コラム - 大阪の医学部予備校

HOME コラム一覧 料金・費用 予備校の費用が免除される特待生制度とは?条件や事例なども併せて解説

予備校の費用が免除される特待生制度とは?条件や事例なども併せて解説

  • 公開日

カテゴリ:料金・費用

受験対策のために予備校に通うことを検討中だけれど、できるだけ費用を抑えたいと考えている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、予備校の費用や特待生制度について詳しく解説します。
大手予備校でよく見られる特待生制度や、医学部予備校の特待生制度の特徴に加え、特待生制度の対象者やよくある条件などについてもまとめていますので、特待生制度を利用したいと考えている方や少しでも気になっている方はぜひ参考にしてください。

予備校の学費を免除・減額するためには?

一般的に、予備校の学費は数十万から百万円近くかかると言われています。
予備校の学費を抑えるための一つの手段として、予備校の特待生制度を利用するというものがあります。
特待生制度とは、一定の条件を満たすことによって学費が免除されたり減額されるものです。
特待生制度というと、一部の成績優秀者のみが該当するイメージがありますが、説明会への参加によって一部の授業料が免除されるといったキャンペーンもあります。
予備校ごとに対象や条件、免除額などは異なりますので、よく調べて自分に合った予備校を選びましょう。

予備校の特待生制度

まず、はじめに特待生制度というのは、成績が優秀である人や難関大学への合格可能性がある人に対して、学費が低減されたり、免除されたりする仕組みです。
ここからは、それぞれの予備校の特待生制度について見ていきたいと思います。

大手予備校でよくある特待生制度とは?

大手予備校の特待生制度は、基本的に現役生または浪人生に対して設けられていることが多く、免除額に関しても入学金・授業料の1/2~1/4相当が免除されます。
また、免除条件としては、全国統一模試の成績が一定以上あることや各予備校の学習コースで優秀な成績を収めた場合等に限ります。
さらに、どの予備校も入塾前までに特待生制度の申請が必要であることが多く、事前に準備しておくことが必要になってくるでしょう。
大手予備校の中で、現役生に対する特待生制度を設けているのは駿台と東進のみです。
河合と代ゼミでは、浪人生を対象とした特待生制度のみを設けています。
また東進では、主に数学に特化した数学特待生制度というものが存在します。
中学時代の数学の成績が優秀である人が対象となっており、数学が得意であれば、この制度の利用を検討してみても良いかもしれません。
このように、大手予備校は特待生制度を設けていることが多いですが、四谷学院はスタート時点の学力を重要視しておらず、完全個別指導を行っている為、特待生制度が存在しておりません。
予備校ごとに特待生制度の特徴が違うため、ご自身のご状況に合った予備校を検討するのが良いでしょう。

医学部予備校でよくある特待生制度とは?

医学部予備校の特待制度は、成績優秀者など予備校が指定したある一定の条件をクリアした生徒に対して、入学金や授業料の免除や上位のコースへの入学などの優遇措置が取られる制度です。
医学部予備校の特待生制度で定められた条件でよく見られるものとしては、予備校指示の模試において規定以上の成績を修めることや、予備校の用意した試験に合格することなどが挙げられます。
医学部予備校における特待生制度の例をいくつか挙げると、メルリックス学院では完全オリジナルの入学試験の結果によって特待生が決定されます。
試験の成績に応じて2パターンある特待生のいずれかに選出されることになっています。
また、富士学院では国公立医学部と私立専願・国公立私立併願の2種類のコースがあり、それぞれに特待生制度を設けています。
前者においては入学試験の結果、後者においては入学試験の結果または前年度の一次試験の結果が選定基準となります。

特待生制度を受けられるような人とは?

多くの大手予備校や医学部予備校において特待生制度が採用されていることが分かりましたが、実際に特待生制度を受けられるような人とはいったいどのような人なのでしょうか。
以下では、特待生制度の対象者や定められた条件に加え、注意するべき項目についても解説していきたいと思います。

対象者

予備校が定めている特待生制度の対象者における条件にはいくつかありますが、分かりやすいものとしては現役生のみ、高卒生のみ、予備校から定められたクラスに在籍している人のみなど、所属による条件です。
また、模試などの成績が秀でていることや、出席状況や授業態度などが優れていることなど周りの模範となる生徒が対象者となります。
模試やコースなどが予備校側の定めるものでなければ対象にはならないため、事前にしっかりと確認しておきましょう。

