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医学部あるあるネタとは?勉強や家庭環境、恋愛やアルバイトのあるあるを解説

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カテゴリ:基礎知識

家族や友達に医学生がいない方は、医学部の学生がどんな学生生活を送っているのかあまり想像がつかないと思います。
医学部を目指している方は、医学部生がどんな学生生活のスタイルであるのか、興味があるのではないでしょうか。
そこで、勉強、恋愛、部活動やアルバイトなどいろいろな観点であるあるをご紹介していきます。

医学部あるある|勉強編

まずは、勉強編における医学部あるあるからご紹介していきます。

天才がいる

医学部では、学業の成績が非常に優れており、専門知識を深く理解し、迅速に学ぶことができるタイプの人々が存在します。
そのような人々はいわゆる「天才」と呼ばれています。
医学部では多くの分野で暗記が求められますが、薬理学や臨床医学、解剖学などの勉強も平然とこなしていきます。
少ない勉強時間でも軽々と成績トップを維持していくタイプです。
そのような天才を実際に目にすると、自分とのレベルの差を感じ落ち込んでしまうときもあると思います。
しかし、医学部で成功するために必要なのは、才能だけではなく、努力や粘り強さ、理解を深めるための時間です。
学び方やアプローチの仕方は人それぞれ異なり、成績や結果だけがすべてではありません。
自分のペースで着実に進んでいくことが重要です。

2年次に留年してしまう

医学部では2年次に留年してしまうということが起こりがちです。
2年次では、カリキュラムがしっかりと整備されているため、授業の進行に従って学習することが多いです。
しかし、2年次には授業だけでは学びきれないことが増え、授業時間外での自主的な学習がより求められます。
また、2年次に進むと、学問の難易度が格段に上がります。試験はより専門的で、理解しているだけではなく、知識を応用して解答する力が求められます。
そのため、1年次の気持ちのまま油断してしまうと、2年次の専門科目等でつまづき留年してしまうという場合が多く起こりうります。
2年次では学習の方法や時間管理が1年次とは変わってくるため、医学部を目指している方やこれから入学する方は、入学後も気を抜かずに慎重に取り組むように心掛けましょう。

教材費が高い

医学の学習では、各分野に特化した専門的な書籍を使用します。
そのため、医学部の教材費は一般的に高額です。
入学前にこれらの費用についても予算を立てておくことが大切です。
また、多くの大学では、教材費を抑えるための支援や貸与制度を設けていることもありますので、これらのサポートを活用することも一つの手段です。

医学部あるある|恋愛編

次に、恋愛編についてご紹介していきます。

噂がすぐに広まる

医学部では、恋愛に関する噂があっという間に広まってしまうという特徴があります。
医学部は他の学部に比べて規模が小さく、人数が比較的少ないです。
授業や実習で長時間一緒に過ごすことが多く、学生間の関係性が密になりやすいため噂が広まりやすいです。
特に医学部は勤勉でまじめな生徒が多いため、恋愛をしている人は周囲の視線を引きやすく、プライベートな関係が他の学生に知られることがしばしばあります。

年の差カップルが多い

年の差カップルが多いことも医学部での恋愛の特徴の1つです。
医学部は非常に競争が激しく、合格までの道のりが長いため、浪人生や編入生が多く、学年ごとに年齢層の違いがあることが非常に多いです。
そのため、一発合格の多い学部より年齢差のあるカップルが生まれやすくなっています。

医学部あるある|受験編

続いて、受験編についてご紹介していきます。

2浪以上の人が多い

医学部では、1浪や2浪は珍しいことではありません。
医学部の受験勉強は、他の学部に比べてかなりの時間と努力が必要です。
専門的な知識が必要なため、受験に対する準備が長期戦になることが多く、受験勉強を1年で終わらせることが難しい学生が多いです。
このため、2浪以上している学生が多いです。
半数以上が浪人生という大学も多く存在しています。

医学部あるある|部活動編

続いては部活動編についてです。

体育会系が活発

医学部生の中には体育会系の部活動に入る人が少なくありません。
体育会系の部活動に入る理由として、ストレス解消とリフレッシュ、健康維持、人間関係の構築などが挙げられます。
特に、人間関係の構築では、同期との横の関係や先輩との縦の関係を構築することにより、試験や課題の情報を収集することができ、事前に試験対策などを行いやすくなります。
どれだけ情報を収集できるかが進級の鍵となります。

医学部あるある|会話編

続いて会話編についてご紹介していきます。

出身高校の話になる

医学部生同士では、初対面の時にまず「どこの高校?」と聞かれることがよくあります。
これは、偏差値の高い高校や難関校から来たことが多いため、共通のバックグラウンドを持っていることを確認するためです。
難関校出身者同士の共通の経験に花を咲かせることもあります。

