受験勉強のモチベーションを上げる方法とは?下がってしまう理由や維持する方法について解説
- 公開日
- 更新日
カテゴリ:勉強・対策
受験勉強は1年以上の長期戦になる場合が多く、モチベーションを保つのが難しいとお悩みの方は多いのではないでしょうか。ですが、志望校に合格するには勉強を継続しなければいけません。
そのためには、いかにモチベーション維持ができるかが重要なポイントになってきます。
本記事では受験生の勉強のやる気を上げる方法・維持する方法、下がってしまう理由について詳しく解説しています。
受験勉強のやる気が上がらない理由を知っておくことで、モチベーションが下がったときに要因を分析して、すぐにモチベーションを上げることができるため受験生は必見のコラムです。
目次
受験勉強のモチベーションが上がらない理由とは?
受験勉強のやる気が出ない、モチベーションが上がらない等の原因は様々です。
どのような原因があるか詳しく見てみましょう。
勉強以外のことで悩んでいる
受験勉強のやる気が上がらない原因の一つとして勉強以外のことで悩みがあり、集中して勉強できないことがあげられます。
友人との交友関係やその他の人間関係、恋愛やクラブ活動などで悩みがある場合は、気になり勉強に手が付かなくなってしまいます。
実際行ったアンケートでも「勉強以外のことがうまくいっていない」や「他のことが気になり、勉強に集中できない」といった声が多く聞かれました。
遊ぶことを優先してしまう
次に多く聞かれるのは、娯楽や趣味といった遊びを優先してしまい、勉強に身が入らないといったものです。
娯楽や趣味は勉強よりも楽しく、つい優先してしまいがちです。
受験勉強よりもしたいことがあり、趣味に時間を使ってしまい、勉強時間が取れなくなってしまったり、遊びを我慢して「勉強しなければ」と思って机にむかっていても、楽しい趣味のことを考えてしまい集中して勉強できなくなることもあります。
入試まで期間がありやる気が起こらない
入試まで期間があると、まだ時間はあると思ってしまい危機感を持ちにくく、勉強を後回しにしてしまう人も多いです。
また、入試までの期間があることにより、達成までの道のりが長く感じられ、モチベーションを維持するのが難しくなります。
日々の努力が目標達成に繋がっている実感を得にくくもなり、やる気を失いやすくなります。
計画が現実的ではなくやる気が起こらない
計画が現実的ではなくやる気が起こらないのもモチベーションが上がらない理由の一つです。
計画が曖昧だと日々の学習の意義を見出しにくく、計画での目標が高すぎると達成までの道のりが険しく感じられ、やる気を失いやすいです。
また、睡眠時間を極端に削ることや休憩時間を設けないなど、非現実的な計画は継続が難しく、挫折感を味わいやすくなります。
自分の学力や生活スタイルに合わない計画は、実行に移すことが難しく、計画倒れになる可能性も高まります。
成績が上がる正しい勉強法がわからない
自分に合った勉強方法を見つけるのは難しく、成績が上がる正しい勉強法がわからないのもやる気が起きにくくなる原因です。
人間の脳の構造や学習スタイルは人それぞれで、視覚的に学ぶのが得意な人もいれば聴覚的に学ぶのが得意な人もいます。
集中できる場所や時間帯も人によって異なります。
インターネットや書籍には、さまざまな勉強法が溢れており、情報が多すぎるため、どれが自分に合っているのか判断するのが難しい場合があります。
また、間違った勉強法を紹介している場合もあります。
自分に合った正しい勉強法を見つけるにはさまざまな方法を試してみる必要がありますが、多くの人は一つの方法で効果が出なかった場合、直ぐに諦めてしまう傾向があります。
志望校がない・行きたいと思っていない
志望校がなく学校へ行きたいとも思っていない場合、何のために勉強をしているのか分からなくなり、モチベーションが上がらなくなってしまいます。
将来やりたいことが具体的にイメージできていないため、学校選びの基準がなく、どこを目指せば良いかわからなかったり、受験に対するプレッシャーや学校生活に対する不安などから、進学に対して消極的な気持ちになっていることもあります。
