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医学部は楽しいの?勉強漬け?課外活動や留学など楽しいことがたくさんある活動ついて解説

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カテゴリ:基礎知識

医学部を目指している方の中には、医学部の生活はカリキュラムが厳しく、キャンパスライフを楽しめないのではないかと思っている方もいるのではないでしょうか。
本記事では医学部が楽しいのか、それとも勉強漬けなのかについて解説しています。
記事内では医学部の課外活動や留学など楽しい面についても解説しています。
それぞれの学年における勉強内容もまとめているため、気になる方は是非参考にしてください。

医学部は楽しいの?学年別の勉強内容とは?

実際に医学部は楽しいのでしょうか、また、学年別の勉強内容はどのようになっているのでしょうか。詳しく解説していきます。

大学1年は教養科目を中心に学習

1年次は教養科目を中心に学習します。教養科目は、数学や物理、外国語、生命科学、一般教養等です。大学全体で教養科目のカリキュラムが定められている場合は、他学部の生徒と一緒に授業を受けることになります。医学部生は取得しなければいけない単位数が多いため、時間割は詰まっていますが、アルバイトやサークル活動の時間はじゅうぶんに取れるでしょう。教養科目は一般的に難易度が高くないため、普通に授業に出て試験を受ければ、単位を取ることは難しくないでしょう。医学部は忙しいと言われていますが、1年次では他学部と同じような大学生活を送ることができるでしょう。

大学2年は専門的な学習を行う

2年次からは、専門学習が始まります。人体のメカニズムなど医学の基礎的な知識を座学で学びます。また大学によっては、2年次から外科実習があります。人体解剖実習では本物のご遺体を相手に実習し、医師として必要な知識を学びます。医学部の2年次は実習や学習で非常に忙しく、不規則な毎日となるでしょう。遊びやアルバイトをする時間はないかもしれません。また、一般的に基礎医学の試験はかなり厳しいため、少しでも点数が足りないと追試験になってしまいます。追試験で合格しないと留年となってしまいますので、じゅうぶんに勉強して知識を吸収し定着させる必要があります。

大学3年と4年はより本格的な授業を実施

2年次で学習した基礎的な知識を基に、3年次・4年次ではより本格的な医療を学習していきます。発症する原因の特定および効果的な治療法等を学び、その知識が臨床現場でどのように活かせるのかといった応用性に富んだ授業となります。
このような専門性高い授業は、楽しいと感じる生徒は多く、充実した毎日を過ごすことになります。
座学中心の授業で試験も控えていますが、2年次ほど実習終了が遅くなることはほとんどなく、勉学以外のクラブ活動やアルバイトなどのために時間をあてることも可能となるでしょう。
授業およびプライベートでも非常に充実した日々を過ごした後、CBT(Computer Based Testing)という基礎医学・臨床医学のテスト、OSCE(Objective Structured Clinical Examination)といった試験が待ち受けています。この試験に合格できなければ臨床実習に進むことができません。そのため、試験勉強に打ち込む期間となるでしょう。

大学5年と6年は実習を行う

5年次からは臨床実習が始まります。実際に病院で患者様と接しながら、指導医の元で診察の基本を学びます。医学部によって臨床実習の内容は異なり、一通り診療科を巡回する場合や、診療科を特定して集中して行う場合もあります。いずれにしても患者の検査結果や画像を見て実践的な課題をこなさないといけないということもあり勉強量は多く、また一般患者の診療に参加する場合もあるため予習復習は欠かさず行う必要があります。
医学生として医療の現場で学べる楽しい時期ではありますが、勉強量も多く早朝や夜の診療カンファレンスなどの参加もあり、学習以外の時間が取りにくい時期になります。
クラブ活動やアルバイトに取り組む学生はほとんどいなくなります。

医学部生は課外活動が楽しい!

医学部では、授業でも専門的なことを学ぶため楽しさも大いにありますが、課外活動はキャンパスライフとして人気です。クラブ活動では、一般的にあるスポーツ系だけでなく、地域性を活かしたものもあります。例に出すと、雪が降る地域ではスキーやスノーボードの部活があります。こういった勉強以外の課外活動では、先輩・後輩などの縦の繋がりを得ることができます。また、同期とも仲が深まるため、勉強の相談などもしやすい環境になるでしょう。これらの繋がりは、卒業後医師になってからも役立ちます。他にもインターンシップなどがあります。インターンシップは学生が企業で実務を経験することです。メリットとして、社会人と同じ立場になって物事を考えることができることや自分の将来についても役立てたり、就職活動でも優位に働くことがあります。そのため、学ぶことばかりでなく将来医師になって働く上で大切なことを学び、楽しんで学生生活を送れます。よって、授業だけでなく課外活動でも医学部生としての楽しみは多くあります。

留学経験をすることも可能

医学部でも留学することが可能です。留学することで英語が身に付きますし、授業は基本的には英語で進行されます。海外の医学部は特に様々な国の方がいらっしゃいます。英語学習をするには最適の環境で、充実した留学生活になると思います。また、英語は日本でも必要な科目ですのでグローバル化が進み、これからますます必要になってくるため留学経験は活かされます。

医学部の内部進学と外部進学の違和感は?

次に医学部の内部進学と外部進学の間に違和感はあるのかについて解説していきたいと思います。

内部進学

医学部の中には内部進学がある場合もあります。内部進学とは、大学の系列の生徒が受験なしでそのまま大学へ上がることです。学業の成績状況や生活態度によって基準が設けられ合否が出ます。そのため、一定の水準を定期テストで越す必要があるのですが、そのためには高校1年生から真剣に取り組む必要があります。生活態度では出席状況などが関わってきます。また、プラスなのは、部活や課外活動です。

外部進学

外部進学とは、内部進学の逆で受験を受け、合格した者だけが大学に上がることができるという事です。大学受験の入試方式で指定された試験を受験(または選択)してその得点で合格者が決まります。内部進学と違い、普段の生活というよりは一回の入試に比重がかかっている場合が多いです。

それぞれの違い

内部進学のメリットとしては、高校からの友人がそのままいるということや早期に進学先が決まることです。これによって高校生活を満喫することができ、新たな環境であっても馴染みやすくなるでしょう。デメリットとしては、怠けてしまう一面もあるかもしれません。内部進学では成績などが必要なため、勉強は必須ですが、自分自身怠けないように、鼓舞する必要があります。また、医学部の内部進学はライバルが多く数十倍の倍率となる場合もあります。次に外部進学のメリットは新しい環境で新しい友達と切磋琢磨できるということです。同じ志を持った友達に出会うことは大切で将来にも活きるでしょう。しかしデメリットとしては、医学部入試が非常に難関であることです。また、内部生に比べると大学の雰囲気がわかりづらく、ギャップを感じることもあるでしょう。結果的に、内部進学と外部進学では入学当初は違和感があるかもしれませんが次第になくなっていきます。これは勉強やクラブ活動をすることで話す機会が増え、関係が構築できる為です。

まとめ

この記事では、医学部の楽しさの理由について解説しました。医学部は一般的に難関で大学のカリキュラムも難しく、不安に思うことがあるかもしれません。しかし、医学部の授業は専門的に学べるため十分それだけで面白さを感じている人もいます。それだけでなく課外活動の部活動などに勉強と両立させ、学生生活を充実させている人も多い印象です。そうすることで新しい人との出会いとなり、将来医師としても役立つはずです。医進の会では、医学部に関するコラムを多数掲載しています。医学部での勉強に励むためのモチベーションをみつけることが出来るかもしれません。気になられた方は他の記事も是非ご覧ください。

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