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医学部再受験は働きながらでも合格可能?勉強のポイントや社会人の合格法について解説

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カテゴリ:社会人・編入

社会人として働きながら、医学部の再受験を考えている方もいるのではないでしょうか。
しかし、働きながら受験勉強、そして医学部に合格できるのかと不安を抱えている方も多いと思います。
本記事では医学部の再受験は働きながらでも可能なのかについて解説しています。
記事内では医学部の再受験を成功させるポイントや学士編入についても解説しているため、医学部受験を考えている方は是非参考にしてみてください。

大学受験に年齢制限はあるのか?

まずは、大学受験に年齢制限はあるのかについて詳しく解説していきます。

年齢制限はない

結論から言いますと、学部に関係なく大学受験に年齢制限はありません。
しかし、一部の医学部では年齢を理由に医学部に入れなかったなどの例もありますので、年齢によっては合格しにくい大学があるということも理解しておきましょう。
再受験生の年齢で一番多いのは22歳から25歳ですが、30歳を超えてから合格している方も中にはいます。
社会人として働きながら医学部受験に挑戦する場合、多くの方が20代後半以上だと思われますが、再受験生や年齢に対する寛容度が高い大学もありますので、それほど心配する必要はないといえるでしょう。

医学部受験に合格して医師になるまでの時間

医学部受験に合格したとしても、一人前の医師になるまでにはかなりの時間を要します。
医学部に入学後は、医学について6年間学び、卒業した後は研修医として2年間を過ごすことになります。
そのため、一人前の医師になるには最低でも8年はかかると考えておきましょう。
研修期間が終わった後は勤務医として実際に働くことができますが、さらに3年間の臨床研修を受け、専門分野を学ぶ方も多くいます。
それも加味すると、医学部受験に合格してから医師になるまで11年以上の時間が必要になる場合もあるといえるでしょう。

医学部の再受験を成功させるポイント

次に、働きながら医学部の再受験を成功させるポイントについて説明していきたいと思います。

学習環境を整える

社会人として働きながら医学部を再受験をする場合、一日に勉強できる時間は限られてきます。
したがって、毎日の勉強時間をどのようにして確保するかが、合否に大きく影響してくるといえるでしょう。
一日は24時間であり、短く感じる人もいるでしょう。
しかし、スキマ時間というものは一日の時間の中で思ったより多く存在しています。
例えば、歯磨きをしている時間やお風呂の湯船につかっている時間、そして電子レンジのあたためを待っている時間などが挙げられます。
たかが5分されど5分です。
勤務時間の前後や移動時間、休憩時間などスキマ時間に勉強する習慣を身につけ、勉強時間を少しでも多くとれるよう工夫していきましょう。

学習計画を立てる

また、働きながら医学部を再受験するには、学習内容を計画的にたてるということが重要であるといえます。
仕事と受験勉強の両立ですから、いい加減な学習計画では頓挫してしまいます。
ではどのような方法が良いのでしょうか。
ここで推奨するのは、最初に受ける大学を決め、偏差値や過去問の出題傾向を見て、それに合わせて学力が上がるよう過去問を中心に学習を進めていくという方法です。
志望校が決まった状態で学習計画を立てていけば、勉強内容がより明確となり、学習計画も立てやすくなります。

家族や周りの人の協力を得る

さらに、仕事をしながら再受験をするということは、家族の理解が重要になってきます。
なぜなら、再受験が長期的であるがゆえに、家族にもいろいろ不便をかけたり、家族サービスが出来なかったりするからです。
したがって、子育てや家事の分担を変更したりして、支え合っていくことが大事になってきます。

金銭的な準備をしておく

そして、働きながら再受験するという事は、毎月給与が振り込まれるため、家族に金銭的な負担はなく、現役生や浪人生に比べると金銭面で有利であるといえます。
しかし、医学部は実習や資格試験、また遠方の医学部に進学の場合は単身赴任するなど、様々な費用がかかることが予想されるため、きちんと見積もっておく必要があります。

医学部再受験のメリット

ここからは、医学部を再受験する場合の主なメリットを2つご紹介します。

選択肢が増える

まず1つ目は、選択肢が増えるということです。
医学部受験は難易度が高く、何年も合格できないことも少なくありません。
何年も浪人を続けることは、さまざまな面において現実的ではないため、どこかで諦めなければならないタイミングがでてきます。
しかし、働いていることによって、そのような局面においても進路変更ができるなど、複数の選択肢を持ちながら受験勉強に臨むことが可能になります。

医学部受験に失敗しても働ける

働きながら医学部受験をするメリットは、万が一受験に失敗してしまっても職を失わないという事です。
もうすでに働いているので、医学部に進学することができなくても、今の仕事を続けることができます。
養っていかないといけない家族がいたり、金銭的に余裕がない方にとっては、職を失わないでいれることは安心材料になります。
また、医学部の学費は他の学部に比べると高額になり、医学部を目指す上でかなりの費用がかかってきます。
働きながら医学部を目指すことは、受験費用を自分自身で捻出することができ、金銭的な面で少しの余裕ができます。

学士編入でも受験可能

医学部の学士編入制度とは、一度大学を卒業した方を対象に医学部への編入を許可するための入試の制度です。
共通テストや私立大学医学部における一般選抜との大きな違いは、科目数が少ないことが特徴です。
共通テストに比べて、勉強する科目数を絞ることができるため、再受験をする際、働きながらでも勉強の負担を減らすことができます。
また、社会人経験者であれば、働きながら培ってきたコミュニケーションスキルなどを、医学部入学後の実習にも生かすことができ、文系出身者でも受験しやすい入試制度が編入試験の特徴です。
それに加え、近年は多様な人材の受け入れを促進する傾向が広まりつつあるので、十分な勝算があります。
ただし、医学部の学士編入の試験は募集定員が極めて少なく、他の人と差別化することが、ポイントです。
状況が許すのであれば、予備校の利用などを検討してみるのも有効な一手となり得ます。

まとめ

この記事では、社会人として働きながら医学部受験はできるのかについて解説しました。
大学入試では年齢制限がないため、社会人の方でも医学部を受験することは可能です。
しかし、医師になるにはかなりの時間を要する必要があり、医学部に合格後は、医学部で6年間学んだあと、研修医として2年従事するため、一人前の医師になるためには最低でも8年かかります。
医学部再受験を成功させるためには、学習環境や金銭面、家族の協力などがポイントとなります。
社会人から医学部を目指すメリットは、失敗しても働くことができること、学士編入で受験ができることです。
医学部合格は難関とされています。
医学部を目指されるかたは、医学部受験に特化した予備校を利用するのはいかがでしょうか。
医学部進学予備校医進の会では、医学部受験に関する記事をほかにも多数掲載しています。
医学部受験にご興味がある方は医進の会までお気軽にお問い合わせ下さい。

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