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2025年最新版|医師国家試験の合格率とは?大学別でランキングを解説

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カテゴリ:大学情報

この記事では主に医師国家試験の合格率について詳しく解説しています。
2024年度の全体の医師国家試験の合格率や、国公立・私立大学別の医師国家試験合格率のランキングなども詳しくまとめています。
直近5年の医師国家試験の推移もまとめているため、直近の医学部事情を知りたい方や医学部や医師国家試験にご興味がある方はぜひご参考にしてください。

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2024年第118回医師国家試験の全体の合格率

出願人数 受験者数 合格者数 合格率
全体 10,614人 10,336人 9,547人 92.4%
うち新卒者 9,716人 9,489人 9,048人 95.4%
うち既卒者 898人 847人 499人 58.9%

今年の医師国家試験は、受験者数10,336人(うち新卒者9,489人)、合格者は9,547人(うち新卒者9,048人)、そして合格率は92.4%(うち新卒者95.4%)となりました。
また、一般臨床問題の合格基準はボーダーラインは正解率76%で230点以上となっており、これは受験生のレベルが上がっているということです。
動画授業やオンラインの問題集で学習し、その結果、問題を高い確率で正しく解答できるようになっていることが理由として挙げられます。
2024年実施の第118回の医師国家試験では、非常にレベルの高い合格基準になったため、第119回の医師国家試験でも、同じように高い合格基準となるでしょう。

過去5年の医師国家試験の合格率推移

過去5年の医師国家試験の合格率推移について以下の表にまとめてみました。

第114回 第115回 第116回 第117回 第118回
受験者数 10,140名 9,910名 10,061名 10,293名 10,336名
合格者数 9,341名 9,058名 9,222名 9,432名 9,547名
合格率 92.1% 91.4% 91.7% 91.6% 92.4%

この表から、受験生のレベルが上がっていることがわかります。
それは、動画授業やオンラインの問題集で学習し、その結果、問題を高い確率で正しく解答できるようになっているためだと予想できます。
また、全出願者の中で不合格者は1067名でした。
この結果から「9000人を合格させ1000人不合格にする」という調整が顕在となっています。
今年度の2024年に実施された第118回の医師国家試験では、合格基準が非常に高いレベルとなりました。
来年度の第119回の医師国家試験でも、同じようにもしくはさらに高い合格基準となるでしょう。
また、受験者数も増加傾向にあるため、高い合格基準で受験生が多くても合格できるよう対策する必要があります。

国立|医師国家試験合格率ランキング

国立大学の医師国家試験の合格率を表にまとめてみました。

順位 大学名 出願人数 受験者数 合格者数 合格率
1 防衛医科大学医学部 82 72 70 97.2
2 群馬大学医学部 140 139 135 97.1
3 千葉大学医学部 115 115 111 96.5
3 筑波大学医学部 143 142 137 96.5
5 東北大学医学部 142 140 135 96.4
6 秋田大学医学部 134 134 129 96.3
7 山形大学医学部 130 129 124 96.1
8 名古屋大学医学部 114 113 108 95.6
8 鹿児島大学医学部 117 113 108 95.6
10 東京医科歯科大学医学部 115 112 107 95.5
11 佐賀大学医学部 105 103 98 95.1
12 神戸大学医学部 134 133 126 94.7
12 大分大学医学部 116 113 107 94.7
14 山梨大学医学部 128 124 117 94.4
14 浜松医科大学 125 125 118 94.4
14 琉球大学医学部 107 107 101 94.4
17 三重大学医学部 139 137 129 94.2
18 新潟大学医学部 127 126 118 93.7
19 福井大学医学部 127 125 117 93.6
20 滋賀医科大学 129 124 116 93.5
21 岐阜大学医学部 120 120 112 93.3
21 熊本大学医学部 129 119 111 93.3
23 大阪大学医学部 119 118 110 93.2
24 富山大学医学部 118 114 106 93.0
24 岡山大学医学部 132 129 120 93.0
26 香川大学医学部 124 123 114 92.7
27 信州大学医学部 123 122 113 92.6
28 宮崎大学医学部 116 115 106 92.2
29 広島大学医学部 133 130 119 91.5
29 愛媛大学医学部 118 118 108 91.5
31 鳥取大学医学部 129 128 117 91.4
32 東京大学医学部 129 127 116 91.3
32 金沢大学医薬保健学域 142 138 126 91.3
34 山口大学医学部 119 119 108 90.8
35 島根大学医学部 114 114 103 90.4
36 北海道大学医学部 124 122 110 90.2
36 京都大学医学部 125 123 111 90.2
38 長崎大学医学部 137 136 122 89.7
39 旭川医科大学 151 150 134 89.3
40 弘前大学医学部 164 163 144 88.3
41 高知大学医学部 128 127 112 88.2
42 徳島大学医学部 126 126 111 88.1
43 九州大学医学部 131 129 111 86.0
国立計 5420 5336 4955 92.9

国立大学の医学部は全国に43校あり、第118回医師国家試験では出願者数は5,420人、受験人数は5,336人、その内合格者数は4,955人でした。
合格率は92.9%で、昨年に比べ0.5%高くなっています。
ただし、大学によって97.2%から86.0%と合格率にばらつきがでています。
国公立大学医学部の中で一番高い合格率だったのは防衛医科大学医学部で97.2%とかなり高くなっています。
一方で、90%を下回る国公立医学部が6校あり、最も低い合格率は九州大学医学部で86.0%でした。

