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補欠合格や繰り上げ合格とは?ほぼ合格なのか、仕組みや注意点・発表方法についても詳しく解説

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カテゴリ:入試

皆さまは補欠合格制度についてご存知でしょうか。
国公立大学の医学部は,第一志望にしている学生が多いため、補欠合格はほぼできないものと考えておくと良いでしょう。
しかしながら私立大学の医学部に関しては昨今、補欠合格が増えている傾向にあります。
補欠合格とはいったい何なのか、繰り上げ合格になる可能性についてなど、詳しく説明していきますのでご一読していただき、参考にして下さい。

補欠合格とは?


補欠合格とは、「入学できる可能性」があることを指しています。
正式に入学できることが確定してはいないものの、正規合格者が入学を辞退した際に、入学が認められるといった制度です。
定員枠が空いたら順次合格へ繰り上がり、定員を入学者数が下回らないようにするといった仕組みになります。
補欠合格と明らかになった時点では、合格として必ずしも認められたわけではありませんが、辞退者が出た場合には正規合格が認められます。

補欠合格が出るタイミングや合格の時期は?


どのタイミングで補欠合格が出るのでしょうか。

補欠合格はいつ通知される?

繰り上げ合格がわかるタイミングについて決まりは特にありません。
各大学によって異なっています。
必ず志望大学の繰り上げ合格の通知がいつ、どのように届くのか確認しておきましょう。
繰り上げ合格になったことに気付かず入学チャンスを逃すことになりかねません。
例えば、合格発表の際に正規の合格者番号と補欠合格者番号を発表する大学もあります。
この場合、正規合格者が辞退すれば補欠合格者が繰り上げ合格になります。
また大学によっては、合格発表では補欠合格者を発表せずに、正規合格者が辞退してから連絡を行う場合もあります。
この場合は自分が補欠合格であるかも知ることはできません。
繰り上げ合格の連絡は電話での連絡がほとんどです。
そのため着信には注意しておきましょう。
非通知でかけてくることもありますので要注意です。

補欠合格から合格がわかるタイミングは?

繰り上げ合格から入学手続きまであまり時間がないケースがほとんどです。
繰り上げ合格が決まった際にその大学に入学するのかどうか決めておき、どのようにするのか準備をし、すぐに行動できるようにしておくことが必要です。
また電話で繰り上げ合格の連絡がある場合は、電話で入学意思が認められると合格通知書などの必要書類が送られてくるといった流れになりますので迅速に対応できるよう、どのようにするのか決めておきましょう。

補欠合格から繰り上げ合格になる可能性は?


ここでは、補欠合格から繰り上げ合格になる可能性について解説します。
私立大学の場合では、国公立大学を比較して、一般的には私立大学の方が繰り上げ合格になる確率は高いといえます。
なぜなら、国公立大学と違って、試験日が統一されていないため、併願している受験生が多いからです。
複数の大学を併願受験している学生は、合格しても入学を辞退する場合があるため、繰り上げ合格が多くなります。
国公立大学の場合は、一般的には入学辞退者が少ないので、繰り上げ合格になる確率は高くありません。
年度によっては一人もいない場合もあります。
また、繰り上げ合格の発表は、3月下旬であり、入学間際なため、既にほかの大学への入学を決める受験生も多いです。

繰り上げ合格の仕組み

そもそも、繰り上げ合格とは、入学辞退者が出るたびに合格基準に近い点数を獲得した補欠合格者から順に繰り上げ合格となります。
また、特別な資格を持っていたり、特出して得意な科目があるという点なども考慮される場合があります。

補欠合格を受けた際に気を付けること


次に補欠合格を受けた際に気を付けることについて解説します。

正式に合格しているか確認する

まずは、正式に合格しているか確認しましょう。
電話連絡で、繰り上げ合格の発表をする大学が多いです。
いつでも電話に出られる体制をつくっておき、非通知であっても対応できるように心構えをしておく必要があります。
電話に何回もでれないと他の人の繰り上げ合格へとまわってしまう可能性があります。
繰り上げ合格の通知が来た後、書類が手元に届き大学の入学書類を提出します。
大学に書類を提出するまで、気を抜かないようにしましょう。

落ちているときのことも考慮する

補欠合格は、外部要因に左右されやすく、予想通りにはならず残念ながら繰り上げ合格にならない可能性があります。
そうなった場合、また違う大学の繰り上げ合格通知を待つか、それとももう一年受験するのか予め、考えておく必要があります。

補欠合格の発表方法はそれぞれ学校によって異なる

補欠合格の発表は、大学によって違います。
郵送による通知がされない大学や電話通知を行う大学があり、そもそも郵送通知を送らない大学もあれば、通知すらせず、自分で確認する大学もあり、繰り上げ合格の発表はそれぞれの学校によって異なります。
また、私立大学では、学部や入試方式によって補欠発表の対応も違いますので、自分の受験した大学の入試方式の全てでしっかりと確認しておきましょう。

最終的には自分が納得いく大学に進学しよう


最終的には、自分の納得いく大学に進学しましょう。
補欠合格を待ち複数の大学から繰り上げ合格通知が来ると、どこの大学に行くべきか悩むかもしれませんが、自分の中で優先順位を決めて、行きたい大学に進学しましょう。

まとめ


この記事では、補欠合格の可能性と補欠合格とは何なのかについて解説しました。
補欠合格は、最後まで何が起こるか分かりません。
繰り上げ合格の通知を逃さないようにしてください。
正規合格を掴むのが最も大事ですが、合格点まであと数点だと補欠合格の可能性は高まります。
補欠合格制度があることを忘れずに、問題を最後までがんばりきり、根気強く合格通知が来るまで待ちましょう。

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