求められる成績の条件

多くの場合、成績が優秀であることが特待生制度を利用できるための条件となりますが、具体的に求められる成績の条件はあるのでしょうか。
もちろん予備校によって定められた基準や条件はさまざまですが、ここでは一般的な成績基準について示したいと思います。
予備校独自の入学試験においては、75%以上の得点率であることや上位5人以内であることなどが挙げられます。
また、全国模試や公開模試においては、偏差値が70以上であることや志望校判定がA判定であることなどが挙げられます。
さらに、学校の成績においては、定期テストで決まって上位10%に入っていることなどが挙げられます。

免除・減額される金額の例

前項で述べた条件を満たし、特待生制度を利用できることになった場合、どのくらいの金額が免除または減額されるのでしょうか。
免除・減額の具体的な数値については、各予備校によって異なりますが、入学金無料または1/2免除や授業料1/4または1/2免除などが挙げられます。
また、1ヶ月または2ヶ月分の授業料が免除される予備校もあります。
さらに、授業料全額/半額/一部免除や授業料10%/20%/30%/50%免除など、成績に応じて複数の段階に分けて免除額が設定されている予備校もあるため、成績がトップレベルではなくても免除される可能性は大いにあります。

申請しなければならない期限

特待生制度に関して注意するべきポイントとして、申請期限があります。
定められている申請期限も予備校によって異なるので、公式サイトなどを事前にしっかりと確認しておくようにしましょう。
また、書類への必要事項の記入や電話予約、受験料の納付など行う手続きもさまざまであり、時間を要するものもあるので時間にゆとりをもって準備するようにしましょう。

よくある予備校の学費免除・減額制度・キャンペーン例

次に、よくある予備校の学費免除・減額制度・キャンペーン例についてご紹介します。

前年度在籍生徒は入会金や授業料が無料

予備校によっては高校1年生や2年生のときから予備校に1年以上続けて通塾している方や、前年度の受験で不合格となり浪人することになった方を対象に、前年度から在籍している生徒は次年度の入会金・授業料が無料になるという制度を設けています。
これは継続的な学習を促進する良い制度であり、生徒はスムーズに次のステップに進むことができ、予備校側も生徒を維持しやすくなると考えられます。

合格保証制度

予備校の中には、合格保証制度を設けており、これによって授業料が免除される場合があります。
合格保証制度とは、前年度から予備校に在籍していたにも関わらず、前年度の受験で惜しくも不合格となってしまった生徒に対して翌年度の授業料を無料にする制度です。
この合格保証制度の対象になるには複数の条件があるため、前もって確認しておきましょう。
予備校によっても内容や条件は違いますが、授業の出席率は十分であるか、指定した模試を受験しているか、などがあります。

予備校模試を受講した方は入会金や授業料が一部無料

予備校が実施している模試を受験した方は、授業料の一部が免除されるという制度もあります。
特待制度よりハードルが低く、模試の成績よりも模試を受験したこと自体が選考基準となっています。
こういった模試を通じた免除制度は、予備校側の模試の受験を促進し、模試の認知度と受験者数を増やしたいという目的であったり、生徒の学習意欲を高める効果があります。

説明会に参加した方は入会金や授業料が一部無料

多くの予備校では、入塾前に説明会を実施しています。
予備校によっては、この説明会に参加した方を対象に、授業料を一部減免するという制度を用意しており、予備校側が生徒の関心を引き、参加を促すという意図があります。
参加者側は経済的な負担が軽減されることはもちろん、予備校の雰囲気やカリキュラムを理解する機会にもなり、入会の決断をしやすくなるというメリットがあります。

受験で一次試験に合格した方は授業料が一部無料

一次試験合格者を対象に、学費の一部を免除する制度を設けている予備校もあります。
この制度は医学部予備校によくあり、前年度に医学部の一次試験にめでたく合格したものの、惜しくも面接や小論文などの二次試験で不合格となってしまった生徒に対して、授業料を半額免除しています。
なお、この制度を利用するための条件として、合格通知など合格を証明できる物が必要となるため大事に保管しておき、提出方法や提出時期などを必ず事前に確認しておきましょう。
予備校側としてはこの制度を設けることで、医学部に合格できる見込みの高い生徒を積極的に受け入れられるため、次年度の合格実績を作ることが期待できるというメリットがあります。

まとめ

この記事では予備校の費用が免除される特待生制度、よくある事例や対象者や免除額などについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
受験するにあたって予備校に通われる方が多いと思われますが、通うためには何かと費用がかかります。
そこで少しでも経済的負担を軽減したいという方は、今回ご紹介した特待生制度や各予備校に設けられている学費免除・減額制度・キャンペーンなどを積極的に活用していきましょう。

記事一覧はこちら