また、様々な学校の情報が十分に得られておらず、自分に合った学校があるのか判断できていない場合もあります。
勉強に飽きてしまった
勉強に飽きてしまうのもモチベーションが上がらなくなる原因です。
同じ教材や勉強法を繰り返していると、脳が刺激に慣れてしまい飽きてしまうことがあります。
特に暗記や反復復習など、単調な作業が多い場合に起こりやすいです。
また長時間集中して勉強することは誰にとっても難しいことで、集中力の低下を招き勉強に飽きやすくなったり、勉強内容に興味や関心を持てない場合にも、受け身になり飽きやすくなります。
特に苦手科目や、自分の将来と関連性の低い科目で起こりやすいです。
なぜ勉強をしなければならないのかわからない
勉強をする理由、意図が明確でないこともモチベーションが上がらなくなる原因です。
「この勉強が何に繋がっているのだろう」と目的が明確でないとモチベーションが下がってしまう場合がよくあります。
また、受験勉強をしている中で、ふと「なんでこんなことやっているのだろう」という気持ちになることも少なくありません。
例えば、筋トレで考えてみると、どこに効果があるのかをわかっていないと、筋トレの痛みがただの苦痛になってしまいますが、効果を意識するとつらさも目的に変えることができます。
疲れている
目的がはっきりとしていても、心身が疲れているとモチベーションが低下してしまうことがあります。
勉強時間はこなしてるけど集中できない、なんとなくイライラする、やる気がでないときは脳も身体もオーバーヒート気味になってしまっている可能性があります。
長時間の受験勉強による睡眠時間の低下や入試に対する不安感から、身体的にも精神的にも疲労感が溜まりやすくなってしまいます。
本人のやる気が十分にあっても、心と身体が限界に近いとモチベーションが揺らいでしまいます。
受験勉強のモチベーションが下がるタイミング
次は、どのような時にモチベーションが下がりやすいのかについて見ていきましょう。
勉強しても成績が上がらない
受験期には、模試や過去問などで自分の成績が点数としてはっきりと現れます。
その際、自分の志望校との偏差値との差に打ちのめされるということがよくあります。
また、ある程度成績が上がった後に点数が伸び悩むスランプの時期に入ると、勉強しても意味がないのではないかとモチベーションが下がりやすくなってしまいます。
この時期は、特に夏から秋にかけて多いと言われています。
そして、やっても変わらないという感覚に陥ってしまいます。
勉強する環境が整っていない
いざ勉強しようと机に向き合ってもき合っても、自宅や学校、塾の自習室がうるさかったり、自分の部屋がなく共有スペースでしか勉強することができない場合、おのずとモチベーションが下がってしまいます。
また、机の上にスマホや漫画などの勉強に関するもの以外のものがあると、触っていなくても意識がそちらに向いてしまいます。
勉強していてもスマホを触ってしまい、その罪悪感から自己嫌悪を募らせるという負のループに陥ってしまいがちです。
自分にイライラして、モチベーションが低下してしまうことがあります。
勉強する時間が取れない
大学受験までの時間は限られているため、思うように勉強時間が確保できない際にモチベーションが下がりやすくなってしまいます。
勉強以外にも部活や学校行事、長時間の通学で時間が確保しにくいということが高校生の受験期には一般的です。
これにより、「今から頑張っても、入試には間に合わないのではないか」という不安感からモチベーションの維持が困難になる場合がよくあります。
勉強時間を増やそうとして疲れて、勉強の効率が下がってしまうという場合もあります。
受験勉強のモチベーションを維持する方法
大学受験でモチベーションを上げるためには、目標設定や日々の努力が必要です。
モチベーションを維持するための具体的な方法を紹介していきます。
毎日の勉強時間を設定する
