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安い医学部予備校とは?医学部予備校の選び方やメリット・デメリット・普通の予備校との比較を解説

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カテゴリ:料金・費用

医学部受験をする際、学力アップや受験に必要なテクニックを身につけるために予備校に通う学生は多いです。
しかし、医学部受験を専門とした予備校は、通常の予備校よりも費用がかかります。
そのため、少しでも費用が安い予備校を探す方もいるでしょう。

今回は、医学部予備校のメリット・デメリット、安い医学部予備校の特徴や基準、通常の予備校との違いを解説します。
医学部受験を目指して予備校を探している方は参考にしてください。

医学部予備校とは


はじめに、医学部予備校の特徴や一般的な予備校との違いを解説します。
医学部専門の予備校の種類についても解説するので、参考にしてください。

医学部受験を専門的に対策している予備校

医学部予備校とは、文字どおり医学部受験対策を専門としている予備校の総称です。
医学部は国公立・私立にかかわらずどの大学でも最難関の学部です。
それに合格することを最終目標とし、授業や生徒のサポートをおこないます。

また、講師陣も医学部受験に特化しており、確実に得点につながるポイントを絞りながら授業をおこなってくれます。
医学部の試験は同じ大学でも他の大学より難易度が高く、ただ漫然と勉強をしているだけでは対応できないケースも多いでしょう。
医学部予備校では、「ただ漫然と勉強しているだけでは、身につけられない技術やテクニック」を教えてくれます。

それに加えて、医学部予備校では常に最新の医学部受験情報を入手し、生徒達に伝えてくれます。
今年の問題傾向、試験の日程、去年の試験との変更点など、医学部予備校に通ってなければわからない情報も多いです。
勉強だけでなく、医学部受験の総合プロデュースをしてくれる場所といっていいでしょう。

一般の予備校との違い

一般の予備校でも医学部受験を対象としたコースはあります。
大手予備校の中には、「医学部特化コース」が設けられているところもあり、医学部予備校とどちらに通おうか迷っている方もいるでしょう。

一般の予備校も大手ほど優秀な講師を集め、医学部をはじめとする大学受験の情報収集に余念がありません。

しかし、一般の予備校は基本的に講師1人が大人数の学生を教えます。
一方、医学部予備校は生徒十数人に対して講師1名の少人数授業が主流です。
また、予備校によっては生徒1人1人の学力に合せたカリキュラムを組んでくれるところもあります。
つまり、医学部予備校のほうが受験対象を絞っている分、よりきめ細やかな指導が可能です。

医学部予備校のメリット・デメリット


では、医学部予備校に通うとどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
ここでは、医学部予備校の代表的なメリット・デメリットを紹介します。

メリット

医学部予備校の代表的なメリットは以下の3つです。

医学部受験に特化しており切磋琢磨できる

医学部予備校の最も大きなメリットは医学部受験に特化していることです。
一般的な予備校に通う学生の志望校はさまざまですが、医学部予備校は医学部志望者しかいません。
同じ目標を持つ学生同士、切磋琢磨できるでしょう。
また、模試などで成績上位になればそれが自信に繋がります。
医学部を志望する学生の多くが高校では成績上位者です。
成績上位者を集めたばかりの医学部予備校で成績上位になれば、医学部に合格できる可能性も高まるでしょう。
また、成績が振るわない学生も個々のレベルに合わせたカリキュラムを組んで丁寧に指導を受ければ、成績も上がりやすいです。

寮があり遠方からでも通える

医学部予備校は一般的な予備校に比べると数が少なく、東京や大阪など都市部に集中している傾向です。
その一方で寮を完備しているところも多いため、遠方からでも通学できます。
予備校によっては管理者がいて食事付きのところもあり、自習室なども完備しているところもあるため、親から見れば1人暮らしをさせるより安心です。
「医学部を目指しているが通学できるところに、レベルがあった予備校がない」といった学生には寮があるのは大きなメリットです。

医学部のデータや傾向がわかる

医学部予備校は、最新の医学部の受験情報や過去問題、合格するためのカリキュラムのノウハウなどがあります。
受験情報は大学からも発信されますが、医学部予備校に通っていれば、いち早く必要な情報を得られるでしょう。
また、志望校が決まれば、講師陣が試験の傾向に沿ったカリキュラムを準備してくれます。
早い段階から志望校に合わせた勉強ができていれば、合格する可能性がより高まるでしょう。

