数学なしで医学部受験ができる大学!数Ⅲなしで受験可能な大学や比重が低い大学も紹介!
- 公開日
- 更新日
カテゴリ:入試

医学部受験を目指しているけれど、数学が苦手だという方や数学の点数が模試の成績の足を引っ張っているという方も少なくないと思います。
そこで本記事では、数学なしでも受験することができる医学部のある大学を知りたいという方に向けて、具体的な大学を紹介します。
また、苦手な方も多いであろう数学Ⅲなしで受験が可能な大学や、数学Ⅲにおける比重が比較的低い大学についても解説するので、ぜひ受験校選びの参考にしてみてください。
医学部受験で数学が重要視される理由
まず初めに、医学部受験において数学が重要視されている理由について解説していきたいと思います。
医学部における受験科目として、数学を必須科目としている大学がほとんどです。
また、ハイレベルな医学部受験において合格と不合格の差は、数学の得点差であるともいわれています。
では、なぜ数学がそれほど重要なポジションに位置づけられているのでしょうか?それは大学入学後、医学を学び、医療の知識を身につけるために必要とされる論理的思考力や空間把握能力に加え、物理・生物・化学といった科目の理解に数学が必要不可欠であると考えられているからです。
一朝一夕で身につけられるものではないからこそ、入学後の学習にスムーズに適応することができるかどうかの判断材料として、数学が重要視されているのでしょう。
数学なしで医学部受験ができる大学
前項では、医学部受験において数学が重要視されている理由について述べましたが、数学なしでも受験することができる医学部も中には存在しています。
推薦入試や総合型選抜を除いた一般入試において、数学を選択することなく受験することができる医学部は日本全国において2校あります。
帝京大学
一つ目は、東京にある私立の総合大学である帝京大学です。
帝京大学医学部の一般選抜型入試は、英語を必須とした3科目入試となっており、英語と数学・物理・化学・生物・国語の5科目から2科目選択であるため、数学を受けずに受験することが可能となっています。
国語を選択することができるため、理数系科目を苦手とする方でも狙いやすい医学部であるといえるでしょう。
昭和大学
二つ目は、東京にある私立の医系総合大学である昭和大学です。
昭和大学医学部の一般選抜型入試は、英語を必須科目とした4科目入試となっており、英語と数学または国語の2教科から1教科選択、物理・化学・生物の3科目から2科目選択であるため、数学を選択せずに受験することが可能となっています。
帝京大学と同じく、国語を選択することができるため、理数系科目を苦手とする方でも狙いやすい医学部であるといえるでしょう。
数学Ⅲが不要な医学部大学
完全に数学を選択することなく医学部を受験することができる大学は、先ほど紹介した帝京大学と昭和大学の2校のみでしたが、数学Ⅲなし(数学Ⅰ・A、数学Ⅱ・Bは出題あり、数学Cは出題される場合あり)で受験することができる医学部のある大学はいくつかあります。
国公立大学、私立大学ともに存在しており、合わせて15校を挙げることができます。
国公立大
数学Ⅲなしで受験することのできる医学部を持つ国公立大学は12校あり、次項から1校ずつ解説していきたいと思います。
旭川医科大学(後期)
旭川医科大学医学部は、北海道旭川市にある国立大医学部であり、地区の医療を担う大学病院が併設されているため、研究が盛んな点が特徴的です。
一般選抜の前期日程では、数学(数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C)、英語(英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)、面接が出題教科・科目等とされていますが、後期日程では、英語(英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)、面接が出題教科・科目等に指定されています。
したがって、旭川医科大学医学部における一般選抜の後期日程では、数学を完全に選択せずに受験することが可能となっています。
秋田大学(後期)
