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医学部の地域枠とは?メリットやデメリット、設けている国立大学一覧も

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カテゴリ:入試

医学部進学を考える多くの人は、高い学費や入学難易度がネックになっています。
また、医学部に進学すると勉強量や実習などが大変であるため、勉強に専念できる環境を整えたいと考える方も多いでしょう。
そのような人がよく検討するのが、医学部の地域枠です。
本記事では、医学部の地域枠について詳しく解説します。
医学部進学において地域枠を利用することのメリットやデメリットを理解し、将来の進路や人生設計を慎重に考える参考にしてください。

この記事を読むとわかること
  1. 医学部の地域枠とは?
  2. 地域枠のメリット・デメリット
  3. 地域枠を設けている大学

今回の記事を動画で解説しています!

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医学部の地域枠とは?

地域枠とは
医学部の地域枠とは、特定の地域で医師不足を解消するために設けられた制度です。
地域枠では、奨学金の貸与や勤務要件が設定されることが多く、卒業後一定期間、地域医療に従事することが条件となるのが通常です。
地域枠の仕組みは、大学や自治体によって異なりますが、一般的には、地域枠では奨学金の貸与や勤務要件が設定されています。
ここからは、医学部の地域枠について下記の3つに分けて詳しく解説します。

  1. 地域枠の種類について
  2. 自宅で勉強でき、時間の都合もつけやすい
  3. 安易に決断しないよう注意

地域枠の種類について

地域枠の種類 特徴
奨学金を受ける地域枠 奨学金が支給され、卒業後に一定の義務を果たす必要があるもの。
選抜方法は別枠または入学後の選抜が行われる。
奨学金のない地域枠 別枠で選抜され、卒業後に一定の義務を果たす必要があるもの。
奨学金や義務の履行のない地域枠 別枠で選抜され、卒業後の義務や奨学金の条件はないもの。
地域枠の実施主体 大学や自治体など、異なる主体が地域枠を実施する場合がある。
目的や実施内容の異なる地域枠 創設の目的や実施内容が異なり、様々なバリエーションが存在する。
勤務先の指定や自由な選択 卒業後の勤務先が具体的に指定される地域枠と、地域内での選択が自由な地域枠がある。

地域枠の選抜方法は、大学や自治体によって異なります
一般的には、学力試験の点数や面接、小論文などの試験の成績を総合的に評価して選抜が行われます。
また、地域枠によっては、出身地や志望する地域での勤務経験などの条件が課される場合もあるでしょう。

地域枠実施大学の現状と探し方

昨今、地域医療の担い手を育成するための制度として注目されているのが地域枠です。
地域枠を設定している大学は、79大学中71大学(約90%)に上り、ほぼすべての医学部で導入されています。
地域枠入学者の割合は2005年の0.8%から2016年には17.5%へと大きく拡大し、現在では入学者のおよそ6人に1人以上が地域枠を利用している状況です。
さらに、臨床研修を修了した地域枠医師数も年々増加しており、2016年の403人から2018年には2,293人、2024年には9,676人に達する見込みとされ、地域医療の医師不足解消に大きく貢献しています。
地域枠は、地域出身者を対象とした選抜や奨学金制度と連動していることが多く、卒業後に一定期間、指定地域で医療に従事する義務が課されるのが一般的です。
ただし、募集人数や出願条件、義務年限などは大学や自治体ごとに異なり、年度によって変更されることもあります。
そのため、自身の希望に合った地域枠を見つけるには、各大学の最新の募集要項を必ず確認することが重要です。
入試要項の「地域枠」欄で出願資格や奨学金条件を整理し、あわせて都道府県の医師修学資金制度や説明会情報も確認すると理解が深まります。
こうした情報を比較しながら検討することで、志望校選びと将来の地域医療への貢献を両立させる進路選択が可能になります。

容易に決断しないよう注意

地域枠は、地域の医療事情や課題について学ぶ機会を与えてくれるため、将来地域医療に貢献したいと考えている学生にとって有益な制度であると言えます。
しかし、地域枠を利用する際には、いくつか注意点があります。
まず、地域枠には、卒業後に一定期間、特定の地域で勤務する義務が課されることがほとんどです。
この義務を果たさない場合は、奨学金の返済が求められることもあります。
また、地域枠は、一般入試よりも合格率が高い傾向にありますが、入学後に厳しい勉強や研修が待っていることもあります。
地域枠を利用するかどうかは、将来の進路や人生設計を十分に検討した上で、慎重に決める必要があるでしょう。