デメリット

医学部予備校の主な2つのデメリットは、以下のとおりです。

学費が高いところもある

医学部予備校の多くが、少人数で生徒1人1人にきめ細やかな指導をしてくれます。
そのため、どうしても学費が高くなりがちです。
医学部予備校の中には、1ヶ月分の学費が大手予備校の1年間にかかる学費とほぼ同じところもあります。
高校1年生~3年生まで通った場合、経済的な負担はそれなりのものになるでしょう。
寮に入った場合は、学費に加えて寮費も必要です。

医学部以外の対策は向いていない

医学部予備校は医学部に特化した予備校なので、それ以外の学部へ進学したい場合の勉強には適していません。
高校1年から通い始めた場合、途中で志望が変わる可能性もあるでしょう。
そのような場合は、退学して別の予備校に通わなければなりません。
しかし、医学部合格のために頑張った勉強は決して無駄にはなりません。
特に、理系の学部に進む場合は基礎学力が高まっているので、上位の国公立や私立大学を目指せるでしょう。

医学部予備校の費用


では、医学部予備校の費用は具体的にどのくらいかかるのでしょうか?
ここでは、大阪にある医進の会の学費を例に、医学部予備校にかかる費用について解説します。

医進の会の費用

医進の会は、大阪にある医学部予備校です。
高レベルな講師による1対1のきめ細かな指導が特徴の予備校です。
自習中は国公立大医学部のチューターによる質問対応・個別フォローを無料で受けられ、、毎年たくさんの医学部合格者を輩出しています。
医進の会の学費は、以下の表のとおりです。

入学金 110,000円
設備維持費 11,000円
1時間当りの授業料 9,900円

なお、授業は1時限2時間でおこなうので、1コマにつき19,800円です。
授業は全て1対1でおこない、生徒1人1人に合せたカリキュラムや参考書を用意します。
授業のカリキュラムを組んだり、チューターなどが自習をサポートする費用などはすべて授業料に含まれています。

他の医学部予備校と比較すると

医進の会以外にも、医学部予備校はたくさんあります。
同じ大阪にある医学部予備校は、1時間あたりの授業料が4,000円台のところもあります。
しかし、これは少人数授業の料金であり、1対1の場合は9,900円/時間と医進の会と同額です。
しかも、1時間が3.5時間と長時間なので、1コマ当りの授業料は医進の会よりも高くなります。
このように、医学部予備校の授業料は1時間あたりで記載されるケースが多いので、以下を確かめたうえで比較しましょう。

授業のやり方:1対1か、少人数の集団指導か
授業の時間:時間数×1時間当りの授業料で1コマあたりの授業料を算出
別途必用な費用:テスト料金や自習室の使用料などは必要か
医進の会では、チューターが生徒におこなうサポート料金などは全て無料です。

一般予備校の医学部コースと医学部予備校を比較すると

一般予備校の医学部コースは、医学部予備校の費用と比較すると割安に見えます。
大手予備校の医学部コースは、1年間で約100万~120万円前後が相場です。
しかし、一般予備校の医学部コースは同一の参考書やカリキュラムを利用した集団授業です。
カリキュラムや参考書が生徒の学力やペースに合っていればいいのですが、合わなかった場合はただ授業を受けているだけで時間が過ぎてしまい、学力が身に付かなかったといったケースもあります。
また、夏期講習や冬期講習などは別料金です。
1対1や少人数の始動は別途学費が余分にかかるケースもあるでしょう。
したがって、医学部予備校に近い環境で授業を受けたい場合は、結局費用が同じくらいかかります。
それならば、1人1人に合せた参考書を使い、カリキュラムを組んでもらえるぶん、医学部予備校のほうが効果的です。