解剖についての話が多い

医学部生は、大学2年生あたりから人体の標本(遺体)を用いた実習が行われます。
多くの学生にとっては、精神的・肉体的に負担が大きいものです。
初めて遺体に触れることに恐怖感や不安感を抱いてしまう学生が多くいます。
しかし、時間が経つごとに慣れてきますが、ある程度の心の意識や準備が必要とされます。

どの診療科に進みたいかの会話になる

友人や知人にどの診療科に進みたいのか聞かれるケースが多くあることが医学部生ならではの会話の特徴です。
また、医師や先輩からもこの話題が提示されることがあります。
学生自身がどの分野に興味を持っているかを他の学生や医師と共有し、共感やアドバイスを得ることができます。
また、診療科によって求められるスキルやライフスタイルが異なるため、自分の性格や価値観に合った診療科を見つけることが大切になってきます。

医学部あるある|家庭環境編

続いては家庭環境編についてです。

親が開業医

医学部に進学する学生の中には、親や親戚に医師がいる家庭が少なくないという傾向があります。
特に私立大学の医学部では、親が開業医である人が一定数います。
家庭内での会話が医療や医学に関連しているため、自然に医学に興味を持つ場合もあります。
家庭で医療現場の話をよく聞くことで、医学部に進学するという選択肢を早い段階で考えることになります。

親から高級車をもらっている

医学部生は、他学部と比べ学費が高額であることもあり、比較的裕福な家庭から来ている学生が多くいると言われています。
特に私立大学の医学部は、国立大学に比べて学費が高額であることもあり、より裕福な家庭であると考えられます。
経済的に安定しているため、贅沢なライフプランを享受することができ、医療家系の子どもたちが高級外車を手に入れることができるケースも少なくありません。

医学部あるある|アルバイト編

続いてはアルバイト編についてです。

家庭教師や塾講師をやる人が多い

医学部生は、塾の講師や家庭教師をアルバイトとして行っている人が多いです。
家庭教師や塾講師はある程度の学力が求められるため、通常の飲食店などのアルバイトよりも時給が良いことが多いです。
また、医学部志望の生徒さんの家庭教師では時給5000円と非常に高額になることがあります。
特に生物や化学などの専門的な科目を教える場合、報酬が高くなる場合があります。
医学部生は、日中は授業が入っていることが多いため、夕方から短時間で効率よく稼ぐことができるという点で塾講師や家庭教師が選ばれる場合が多いです。
家庭教師や塾講師は教える内容を深く理解しなければいけないので、復習の機会にもなります。
特に、生物や化学、物理など医学部の勉強に関連する科目を教える場合、自分の知識を再確認することができ、自身の勉強にも役立ちます。

医学部あるある|プライベート編

最後に、プライベート編についてご紹介していきます。

処方箋や血液検査に興味がわく

プライベートにおける医学部あるあるとして、「処方箋や血液検査に興味がわく」というものがあります。
薬の名前や用量、処方の意図に興味が湧き、家族や友人の処方箋を見かけたときに思わずチェックしてしまうことがあります。
これは、薬の組み合わせや副作用、効果について考えることが無意識のうちに習慣化してしまっていることの表れであるといえるでしょう。
また、健康診断において自分の血液検査結果が出るとつい詳細を読み込み、数値の意味を考えてしまうことがあります。
これらのあるあるは、学んだ知識を日常生活で活用したいという気持ちや、病気や健康に対する関心が高まっていることに由来しているといえるでしょう。
学問としてだけではなく、日常の健康管理にも積極的に関与しようとする姿勢を見出すことができます。

医療ドラマの視点が医学部っぽくなる

また、医学部の学生が医療ドラマを見ると、その視点が医学的な観点から偏ることがあります。
例えば、医療ドラマによくみられる「ありえない診断」や「不自然な処置」に反応してしまうということが挙げられます。
医療現場の現実とドラマの脚本のギャップに違和感を感じ、ツッコミを入れたくなるシーンに遭遇することがあるでしょう。
また、新しい治療法が登場する場面で治療法の選択肢に着目してしまうという視点もあるあるの一つです。
治療法の効果やリスクを気にしてしまったり、エビデンスを考えてしまったりするなど、単なるエンターテイメントとしてではなく、医学的に評価してしてしまいます。

まとめ

本記事では、勉強編をはじめとしたさまざまな視点から医学部生のあるあるについてご紹介してきました。
医学部で専門的な知識を学んだり、医療実習で医療の現実を目の当たりにしたりすることで、一般的な人とは異なる視点や考え方が自然と身に付いていることの表れが日常生活のあらゆる場面で垣間見えることが分かりました。
現役の医学部生の方はあるあるネタとして話の話題に、医学部受験を検討している方は医学部入学後のイメージとしてぜひ参考にしてみてください。

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