地域枠の偏差値と入試難易度

地域枠入試の偏差値は、一般枠と同等か、わずかに1〜3程度低くなる傾向にあります。しかし、近年は志願者の増加により、国公立・私立ともに一般枠と遜色ない難易度まで上昇しており、「地域枠だから容易に合格できる」という状況ではありません。
選抜基準においては、学力試験に加えて「地域医療への貢献意欲」や「地元出身者であること」が重視される点が特徴です。特に面接や小論文の配点比率が高く設定されている場合が多く、学力レベルが合格ラインに達していても、適性や定着性が低いと判断されれば不合格となる厳しさがあります。
受験生は、模試の判定や過去問の得点率を一般枠の基準と照らし合わせつつ、数点のボーダーラインの差を補う戦略として検討すべきです。ただし、募集人数の少なさから倍率が乱高下し、結果的に一般枠より高倍率・高得点争いになるリスクも考慮した上で、慎重に判断する必要があります。

地域枠のメリット/デメリット

メリット/デメリット
地域枠を利用するかどうかは、将来の進路や人生設計を十分に検討した上で、慎重に決める必要があります。
ここからは、地域枠のメリット・デメリットに関してそれぞれ解説いたします。

地域枠のメリット

地域枠のメリットは、学費を抑えられる点、勉強の質が保証される点、入学するのに有利な点、医師国家試験の合格率が高い点の4つです。

  1. 学費を抑えられる
  2. 勉強の質が保証される
  3. 入学するのに有利
  4. 医師国家試験の合格率が高い

学費を抑えられる

地域枠で入学すると、学費が一般入試受験生よりも安くなることがほとんどです。
学費が安くなる理由は、医学部地域枠の目的が、医師不足の地域に医師を派遣することだからです。
地域枠で入学した学生は、卒業後、指定された地域の病院で一定期間勤務することが義務付けられています。
そのため、医学部は地域枠で入学した学生の学費を負担することで、将来的にその地域に医師を派遣するコストを削減しているのです。
また、学費が安くなるだけでなく、奨学金が受けられる場合もあります。
そのため、経済的な理由で医学部進学を諦めていた受験生にとって、地域枠は希望の道となります。

入学後の勉強の質が保証

地域枠のメリットには、入学後の勉強の質が保証されていることも含まれています。
地域枠で入学した学生は、卒業後、指定された地域の病院で一定期間勤務することが義務付けられています。
そのため、医学部は地域枠で入学した学生の勉強をサポートすることに力を入れているのが通常です。
具体的には、地域枠で入学した学生には、以下のサポートが提供されます。

  • 学習支援
  • メンタルサポート
  • 就職支援

学習支援では、地域枠で入学した学生に、専任の講師による個別指導や、少人数制の授業が提供されます。
これにより、入学後の勉強に集中し、卒業後に医師として活躍できるのです。

入学するのに有利

地域枠のメリットは、一般入試よりも入学しやすいことも挙げられます。
これは、地域枠では一般入試とは異なる選抜基準が適用されるためです。
例えば、出身地や居住地での地域活動実績や、将来その地域で医師として勤務する意思が重視されます。
地域枠の入学難易度は、大学や地域によって異なります。
地域枠で医学部に進学したい場合は、早めに情報収集と準備を開始することが大切です。

医師国家試験の合格率が高い

地域枠の学生の医師国家試験の合格率は、全国平均よりも高いという調査結果があります。
全国医学部長病院長会議が行った調査によると、地域枠の学生の医師国家試験の合格率は全国平均よりも最大4ポイント高いという結果が出ています。
これは、地域枠の学生が地元出身であるため、地域の医療事情に詳しく、医師国家試験に必要な知識や技術を身につけやすいことが理由と考えられます。
また、ここまで触れてきたメリットがあるため、学業に専念できる環境にあることも、合格率の高さにつながっているのでしょう。