自分の生活リズムを考慮した1日の勉強時間を決めましょう。
平日は学校や部活、通学時間があるため、勉強時間がどうしても限られてしまいます。
そのため、学校のない休日に勉強する時間を長くすることを目標として、平日の勉強時間を確保していく必要があります。
また、これを習慣化していくことにより、やる気がないときにも机に向かい勉強をすることへのハードルを低くすることができます。
また、長時間勉強をすることが苦手な人には、1時間休憩した後に短い休憩を挟むポモドーロ・テクニックというものもあります。
張り合える相手を見つける
ライバルを見つけることは、受験勉強において非常に効果的な方法です。
ライバルがいると、自然と「負けたくない」という気持ちが湧いてきます。
競争心が刺激され、目標に向かってもっとがんばろうという気持ちが強くなります。
また、ライバルと勉強を重ねることで、自分の進捗状況を客観的に確認できます。
仲の良い友人や自分よりも少し成績が優れており自分の努力次第で追いつくことが可能な人など、お互いに刺激を与えあいながら成長できるライバルを探してみてください。
達成度を“見える化”する
カレンダーに達成した内容をチェックしたり、毎日の勉強時間を記入したりするなど、成果を見える化しましょう。
進捗を実感することでモチベーションを維持することができます。
また、成果を可視化することで、自分がどの分野に時間をかけているのか、どのような分野が苦手なのかを把握することができ、無駄なく効率的に勉強をすることにつながります。
友達や家族に共有することも「見える化」するための1つの方法です。
他者と共有することによりポジティブなフィードバックを得ることが可能になります。
自分へのご褒美を決める
受験勉強のモチベーションを維持するためには、自分のご褒美を設定することが効果的です。
目標達成後の楽しみがあると、達成感や前向きな気持ちが生まれ、勉強の質が向上します。
小さなご褒美でも、努力の成果を実感でき、モチベーションの維持に繋がります。
また、ご褒美を設定することで勉強の進捗が可視化され、達成感が増し、次のステップへの意欲が湧きやすくなります。
やる気が湧く体験談や言葉を読む
成功した人の体験や名言を読むことで、自分もできると感じることができます。
特に、挫折から立ち直った人の話を聞くと、自分も同じように乗り越えられるという勇気をもらえます。
モチベーションが下がるとき、他人の努力や成長の課程を知ることで、自分の目標を再確認し、前向きな気持ちを取り戻すことができます。
受験勉強のモチベーションを上げる方法
次は、受験勉強のやる気を上げる方法を徹底的に解説していきます。
受験生の皆さんは是非実践してみましょう。
まずは30分、席につく
受験勉強を始める際は、最初の一歩が大切です。
「まずは30分、席に着く」という方法は、取り掛かりやすさを生み、やる気を引き出します。
最初の30分だけと決めることで無理なく勉強を始められ、その後もスムーズに続けやすくなります。
この短期的な目標設定が勉強を習慣化するきっかけとなり、自然とモチベーションが湧いてきます。
簡単な問題や取り組みやすい箇所から始める
勉強の始めは、難易度が低い問題や取り組みやすい箇所から始めると、達成感が得やすく、モチベーションを高めるこができます。
簡単な問題を解くことで自信がつき、その後の難しい課題にも前向きに取り組めます。
このように、最初の成功体験が勉強を続ける原動力となり、さらに深い学びへと繋がります。
ワクワクするご褒美を設定する
勉強の後に「ワクワクするご褒美」を設定することで、モチベーションが高まります。
楽しみなご褒美があると、勉強の後に達成感を感じることができ、意欲的に勉強を続けることができます。
例えば、勉強後に好きな映画を観たり、好きな食べ物を食べるなど、目標に向かって進むための励みになります。
成功した自分の姿を思い描く
勉強中に「成功を収めた自分の姿を思い描く」ことで、未来に対するポジティブなビジョンを持つことができ、モチベーションを維持しやすくなります。
