いますが、こまめに休憩をとっても三時間半であれば、12時までに就寝することができ、睡眠時間は7時間ほどとることができます。
部活を引退すれば、夕方の時間にゆとりができると思いますので、さらに2時間半(計6時間)勉強時間を増やすようにしましょう。
現役生では学業や部活との両立で忙しい毎日を送ることになりますが、通学時間や休み時間といった隙間時間を有効に活用することで結果的に大きな時間を勉強できたことになるため、お勧めです。
休日は学校がお休みのため、ここでの勉強が非常に大切になります。
約12時間勉強できると良いでしょう。
土日で12時間ずつ学習できればそれで24時間となり、30時間であれば残りの平日で6時間(1日1時間ちょっと)、40時間であれば残りの平日で16時間(1日3時間ちょっと)勉強することで達成されます。
自分の状況や学年、部活、学業の状況に合わせて目標を立てて勉強しましょう。
また、休日は長時間机に向かうことになりますが、あまりに長く勉強すると、集中力が切れて効果的な勉強に繋がらないため、こまめに休憩をとり、切り替えて勉強するようにしましょう。

現役で医学部に合格できるすごい人の特徴


続いて現役で医学部に合格できる人の特徴についてご紹介します。

継続的に勉強をすることができる

まず継続的に勉強することができることが必須です。
勉強は予習も重要ですが、一番重要なのが復習です。
復習を継続して行い、長期記憶にすることで試験の時に解答でき、合格することができます。
また、勉強を継続して行うことで習慣化され規則正しい生活にも繋がります。
毎日自分でこれだけはすると決めていることはかならずやりとげるようにしましょう。
またこれができる人が医学部に現役で合格することができます。

基礎を身につけて応用問題まで解くことができる

基礎がしっかりとしていないと医学部の問題は解くことができません。
そのため高校1・2年生からの基礎、さらには中学校の基礎を身につけているという特徴があります。
そして、基礎だけでは解けない問題が多いため、それを活用して応用問題も解くことができないといけません。
応用問題を解いて解法を覚えるだけでなく、パターン化し、基礎から自分で解ける、また説明できるぐらいである場合である人は医学部に現役で合格することができます。

スケジュール管理を徹底できる

現役生である場合は先程も述べた通り、学業や部活などで大変忙しいスケジュールになっていると思います。
その中でもスケジュール管理がしっかりとできていると医学部に現役で合格できます。
学校であれば試験、部活であれば大会、予備校などであれば模試があるとおもいます。
それにあわせたスケジュール管理(来週は大会があるから今週多めに勉強しておこう)などができると良いでしょう。
また休日であっても時間が多くあるため、時間単位でスケジュールを立てていると良いでしょう。

まとめ


この記事では、医学部の現役合格についてご紹介しました。
医学部は難易度が高いため、現役で合格することは非常に難しいです。
現役であれば学業や部活があるため、両立することが必要です。
ただ基礎から徹底して行い、応用まで理解していることや継続力・スケジュール管理能力があると現役で合格することができます。
医進の会では現時点で苦手・得意に関わらずプロ講師が手取り足取り指導し、現役国公立医学部生のチューターがサポートに入ることで現役合格を目指すことが可能です。
少しでも気になられたかたはお気軽にお問い合わせください。

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