秋田大学医学部は、秋田県にある国立大医学部であり、実際の医療現場で用いられる技術を体感することができる、全国最大規模であるシミュレーション教育センターが導入されています。
数学(数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C)、英語(英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)、面接が出題教科・科目等とされていますが、後期日程では、小論文、面接が出題教科・科目等に指定されています。
したがって、秋田大学医学部における一般選抜の後期日程では、数学を完全に選択することなく受験が可能になっています。
山形大学
山形大学医学部は、山形県にある国立大医学部であり、総合大学ならではの幅広い教育が充実している点が特徴的です。
一般入試の前期日程・後期日程共に出題教科・科目は同じであり、「国語」「地理総合・地理探究」「歴史総合・日本史探究」「歴史総合・世界史探究」「公共・倫理」/「公共・政治・経済」から1教科選択、「数学Ⅰ・A」、「数学Ⅱ・B・C」、「物理」「化学」「生物」から2教科選択、「英語(リスニング含む)」「ドイツ語」「フランス語」から1教科選択、「情報Ⅰ」の6教科8科目での受験となっています。
したがって、山形大学医学部における一般選抜では、前期・後期共に数学Ⅲなしで受験することが可能です。
福井大学(後期)
福井大学医学部は、福井県にある国立大学医学部であり、特に地域医療や実践的な医師養成に力を入れていることで知られています。
福井大学医学部は、一般選抜前期日程では数学・理科・外国語・面接が課せられますが、後期日程では学科試験なしで、小論文と面接のみとなっています。
したがって、福井大学医学部における一般選抜の後期日程では、数学なしで受験することが可能となっています。
浜松医科大学(後期)
浜松医科大学医学部は、静岡県にある国立大学医学部であり、地域医療への貢献と臨床能力の向上を重視した教育が特徴となっています。
浜松医科大学医学部は、一般選抜前期日程では数学・理科・外国語・面接が課せられますが、後期日程では学科試験なしで、小論文と面接のみとなっています。
したがって、浜松医科大学医学部における一般選抜の後期日程では、数学なしで受験することが可能となっています。
三重大学(後期)
三重大学医学部は、三重県にある国立大学医学部です。
三重大学医学部では、医師としての専門知識とともに、人間性や社会貢献意欲を高める教育が提供されていることが特徴の一つとなっています。
三重大学医学部は、一般選抜前期日程では数学・理科・外国語・面接が課せられますが、後期日程では学科試験なしで、小論文と面接のみとなっています。
したがって、三重大学医学部における一般選抜の後期日程では、数学なしで受験することが可能となっています。
山口大学(後期)
山口大学医学部は、山口県にある国立大学医学部です。
山口大学医学部では、地域に密着した医療を提供する医師を養成することに重点を置きながら、学問的な深さと広さも兼ね備えた教育を行っています。
山口大学医学部は、一般選抜前期日程では数学・理科・外国語・面接が課せられますが、後期日程では学科試験なしで、小論文と面接のみとなっています。
したがって、山口大学医学部における一般選抜の後期日程では、数学なしで受験することが可能となっています。
佐賀大学(後期)
佐賀大学医学部は、佐賀県にある国立大学医学部です。
佐賀大学医学部では、最新の医療技術や学術研究に取り組み、将来の医療現場で活躍できる医師を育成することを目指しています。
佐賀大学医学部は、一般選抜前期日程では数学・理科・外国語・面接が課せられますが、後期日程では学科試験なしで、面接のみとなっています。
したがって、佐賀大学医学部における一般選抜の後期日程では、数学なしで受験することが可能となっています。
宮崎大学(後期)
宮崎大学医学部は、宮崎県にある国立大学医学部です。
宮崎大学医学部では、地域医療だけでなく、国際的にも幅広く活躍できる医療人の育成を目指しています。
宮崎大学医学部は、一般選抜前期日程では数学・理科・外国語・面接が課せられますが、後期日程では外国語と面接のみとなっています。