医学部予備校の費用を抑えるには


医学部合格に必要な力が身に付きやすいといっても、医学部予備校の学費は高額です。

ここでは、経済的に余裕がないけれど予備校に通いたい方向けに、医学部予備校の学費を抑える方法を解説します。

特待生制度を使う

医学部予備校の中には、一定の成績を修めると学費が割引になったり無料になったりします。
成績が落ちると学費がかかりますが、一定の成績を修め続ければ医学部合格するまで授業料がかかりません。
特待生になる条件は医学部予備校によって異なります。
特待生になりたい場合は、まず特待生制度を実施している医学部予備校を探し、条件を確認しましょう。
成績優秀な学生ならば、通常の予備校に行くより費用をかけずに予備校に通える可能性があります。

授業の取得数を抑える

医学部予備校の多くが、1コマから授業を受けられます。
経済的な余裕がない場合は、授業の取得数を抑えましょう。
医進会の場合は1コマ19,800円ですから、月2コマならば約4万円、月3コマなら約6万円で通えます。
医学部の受験科目は英語と数学、理科2科目が基本で、国立大学を目指す場合はこれに加えて国語や歴史、地理、公民から1科目を選択しなければなりません。
この中で、独学では学力向上が難しい科目のみ医学部予備校で授業を受ければ、軽税的な負担がかるくなるでしょう。
医学予備校によっては、予備校の学力テストや高校の定期テストの結果をもとに、授業を受けたほうがよい科目、独学でも大丈夫な科目の指標を出してくれます。
アドバイスを参考に授業を取捨選択しましょう。

奨学金を利用する

予備校生でも奨学金を利用できます。
「何浪まで」と制限がある奨学金もありますので、確認のうえ利用しましょう。
奨学金には貸与型と給付型があり、給付型のほうが条件が厳しいですが、返す必要がないので気が楽です。
また、たとえ貸与型であっても医師になれば平均より高い収入が見込めます。
100万円以上の奨学金を借りたとしても、10年以内に返せる可能性も高いです。
将来への投資だと考えて、奨学金の利用を前向きに考えましょう。

医学部受験で必要な費用とは?


ここでは、医学部受験にどのくらいの費用がかかるのか具体的にご紹介します。
大学の受験料は有料ですので、受けた分だけ費用がかかります。
トータルでいくらくらいかかるかわかれば、費用の計画も立てやすいでしょう。

塾代・予備校代

医学部は、大学の全ての学部の中でトップクラスの難易度です。
高校の授業と独学で合格する優秀な学生もいますが、それは例外中の例外と考えていいでしょう。
多くの学生が、塾や予備校に通って学力を高めます。
ですから、塾代や予備校代は必須と考えましょう。
前述したように、一般的な予備校の場合は1年で100万~120万円前後の費用がかかります。
医学部予備校の場合は、1年で400万円前後が相場です。
年間の学費に通学年数をかければ、必要な学費が算出できます。
3年間一般の予備校に通った場合は、300万~350万円前後、医学部予備校に通った場合は1,200万円前後が相場です。
学費を抑えたい場合は、3年生になったら通う、授業を受ける時間を少なくするなど工夫しましょう。
なお、高校を卒業してから改めて予備校に通う場合は、高校生より入学金などが高い傾向です。

模試代

模試は自分の学力が全国レベルでどのくらいなのか、志望大学に合格できる確率がどのくらいなのか測る指標になります。
模試代は予備校や受ける模試によって若干の違いがありますが、1回6,000~1万円前後が相場です。
模試の回数は受験が近づくにつれて増えていき、高校3年生になると1ヶ月に1度以上受けるケースもあります。
1年に12回模試を受けた場合、7万2,000~12万円前後となります。
模試は、1回1回お金を払って受けるのが一般的なので、費用を抑えたい場合は受ける模試を厳選しましょう

受験料

医学部を受験する場合、個々の大学の試験以外に共通一次試験を受けるケースが多いです。
共通一次試験の受験料は以下のとおりです。

3教科以上:18,000円
2教科まで:12,000円

医学部の場合は3教科以上の受験が必要なので、18,000円が必要です。
個々の大学の受験費用は以下のとおりです。

国立大学:17,000円
私立大学:57,000~60,000円

国立大学の受験料は全国統一です。
私立大学は個々の大学によって差がありますが、おおよそ6万円前後が相場となっています。
複数の大学を受験する場合は、1回の受験料×受ける大学の数だけ費用がかかります。