地域枠のデメリット

地域枠のデメリットは、卒業後の就職先に制限がある点、奨学金の一括返済がある点、長い間の人生設計が決められてしまう点の3つです。

  1. 卒業後の就職先に制限がある
  2. 奨学金の一括返済がある
  3. 長い間の人生設計が決められてしまう

卒業後の就職先に制限がある

この制度では、都道府県が定めた条件を満たした学生に対して、医学部への入学が優先的に認められます。
ただし、地域枠で入学した学生は、卒業後、一定期間、その都道府県の医療機関で勤務することが義務付けられています。
地域枠の就職先は、公立病院や診療所が中心です。
民間病院に就職することも可能ですが、その場合は、地域枠の条件を満たす必要があります。

奨学金の一括返済がある

地域枠に合格すると、授業料や生活費の一部が免除されますが、卒業後一定期間、その都道府県の医療機関で勤務することが義務付けられています。
もし、この条件を満たさない場合は、奨学金を一括返済しなければなりません。
地域枠の奨学金を利用するかどうかは、メリットとデメリットをよく考えて、自分の将来の計画に合うかを判断する必要があります。

長い間、人生設計が決められてしまう

医学部の地域枠は長い間、人生設計が決められてしまう、という問題もあります。
この問題は、医学部の地域枠が学生の出身地によって決められていることに起因しています。
よって、学生は、自分の希望する地域で医師として働けず、人生設計が制約されてしまうのがデメリットです。
地域枠によって地方の医療を支えられる一方で、こうしたデメリットがあることも踏まえて、志望校を選択する必要があるでしょう。

地域枠の義務違反と離脱について

地域枠の義務を履行できず離脱する場合、まず経済的な制裁として、貸与された奨学金全額に年利10%前後の高い利息を加算した一括返済が求められます。自治体によっては数百万円規模の違約金を課すケースもあり、総支払額が数千万円に達する大きな経済的リスクを伴います。
さらに深刻なのが医師としてのキャリアへの影響です。厚生労働省や日本専門医機構の現行ルールでは、都道府県の同意がないまま離脱した医師に対し、専門医研修(専攻医)への登録を認めないという強力な制限を課しています。これにより、離脱者は希望する専門医資格の取得が極めて困難になります。また、離脱者を採用した医療機関が行政から補助金の削減などの不利益を被る仕組みも運用されており、実質的に就職先が制限される社会的孤立のリスクも孕んでいます。
離脱の手続きにおいて、自己都合による申請は原則として認められず、免除の対象は本人の死亡や重度の心身故障など不可抗力な事態に限定されるのが通例です。過去の離脱事例では、法的紛争に発展し多額の賠償を命じられたり、数年間のキャリア停滞を余儀なくされたりするケースが報告されています。このように、地域枠からの離脱は法的・経済的・職業的なすべての側面で極めて厳しい代償を伴うため、契約時の条件を慎重に吟味することが不可欠です。

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地域枠を設けている大学

地域枠を設けている大学
以下に地域枠を設けている大学の一覧を国公立大学・私立大学それぞれまとめています。
地域枠を設けている大学に進学したい方や、自分が進学したい学校が地域枠に含まれているか知りたい方は是非参考にしてください。