したがって、宮崎大学医学部における一般選抜の後期日程では、数学なしで受験することが可能となっています。
鹿児島大学(後期)
鹿児島大学医学部は、鹿児島県にある国立大学医学部です。
鹿児島大学医学部では、地域だけでなく、国際的な視野を持った医師の育成にも力を入れており、海外の大学や医療機関との連携を進め、留学プログラムや国際的な共同研究にも積極的に参加しています。
鹿児島大学医学部は、一般選抜前期日程では数学・理科・外国語・面接が課せられますが、後期日程では学科試験なしで、小論文と面接のみとなっています。
したがって、鹿児島大学医学部における一般選抜の後期日程では、数学なしで受験することが可能となっています。
琉球大学(後期)
琉球大学医学部は、沖縄県にある国立大学医学部です。
琉球大学医学部は地域医療を充実させるため、沖縄県出身の学生を地域枠として医学部に受け入れ、離島地域病院実習を含んだ地域医療教育に力を入れています。
琉球大学医学部は一般選抜前期日程では数学・理科・外国語・面接が課せられますが、後期日程では小論文と面接のみとなっています。
したがって、琉球大学医学部における一般選抜の後期日程では、数学なしで受験することが可能となっています。
私立大
数学Ⅲなしで受験することのできる医学部を持つ私立大学は3校あり、次項から1校ずつ解説していきたいと思います。
近畿大学
近畿大学医学部は、大阪府にある私立大学医学部です。
近畿大学医学部では、卒業後に多くの人に信頼されるために、大切な医療の実施力と幅広い医療分野に携われる知識や資質を有する医師の育成に力を入れています。
近畿大学医学部の一般入試前期A日程・後期日程ともに一次試験は理科・数学・外国語を行い、二次試験では小論文と面接を実施しています。
近畿大学の数学は私立の中では珍しい記述式で行われますが、数学Ⅲなしで受験することが可能となっています。
金沢医科大学(後期)
金沢医科大学は、石川県にある私立大学医学部です。
金沢医科大学では良い医者の育成、技術と知識の洗練、社会貢献の3つの柱を大切にしており、国際社会でも活躍できる医者の育成にも力を入れています。
金沢医科大学医学部後期試験では、一次試験で外国語と数学、二次試験では小論文とグループ面接によって受験します。
一次試験の数学はマークシート方式で行われ、数学Ⅲなしで受験することが可能となっています。
東海大学
東海大学医学部は、神奈川県にある私立大学医学部です。
知識や技術はもちろん、豊かな人間性も兼ね備えたグローバルで活躍できる医師の育成に重きを置いており、国際基準に合わせた医学教育を学ぶことが出来る大学です。
東海大学医学部の受験では、一次試験で外国語・数学・理科の試験を実施し、二次試験では小論文と面接を行います。
一次試験の数学は穴埋め型で、数学Ⅲなしで受験することが可能となっています。
国公立大学で数学の比重が低い入試
次に、国公立大学で数学の比重が低い入試を実施する大学についてご紹介いたします。
国公立大
国公立大学医学部受験では数学の比重が重い大学が多いですが、その中でも数学の比重の低い入試を実施する大学が7校あります。
次項から順に解説していきたいと思います。
弘前大学
弘前大学医学部は数学の配点が国公立医学部の入試のなかで最も低く、共通テストを含めて全体の13.3%しかありません。
弘前大学は2025年度入試から大幅に形式が変わり、以前は「総合問題」からの出題だったのが、英語と数学の2教科となる予定です。
2次試験では、英語、数学のほかに面接があり、配点は各300点です。
共通テストと個別学力試験の配点比率がほぼ同じでバランス型のように見えますが、個別学力試験には面接の300点が含まれているため、実際は共通テストの比重が重いことが予想されます。
2025年度入試以前にも、英語と数学の個別学力試験が行われていて、その際の英語と数学は他学部共通問題でした。
今回の形式変更後もこの傾向が同じであれば、上位層は個別学力試験で差がつきにくい可能性があります。
広島大学
広島大学医学部は共通テストが1000点、個別学力試験が1800点の合計2800点で個別学力試験の配点が高くなっています。
また、2023年度から特定の科目の配点を高くするA配点とバランス型のB配点の入試方式が採用されています。