公立|医師国家試験合格率ランキング

公立大学の医師国家試験の合格率を表にまとめてみました。

順位 大学名 出願人数 受験者数 合格者数 合格率
名古屋市立大学医学部 115 115 113 98.3
2 横浜市立大学医学部 100 99 96 97.0
3 大阪公立大学医学部 107 107 102 95.3
4 札幌医科大学 121 120 114 95.0
5 福島県立医科大学 136 134 127 94.8
6 京都府立医科大学 118 118 111 94.1
7 奈良県立医科大学 117 117 106 90.6
8 和歌山県立医科大学 113 113 97 85.8
公立計 927 923 866 93.6

公立大学医学部は全国に8校あり、第118回医師国家試験の出願人数は927人、実際の受験者数は923人、その内合格者は866人でした。
今年の合格率は93.6%で、昨年の合格率94.5%と比較すると0.9%低くなっています。
公立大学医学部では8校中9校が合格率90%を超えており、その中でも一番高い合格率だったのは名古屋市立大学医学部の98.3%です。
一方で最も低い合格率だったのは、和歌山県立医科大学の85.8%で8校中唯一90%を下回っています。

私立|医師国家試験合格率ランキング

私立大学の医師国家試験の合格率を表にまとめてみました。

順位 大学名 出願人数 受験者数 合格者数 合格率
1 自治医科大学 128 122 122 100.0
2 国際医療福祉大学医学部 133 132 131 99.2
3 兵庫医科大学 116 114 113 99.1
4 産業医科大学 111 100 99 99.0
5 順天堂大学 137 136 134 98.5
6 日本医科大学 129 128 126 98.4
7 東京医科大学 116 111 108 97.3
8 北里大学 137 120 116 96.7
8 聖マリアンナ医科大学 123 121 117 96.7
8 愛知医科大学 128 122 118 96.7
8 藤田医科大学 130 123 119 96.7
12 大阪医科薬科大学 122 119 114 95.8
13 慶応義塾大学 115 113 108 95.6
14 昭和大学 131 129 123 95.3
15 東北医科薬科大学 105 102 97 95.1
16 獨協医科大学 128 116 110 94.8
17 日本大学 152 148 140 94.6
18 東海大学 154 137 129 94.2
19 埼玉医科大学 136 136 128 94.1
19 杏林大学 124 118 111 94.1
21 近畿大学 115 106 99 93.4
22 東邦大学 139 138 128 92.8
23 帝京大学 127 122 113 92.6
24 東京女子医科大学 127 127 117 92.1
25 東京慈恵会医科大学 109 109 100 91.7
26 関西医科大学 133 132 120 90.9
27 川崎医科大学 161 133 120 90.2
27 岩手医科大学 136 130 117 90.0
29 久留米大学 129 119 101 84.9
30 福岡大学 131 126 106 84.1
31 金沢医科大学 131 118 97 82.2
私立計 3993 3807 3581 94.1

私立大学医学部は全国に31校あります。
第118回医師国家試験の出願人数は3993人、実際の受験者数は3807人、その内合格者は3581人でした。
今年の合格率は94.1%で、昨年の合格率92.3%と比較すると1.8%高くなっています。
公立大学、国立大学、私立大学に分けると私立大学の医師国家試験の合格率の伸び幅が一番大きくなっています。
このことからレベルが高くなっていることが伺えます。
私立大学医学部で一番高い合格率だったのは自治医科大学の100%です。
自治医科大学は毎年高い合格率となっていますが、今年は医学部全体でも1位となりました。
一方で最も低い合格率だったのは、金沢医科大学の82.2%です。
私立医学部全体との合格率と比較しても10%以上離れています。
出願数と受験者数で数が違うことについては卒業見込みで出願し、卒業できず留年するということがあるためです。
これによって進級が難しいのかを見ることもできます。

2023年は医師国家試験の合格率が過去10年で最も高かった

過去10年間の中で2023年度の医師国家試験の合格率は最も高い数値となりました。
新卒・既卒で92.4%となっており、さらに新卒では95.4%、既卒では58.9%となりました。
全体の出願者数は10,614人、受験者数は10,336人で合格者数9,547人です。
男女比でみると、合格率は男性が91.7%、女性が93.6%、その内34.6%が合格者に占める女性の割合で、2023年と同じ数値となりました。
新卒での合格率が100%となったのは昨年は5校ありましたが、今年は4校(群馬大学・自治医科大学・東海大学・名古屋大学)に減少しました。
一番低い合格率だったのは、金沢医科大学で82.2%です。
85%を下回る大学は久留米大学・福岡大学・金沢医科大学の3校のみとなっております。
また、全体で私立・公立・国立に分けてみると公立大学の合格率が最も高く和歌山県立医科大学以外は90%以上で、93.6%と非常に高い合格率となっています。

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まとめ

この記事では医師国家試験の合格率について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
医師国家試験に合格できないと医師として働くことができません。
そのため、自分が目指している大学の合格率について見ておくことも重要です。
また新卒と既卒では合格率に大きな差があるため、医学部に入学して終わりではなく、国家試験のことも頭に入れながらできれば新卒で合格できるように1年生から復習をしっかりすることが重要です。

この記事の執筆者:医進の会代表 谷本秀樹

医進の会代表 谷本秀樹
中学入試の希学園の集団授業で600名以上の多くの生徒を受験指導。
大学入試は四谷学院などの大手予備校や多くの医学部受験予備校で、主に生物の集団授業と個別授業で300人以上の受験生を担当。
自身の予備校『医進の会』発足後は、これまで500人以上の生徒の受験と進路指導に携わってきた。
個別の会』の代表でもあり、圧倒的な医学部入試情報量と経験値、最適なアドバイスで数多くの受験生を医学部合格に導いてきた、医学部予備校界屈指のカリスマ塾長。

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