私立大学の地域枠

私立大学の地域枠は以下のとおりです。

大学名 地域枠の種別 人数
東北医科薬科大学 修学資金枠A 35名
東北医科薬科大学 修学資金枠B 20名
獨協医科大学 栃木県地域枠 5名
獨協医科大学 地域特別枠 10名
埼玉医科大学 学校推薦型選抜 2名
杏林大学 新潟県地域枠 4名
杏林大学 東京都地域枠 10名
順天堂大学 東京都地域枠 10名
順天堂大学 新潟県地域枠 1名
順天堂大学 千葉県地域枠 5名
順天堂大学 埼玉県地域枠 10名
順天堂大学 静岡県地域枠 5名
順天堂大学 茨城県地域枠 2名
順天堂大学 研究医特別 2名
昭和大学 新潟県地域枠 7名
昭和大学 静岡県地域枠 8名
昭和大学 茨城県地域枠 4名
帝京大学 福島県地域枠 2名
帝京大学 千葉県地域枠 2名
帝京大学 静岡県地域枠 2名
帝京大学 福島県地域枠 2名
帝京大学 千葉県地域枠 2名
帝京大学 静岡県地域枠 2名
帝京大学 茨城県地域枠 1名
東京医科大学 茨城県地域枠 8名
東京医科大学 新潟県地域枠 3名
東京医科大学 埼玉県地域枠 2名
東邦大学 新潟県地域枠 5名
東邦大学 新潟県地域枠 2名
東邦大学 千葉県地域枠 2名
日本大学 新潟県地域枠 2名
日本大学 茨城県地域枠 3名
日本大学 静岡県地域枠 3名
日本大学 埼玉県地域枠 5名
日本大学 神奈川県地域枠 2名
日本医科大学 東京都地域枠 5名
日本医科大学 千葉県地域枠 7名
日本医科大学 埼玉県地域枠 2名
日本医科大学 静岡県地域枠 4名
日本医科大学 新潟県地域枠 2名
北里大学 山梨県地域枠 2名
北里大学 茨城県地域枠 4名
北里大学 神奈川県地域枠 5名
北里大学 埼玉県地域枠 2名
北里大学 新潟県地域枠 3名
聖マリアンナ医科大学 神奈川県地域枠 5名
東海大学 神奈川県地域枠 5名
東海大学 静岡県地域枠 3名
金沢医科大学 学校推薦型選抜(指定地域) 6名
愛知医科大学 愛知県地域枠 5名
藤田医科大学 愛知県地域枠 5名
藤田医科大学 愛知県地域枠 5名
大阪医科薬科大学 大阪府地域枠 2名
関西医科大学 大阪府地域枠 15名
関西医科大学 静岡県地域枠 15名
関西医科大学 新潟県地域枠 15名
兵庫医科大学 地域指定制 5名
久留米大学 久留米地域枠 20名
久留米大学 福岡県地域枠 5名
川崎医科大学 岡山県地域枠 45名
川崎医科大学 静岡県地域枠 10名
川崎医科大学 長崎県地域枠 10名
産業医科大学 学校推薦型 25名
福岡大学 地域枠推薦 10名

国公立大学の地域枠

国公立大学の地域枠は以下のとおりです。

大学名 地域枠の種別 人数
札幌医科大学 地域枠 20名
東北医科薬科大学 秋田県地域枠 7名
東北医科薬科大学 青森県地域枠 3名
東北医科薬科大学 岩手県地域枠(一般枠) 8名
東北医科薬科大学 岩手県地域枠 15名
福島県立医科大学 地域枠(一般) 45名
横浜市立大学 地域医療枠 25名
名古屋市立大学 地域枠(学校推薦型) 7名
京都府立医科大学 地域枠(学校推薦型) 7名
大阪市立大学 大阪府指定医療枠 5名
奈良県立医科大学 地域枠(学校推薦型) 25名
和歌山県立医科大学 県民医療枠A 5名
和歌山県立医科大学 県民医療枠B 3名
和歌山県立医科大学 地域医療枠 10名
近畿大学 大阪府地域枠 3名
近畿大学 奈良県地域枠 2名
近畿大学 和歌山県地域枠 2名
近畿大学 静岡県地域枠 6名
旭川医科大学 北海道特別選抜、国際医療人特別選抜、道北・道東特別選抜 47名
弘前大学 定着枠 20名
弘前大学 県内枠 27名
弘前大学 北海道・東北枠 15名
東北大学 宮城県地域枠 7名
東北大学 岩手県地域枠 2名
岩手医科大学 地域枠A 15名
岩手医科大学 地域枠B 8名
岩手医科大学 地域枠C 5名
岩手医科大学 秋田県地域枠 2名
秋田大学 地域枠 29名
山形大学 地域枠 8名
筑波大学 茨城県地域枠 8名
筑波大学 全国地域枠 10名
東京医科歯科大学 茨城県地域枠 5名
東京医科歯科大学 長野県地域枠 5名
東京医科歯科大学 埼玉県地域枠 5名
群馬大学 地域医療枠(一般) 9名
群馬大学 地域医療枠(推薦) 7名
埼玉医科大学 埼玉県地域枠 19名
千葉大学 地域枠 20名
新潟大学 地域枠 40名
富山大学 地域枠 10名
金沢大学 石川県枠 10名
金沢大学 富山県枠 2名
福井大学 地域枠 10名
山梨大学 地域枠 35名
信州大学 地元出身者枠 15名
信州大学 地域枠 10名
岐阜大学 地域枠 28名
浜松医科大学 地域枠(前期) 37名
浜松医科大学 地域枠(後期) 11名
名古屋大学 地域枠 5名
三重大学 地域枠 30名
滋賀医科大学 地域枠 29名
神戸大学 地域枠 10名
鳥取大学 鳥取県地域枠 14名
鳥取大学 兵庫県地域枠 2名
鳥取大学 島根県地域枠 5名
岡山大学 岡山県地域枠 4名
岡山大学 鳥取県地域枠 1名
岡山大学 広島県地域枠 2名
岡山大学 兵庫県地域枠 2名
島根大学 地域枠 26名
島根大学 鳥取県地域枠 5名
広島大学 広島県地域枠 18名
広島大学 岡山県地域枠 2名
山口大学 地域枠(推薦) 17名
山口大学 地域枠(後期) 3名
徳島大学 地域枠 17名
香川大学 地域枠 9名
愛媛大学 地域枠 20名
佐賀大学 地域枠 18名
佐賀大学 佐賀県地域枠 1名
佐賀大学 長崎県地域枠 1名
長崎大学 地域枠 15名
長崎大学 地域医療特別枠 15名
長崎大学 佐賀県地域枠 2名
長崎大学 宮城県地域枠 2名
熊本大学 地域枠 8名
大分大学 地域枠 13名
宮崎大学 地域枠A 10名
宮崎大学 地域枠B 15名
宮崎大学 地域枠C 15名
鹿児島大学 地域枠 20名
琉球大学 地域枠 14名
琉球大学 離島・北部枠 3名