宿泊料

遠方の大学を受験する場合、前日からの宿泊が必要です。
ホテル代は1泊数千円~1万円前後が相場となっています。
受験前日は、体調を整えるためにしっかりと休める環境が必要です。
値段だけを優先して、ドミトリーやカプセルホテルなどの利用は控えましょう。
毎年受験シーズンになると、JTBや阪急旅行社など大手旅行社では受験生向けの宿プランを販売しています。
プランを利用すると、ホテル側が静かな部屋を用意してくれたりスタンドなどを貸してくれたりするサービスもあるので、おすすめです。

交通費

交通費は受ける大学の場所や数によって異なります。
遠方の大学を多く受験するほど交通費はかかります。
遠方への交通手段は電車・バス・飛行機など複数ありますが、費用を抑えたい場合は、飛行機の早割プランなどを利用しましょう。
高速バスは安価ですが、渋滞などにまきこまれると時間がかかります。
また、夜行バスで受験場所に行ってそのまま試験を受けるのは、寝不足などの心配があるのでおすすめできません。
電車も、思わぬ事故で遅延になるケースがあるため、時間に余裕を持ってでかけましょう。

寮費

遠方の予備校に通う場合、寮費も必要です。
寮費は予備校によって異なりますが、医進の会の場合は朝・夜の食事がついて契約料が1年間19万円、年間管理費26万6,000円です。
寮費は予備校によって異なるので、確認したうえで契約しましょう。

その他

その他にかかる費用として、予備校に通う交通費、テキスト代、文房具代などが必要です。
また、オープンキャンパスなどに参加する場合は、その費用もかかります。
1人1人にかかる費用は異なるので、少し多めに見ておくと何かと安心です。

要注意!医学部予備校の選び方


最後に、医学部予備校の選び方を紹介します。
授業料が安い医学予備校は一見すると魅力的ですが、隠れたデメリットがある場合もあります。
ご紹介するポイントを参考に、予備校を選びましょう。

提示された費用で済むのか要注意

予備校には高校と同じく夏や冬には長期休暇があります。
その間に夏期講習、冬期講習が実施されますが、基本的にその費用は年間の学費に含まれません。
費用の安さをアピールポイントにしている予備校の中には、必要最低限の学費しか提示されていないケースもあるので、入学金や施設使用料なども含めてトータルでいくらかかるかしっかりと確認してください。
トータルで確認した結果、一般的に「費用が高い」と言われている予備校の方がお得だったといったケースもあります。

学費だけで決めない

学費が安くても、医学部への合格実績が低い予備校では通う価値はありません。
1年浪人すれば、数百万の費用が余計にかかります。
優秀な講師を集め、学生1人1人に合せた最適なカリキュラムを組には、どうしても一定の費用は必要です。
授業料が安い医学予備校に比べて100万円余計な費用がかかっても、受験に合格すればそれ以上の費用はかかりません。
予備校を選ぶ場合は、学費だけに目を向けずに進学実績や合格率、口コミなども参考にしてください。
志望校により多くの生徒を合格させている予備校もおすすめです。
可能ならば、時間をかけて医学部予備校を選びましょう。

体験授業を受ける

評判の良い予備校でも、自分に合っているとは限りません。
どのような授業カリキュラムや講師が自分に適しているか確認するには、体験授業を受けてみましょう。
体験授業は、無料、もしくは格安で予備校の授業が受けられる制度です。
可能ならば複数の医学予備校の体験授業を受け、どの予備校が自分に合っているかどうか比較して見ましょう。
そうすれば、安心して入学できます。

まとめ


経済的な余裕が乏しい場合、少しでも費用が安い医学部予備校に通いたくなります。
しかし、安い医学部予備校は質が悪いケースもあります。
また、一般的な予備校の場合は、きめ細かい指導がやや苦手です。
そして、多少費用がかかっても現役で合格したほうが受験にかかる費用全般が節約できます。
予備校の受験料だけでなく、トータル費用を考えて予備校を選びましょう。
医進会は1対1の授業を生徒個人の学力レベルに合わせて独自のカリキュラムを組んで行います。
きめ細かい指導で学力アップを図り、高い進学実績をほこります。
医学予備校選びに悩んでいる方は、当校の資料をまずは取り寄せてみてください。

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