自分が目標を達成している姿を想像することで、努力の先に待っている結果を実感し、勉強に対する意欲が湧きます。
進捗を見える形にして達成感を味わう
勉強の進捗を可視化することで、達成感を感じやすくなります。
例えば、チェックリストや進捗グラフを使って、どれだけ前進したかが、一目で分かるようにすることで、モチベーションが上がります。
小さな達成を積み重ねることで、自信がつき、次のステップに向けての意欲が湧きます。
進捗を目に見える形で確認することは、勉強を続ける原動力となります。
刺激を受ける仲間や頑張っている人と話す
受験勉強においてモチベーションを維持するには、同じ目標を持つ仲間が大切です。
仲間は良きライバルとなり、互いに意識し励まし合える関係を築き、切磋琢磨する事で良い影響を与え合い、結果としてモチベーションを高める事に繋がります。
また、頑張っている仲間と話をする事で、自分では気づけなかった学習法や教材などを知るきっかけとなります。
いつもと違う環境で勉強しみる
勉強のやる気が下がってきたと感じた時には、いつもと普段と異なる環境で勉強してみましょう。
例えば、カフェや公園、公立図書館、学校の自習室など、環境を変えることでまた違った刺激を受け、受験勉強のモチベーションが上がります。
得意分野や好きな科目に取り組む
得意分野や好きな教科に取り組むことは自信がつき、成功体験を積むことで他の教科にも前向きに取り組みやすくなります。
また、興味がある分野では自然と集中しやすく、楽しく学ぶことができるため、勉強が負担に感じにくくなります。
そのため、勉強へのモチベーションが下がってしまい、勉強に身が入らなくなってしまったという方は、一度得意な教科や好きな教科に取り組み、勉強の楽しさを思い出してみることをおすすめします。
心に響く言葉を思い出す
勉強のモチベーションを上げる方法として、心に響いた言葉を思い出すことも1つの手段です。
心に響く言葉は、目的を再確認し、自己肯定感を高める効果があります。
また、言葉は自分の価値観や目標を反映しており、それを思い出すことで、なぜ勉強しているのかを再認識できます。
このように心に響いた言葉を思い出すことは、精神的な支えとなり、勉強を続ける原動力になるでしょう。
「自分ならできる!」と自分を信じる
勉強に取り組むうえで、自分ならできると信じることはとても大切なことです。
難しい問題に直面した場合であっても、自分を信じ、自分の力で解決することができれば、達成感を味わうことができます。
これによって次の課題に対しても前向きに取り組むことができるようになります。
さらに、たとえ失敗してしまったとしても、自分なら次はできると信じることで、目標達成に向けて努力し続けることができるでしょう。
環境が整った場所で勉強したいなら医進の会
勉強に集中するために最適な環境を探しているのであれば、医進の会がおすすめです。
医進の会では、一流プロ講師による完全個別制の授業で、志望校合格に向けて講師が受験当日までにやるべきカリキュラムを一人一人に作成します。
そのため、勉強の仕方がわからない、計画を立てて勉強することが苦手、集団授業では苦手分野を克服することが難しいという生徒さんにとっても安心です。
勉強に集中できない要因として、環境が整っていないという可能性もあります。
医進の会では勉強スペースは個室で区切られており、人目を気にせず勉強だけに集中することができます。
このように、医進の会は生徒を志望校合格へと導く環境が整備されています。
まとめ
本記事では、受験勉強のやる気が下がってしまう理由と、上げる方法・維持する方法についてご紹介しました。
受験勉強というのは非常に長い道のりになります。
長期戦のなかでどうしてもやる気が下がってしまい、勉強に集中することができない時期がくることもあります。
そのような時はこの記事を参考にし、自分にあったモチベーション維持・向上方法を見つけ、受験当日まで走り切り、合格を掴み取りましょう。