地域枠入試の応募時期とスケジュール

医学部の地域枠入試は、選抜方式によってスケジュールが大きく異なります。多くの国公立大学で採用されている「学校推薦型選抜」の場合、11月から12月にかけて出願・選考が行われ、年内に合格が決まるケースが一般的です。一方、一般選抜と日程を共にする「一般選抜型地域枠」では、共通テスト(1月中旬)を経て、2月下旬の個別試験、3月上旬の合格発表という流れを辿ります。私立大学では、12月下旬から1月にかけて出願を受け付け、1月下旬から2月上旬に1次試験、その約1〜2週間後に2次試験(面接・小論文)を実施するスケジュールが多く見られます。
募集要項の確認においては、各大学の公式サイトに加え、奨学金の拠出元である各都道府県の「地域医療支援センター」のウェブサイトを必ず併せて確認してください。大学の要項には試験詳細が、自治体のサイトには卒業後の勤務条件や奨学金の返還規定が詳しく記されており、両方の内容に合意して初めて出願が可能となるためです。
併願に関する最大の注意点は、地域枠の多くが「専願(合格した場合は必ず入学する)」を条件としている点です。特に推薦型選抜で合格した場合は、その後の一般入試を受験できなくなる制限が一般的です。また、複数の県が設定する地域枠を併願する場合、それぞれの県で面接日が重なったり、卒業後の勤務地に関する誓約書が重複して提出できなかったりする物理的・制度的な制約が生じます。自身の志望順位と、将来その地域に定住する覚悟を天秤にかけ、出願校を絞り込む計画性が求められます。

地域枠で医学部合格を目指すなら

地域枠で医学部合格
地域枠は、一般入試とは異なる出願条件や評価基準が設けられており、制度の理解と戦略的な準備が欠かせません。
学力対策だけでなく、志望理由や地域医療への意欲をどのように示すかも重要になります。
地域枠はチャンスを広げる制度ですが、決して簡単に合格できる枠ではありません。
そのため、医学部受験の特性を踏まえた長期的な学習計画と、適切な対策環境を整えることが重要です。
ここからは、独学の難しさや予備校・塾の活用法、そして地域枠の実情について具体的に解説していきます。

独学で医学部合格を勝ち取るのは難しい

医学部受験は難しいですが、独学で合格することも可能です。
しかし、独学で合格するには、次の点に注意する必要があります。

  • 勉強計画を立てる
  • わからないことはすぐに質問する
  • モチベーションを維持する

勉強計画を立てることは、独学で合格するために最も重要な要素です。
勉強計画を立てることで、自分の学習状況を把握し、効率的に勉強できます。
わからないことを放置すると、さらに積み重なって後で困ることになります。
手段はそれぞれですが、独学の大きなネックとなるので対策方法は決めておくとよいでしょう。