A配点は、英数重視型のA(em)配点と理科重視型のA(s)配点に分かれます。
A(em)配点は、数学800点、英語800点、理科200点で、A(s)配点は、数学300点、英語300点、理科1200点です。
B配点は、数学、英語、理科がそれぞれ600点です。
A(s)配点は、理科の比重が特に高くなっているため、英語と数学の配点が低くなっています。
A(s)配点で受験し、理科2科目で高得点を目指す方針であれば、数学の比重は高くないといえます。
なお、2022年度入試の募集要項では、個別学力試験で学科受験者の平均点の6割に満たない科目がある場合は、総合成績の順位に関係なく不合格となると明記されているため、いずれの科目もある程度の点数を取る必要がありますので注意しましょう。
大分大学
大分大学医学部の数学の配点率は20%です。
共通テスト500点、個別学力試験400点の計900点と、面接150点で合否が決まります。
個別学力試験は数学、英語、理科の3科目で、配点が数学100点、英語100点、理科200点です。
共通テストの比重がやや重く、個別学力試験も理科重視の配点のため、数学の比重は低めの入試方式といえます。
また、面接点が高いところも特徴です。
大分大学医学部の数学は医学部固有問題で全て記述式です。
難易度は標準的なものと難問が混合しています。
物理、化学、生物は標準問題が中心ですが、難問も混合しており、英語は癖がある難問となっています。
英語や各科目の難問で差がつきやすいため、標準問題の解答を正確にすることと、医学部特有のテーマや応用問題に慣れておくことが重要です。
佐賀大学
佐賀大学医学部では、数学の配点が他大学と比較して低めの傾向があります。
特に2次試験では英語や理科の比重が高いため、数学が苦手でも他の科目でカバーすることが可能です。
また、共通テストの数学も基本的な問題が中心で、バランスの良い学力を持つ受験生にとって挑戦しやすい大学です。
筑波大学
筑波大学医学部の入試では、数学の比重がやや抑えられている点が特徴です。
2次試験では英語や理科の重要度が高く、数学が苦手な受験生でも他の教科で十分に補うことができます。
また、総合的な学力を問う出題傾向のため、数学だけに依存せず、幅広い能力をアピールしやすい環境です。
名古屋市立大学
名古屋市立大学医学部では、数学の配点が他の大学に比べて低い傾向があります。
特に2次試験では英語と理科が重視されており、数学が得意でない受験生でもチャンスがあります。
また、数学の問題も標準的な難易度で、得点が安定しやすい設計となっているため、バランスよく得点することが求められます。
鹿児島大学
鹿児島大学医学部は、数学の比重が低めで、理科や英語の得点が合否に大きく影響する傾向があります。
特に二次試験では数学の配点が控えめであり、数学が苦手でも理科や英語でしっかり得点することで合格を目指せます。
また、共通テストも標準的な難易度のため、幅広い科目での得点力が求められます。
私立大
次に、私立大学で数学の比重が低い入試を実施する大学についてご紹介いたします。
東京医科大学
東京医科大学の医学部入試は、国公立の入試と異なり、数学の比重が低く、英語や理科(生物・化学)が重視される傾向にあります。
数学は出題されるものの、出題範囲や難易度が比較的易しめであり、他の科目に比べて重要度が低い為、数学に苦手意識がある受験生でも合格のチャンスがあります。
英語や理科を中心に対策を行うことが、合格への近道です。
福岡大学
福岡大学医学部では、数学の比重が低めで、英語と理科(特に生物と化学)の科目が重視されています。
数学は基本的な問題が多く、専門的な難易度は低めです。
そのため、英語力と理科の理解をしっかり固めることが重要で、他の医学部よりも科目ごとの対策がしやすい点が特徴です。
受験生は英語や理科に注力し、数学は得点源として扱うのが効果的です。
順天堂大学
順天堂大学の医学部入試では、数学が必要ですが、国公立のように高い比重を占めるわけではありません。
英語と理科の配点が高く、数学は難易度がやや低い為、他の科目での得点を重視する戦略が有効です。
過去問を分析すると、数学の出題は基本的な問題が多く、英語や理科の知識に集中して取り組むことが求められています。
埼玉医科大学