医学部受験は長期戦

また、医学部受験は長い戦いです。
途中で挫折しないように、モチベーションを維持する手段も用意しておくとよいでしょう。
独学で勝ち取るのは難しいということを念頭に置き、勉強時間を確保することで合格を目指してください。

医学部予備校に入学する

医学部受験に合格するためには、医学部予備校に入学することがおすすめです。
医学部予備校では、医学部合格に必要な知識や技術を学べます。
また、医学部予備校には、医学部受験に精通した講師が在籍しています。
講師は、生徒一人ひとりの学習状況に合わせて的確な指導を行えるのも利点です。
医学部予備校には、多くのメリットがあります。

  • 知識や技術を学べる
  • 精通した講師の指導を受けられる
  • 必要な情報や資料を入手できる
  • 仲間と切磋琢磨できる

医学部受験を決めている方は医学部予備校入学し、医学部に特化した学習で受験対策を行うことが重要です。
特に医学部では難易度の高い問題が数多く出題されるため、個別に対策を行ってもらえるような医学部特化の個別指導塾への入塾も検討してみましょう。

医進の会では無料の体験授業や面談も行っており、悩んでいる方は無料で相談することも可能です。
気になる方は一度お申し込みください。

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塾や予備校で対策を行う

医学部に合格するためには、塾や予備校で対策を行うことも一つの手段です。
塾や予備校では、受験に必要な知識や技術を効率的に学べます。
また、受験情報やノウハウを教えてもらえるため、独学で勉強するよりも合格率を高められるでしょう。
以下に、塾や予備校で学ぶメリットをいくつか紹介します。

  • 効率的に学習を進められる
  • 受験経験豊富な講師から直接指導を受けられる
  • モチベーションを維持できる

塾や予備校を選ぶ際は、志望校のレベルに合ったカリキュラムを用意しているかどうかを確認しましょう。

講師の質は確認必須

また、講師の質も重要です。
経験豊富で熱意のある講師に教わることで、学習効率が大きく向上します。
医学部受験は長い道のりですが、塾や予備校でしっかりと対策をすることで合格に大きく近づけます。
まずは、自分に合った塾や予備校を見つけて、早めに勉強を始めましょう。

医学部地域枠の体験談と実情

地域枠を利用した学生や医師の体験談からは、経済的な恩恵と引き換えに生じる「自由の制限」への葛藤が浮き彫りになります。
制度のメリットとして最も多く挙げられる「よかった点」は、数千万円規模の学費負担が実質的に解消されることによる精神的・経済的な余裕です。特に私立大学では、経済的理由で医学部進学を断念せざるを得なかった層にとって、夢を叶える貴重な手段となる成功事例が多く見られます。また、卒業後の研修先が早期に確保されているため、マッチング(就職活動)の不安に晒されることなく、学業や国家試験対策に専念できる環境を高く評価する声も目立ちます。
一方で、強い「後悔」の声が集中するのは、20代後半から30代にかけてのライフイベントやキャリア形成の時期です。結婚相手の勤務地との兼ね合いや、親の介護といった予期せぬ家庭環境の変化が生じても、居住地を自由に変更できない「地理的拘束」が大きな精神的負担となります。また、自身の専門性が高まるにつれ、症例が豊富な都市部の特定病院で研鑽を積みたいという意欲が芽生えても、義務年限が壁となり、同年代の一般枠医師に比べてキャリアが遅れることへの焦燥感を抱くケースが少なくありません。
制度の「闇」として語られるのは、近年の運用厳格化に伴う出口戦略の消失です。かつては奨学金の返済で解決できた離脱も、現在は日本専門医機構と連携した「専門医資格の取得制限」という強力な制裁が機能しており、実質的にキャリアの「人質」となっている側面があります。この硬直化した運用が、地域医療への志を持っていたはずの若手医師を精神的に追い詰め、結果として地域への定着ではなく「義務明けの即時脱出」を助長しているという皮肉な実態も、検討の際に直視すべき現実と言えます。

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医学部の地域枠についてよくある質問

よくある質問

Q1. 医学部の地域枠とはどのような制度ですか?

A: 医学部の地域枠とは、特定の地域で将来医師として働く意思を持つ受験生を対象とした入試制度です。
最大の特徴は、一般の入試枠とは別に定員が設けられている点にあります。この制度で合格した学生は、大学卒業後の一定期間(多くは9年間)、指定された地域内の医療機関で勤務することが義務付けられます。国公立大学だけでなく私立大学でも広く導入されており、その多くが地方自治体による「奨学金の貸与」とセットになっているのが一般的です。
この奨学金は、定められた勤務義務を履行することで返還が免除される仕組みとなっており、受験生にとっては経済的負担を大幅に軽減できるという側面を持っています。しかし、その一方で卒業後の勤務地や診療科がある程度制限されるため、単なる「入りやすい入試枠」ではなく、将来のキャリアパスを一定期間、地域医療に捧げるという強い意志が求められる制度といえます。

Q2. 地域枠で入学すると卒業後の進路は制限されますか?

A: 地域枠は募集人数が限られているため、必ずしも一般枠より簡単とは言えません。
偏差値や合格最低点だけを見れば、一般枠よりわずかに低く設定されている大学もありますが、その差は数点から十数点程度に過ぎず、医学部合格に必要な高い学力水準が求められることに変わりはありません。むしろ、定員が少ないために少数の高学力層が出願するだけで倍率や難易度が急上昇するリスクがあり、年度によっては一般枠以上の激戦となるケースも見られます。
また、地域枠の合否において最も重要なのは、学力試験の結果以上に「地域医療への貢献意欲」や「その土地への定着性」を問う面接・志望理由書の評価です。たとえ筆記試験で高得点を取っても、面接で適性がないと判断されれば不合格となる可能性があり、数字上の偏差値だけでは測れない難しさがあります。したがって、地域枠を「学力の不足を補うための抜け道」と捉えるのは非常に危険であり、十分な学力と地域に尽くす強い覚悟の両方が揃って初めて合格が現実味を帯びる制度と言えます。

Q3. 地域枠は一般枠より合格しやすいですか?

A: 結論から言うと、地域枠は募集人数が限られているため、必ずしも一般枠より合格しやすいとは言えません。
「地域枠=簡単」というイメージを持たれることがありますが、実際にはそう単純ではありません。出願資格が地域出身者などに限定される分、受験者層は絞られることがありますが、その一方で定員も少ないため、倍率が高くなるケースもあります。
また、地域枠だからといって学力基準が大きく下がるわけではありません。多くの大学で一般枠と同等、あるいはそれに近い学力が求められています。加えて、地域枠では志望動機や面接の評価が非常に重要です。地域医療に貢献する明確な意思や将来像があるかどうかが重視され、学力に加えて人物面も総合的に判断されます。
つまり、地域枠合格には、十分な学力、地域医療への具体的な志望動機、そして面接での一貫した説明力が必要です。地域枠は「入りやすい制度」ではなく、制度の趣旨に合った受験生が選抜される枠であることを理解し、学力対策と志望理由対策の両方を丁寧に準備することが大切です。

まとめ

まとめ
本記事では、医学部の地域枠について、地域枠の種類や利用方法、メリットやデメリットについて解説しました。
地域枠を利用することで、学費や入学難易度のハードルを下げ、勉強に専念できる環境を整えられます。
しかし、地域枠を利用する際には、卒業後に一定期間、特定の地域で勤務する義務が課せられたり、入学後の勉強や研修が厳しいことがあったりするため、慎重に検討する必要があります。
ぜひ、地域枠を利用した医学部進学の可能性を探ってみてください。

この記事の執筆者:医進の会代表 谷本秀樹

医進の会代表 谷本秀樹
中学入試の希学園の集団授業で600名以上の多くの生徒を受験指導。
大学入試は四谷学院などの大手予備校や多くの医学部受験予備校で、主に生物の集団授業と個別授業で300人以上の受験生を担当。
自身の予備校『医進の会』発足後は、これまで500人以上の生徒の受験と進路指導に携わってきた。
圧倒的な医学部入試情報量と経験値、最適なアドバイスで数多くの受験生を医学部合格に導いてきた、医学部予備校界屈指のカリスマ塾長。

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