埼玉医科大学の医学部入試では、数学の比重が低いという特徴があります。
英語と理科が主要な科目となり、数学の出題は他の医学部に比べて難易度が低く、配点も少なめです。
特に英語力が重視されるため、英語の長文読解や文法をしっかりと固め、理科(生物・化学)での高得点を目指すことが合格に繋がります。
聖マリアンナ医科大学
聖マリアンナ医科大学の医学部入試では、数学の出題範囲が国公立ほど広くなく、比較的基礎的な問題が出題されます。
英語と理科(特に化学と生物)の比重が高く、数学の配点は他の科目に比べて少なめです。
理科の理解度を深め、英語をしっかりと対策することで合格への近道となり、数学においては基礎固めが重要です。
岩手医科大学医学部
岩手医科大学の医学部入試では、数学の比重は比較的低く、英語と理科が重要な科目となります。
特に英語では長文読解や医療に関連したテーマが出題されることがあり、理科(生物・化学)の知識が合否を大きく左右します。
数学の基本的な問題が出題されるため、他の科目でしっかりと得点を重ねることが求められます。
数学が苦手でも医学部に合格するポイント
次に、数学が苦手でも医学部に合格するポイントについてご紹介いたします。
英語と理科で圧倒的な得点を取る
英語が苦手な場合、英語と理科で高得点を狙うことが重要です。
特に英語では、長文読解の速さと正確さを重視し、単語力や文法を徹底的に強化しましょう。
理科(生物・化学・物理など)は、基本的な概念をしっかり理解し、過去問や演習問題を繰り返すことで得点力をアップさせます。
効率的な学習計画を立て、特に理科の分野に力を入れることで、数学のカバーを十分にできる可能性が高まります。
小論文・面接で差をつける
医学部の入試では、小論文や面接も重要な選考基準となります。
小論文では、医学や社会問題に対する自分の考えを論理的に表現できる力が求められます。
面接では、志望動機や医師としての資質、社会貢献への意識を伝えることが求められます。
数学が苦手でも、面接や小論文で自分の人間性や意欲をしっかりアピールすることで、合格の可能性が高まります。
数学の最低限の得点を確保する
医学部入試において、数学は重要な科目ですが、全範囲から均等に出題されるわけではありません。
そのため、志望校の過去問を分析し、出題頻度が高い分野に集中して勉強し、最低限の得点を確保するという方法も医学部合格を目指すうえで大切なポイントとなります。
また、高得点を狙うのは難しいかもしれませんが、基本的な計算力を向上させることで、ミスを減らし、効率的に解ける問題を増やすことも大切です。
推薦入試を活用する
推薦入試を活用することも一つの有効な手段です。
推薦入試では、一般的に学力試験よりも人物重視の評価がされる場合が多いため、数学が苦手でも他の強みをアピールすることで合格のチャンスを得られる可能性があります。
他の科目での優れた成績や、学校活動・ボランティア活動、リーダーシップ、コミュニケーション能力など、推薦入試では人間性や社会貢献活動の部分を積極的にアピールすることがカギとなります。
そのため、数学の成績に頼らずに合格することは十分に可能です。
まとめ
この記事では、数学なしで受験できる医学部大学や数学の比重が低い大学、数学が苦手でも医学部に合格するポイントなどについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
数学が苦手だからといって医学部を諦める必要はありません。
推薦入試を活用したり、数学以外の科目でカバーするなどうまく組み合わせることで、合格を目指すことができます。
自分の強みを活かし、目標に向かって着実に進んでいくことが重要です。
この記事を読んで、少しでも参考になりましたら幸いです。
この記事の執筆者:医進の会代表 谷本秀樹

大学入試は四谷学院などの大手予備校や多くの医学部受験予備校で、主に生物の集団授業と個別授業で300人以上の受験生を担当。
自身の予備校『医進の会』発足後は、これまで500人以上の生徒の受験と進路指導に携わってきた。
『個別の会』の代表でもあり、圧倒的な医学部入試情報量と経験値、最適なアドバイスで数多くの受験生を医学部合格に導いてきた、医学部予備校界屈指のカリスマ塾長。