医学部受験の理科は物理がおすすめ!物理選択のメリットと勉強法を徹底解説
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カテゴリ:勉強・対策
医学部受験において、物理は選択科目の中でも重要な科目です。
物理を得意にするためには、参考書や問題集を効果的に使うことが必要です。
しかし、どのような参考書や問題集を選ぶべきか、どのように使うべきかは悩むところです。
今回は、医学部受験の物理の参考書の選び方や使い方について、現役医学生や合格者のアドバイスをもとに解説します。
この記事を最後まで読むことで、医学部受験の物理について理解を深められるでしょう。
目次
医学部受験の理科は何科目必要?

まずは医学部受験の理科について、入試の特徴や科目選択を解説します。
これから医学部受験を目指すうえで基本事項となるので、確認しておきましょう。
医学部の理科の入試について
医学部の入試は一般的に国公立大学では共通テストと2次試験、私立大学ではセンター利用と個別試験の2段階選抜が行われます。
ただし、総合型選抜や学校推薦型選抜など、他の選抜方法を採用する大学もあります。
医学部の入試は、科目数が多いことも特徴です。
国公立大学では英語、数学、理科2科目に加えて国語と社会も必要です。
私立大学では英語と理科3科目が必要な場合があります。
また、面接や小論文などの個性を見る試験も多いです。
理科科目の選択はどうすべき?
医学部受験生は、理科2科目のうち化学は必須とし、もう1科目は自分の得意な科目や興味のある科目を選ぶことがおすすめです。
化学は医学部入学後に学ぶ科目においても応用できるからです。
受験の観点から言うと、化学を必須とする大学も多く、併願がしやすいことが挙げられます。
ただし、物理と化学が必須となる大学や理科1科目や理科なしで受験できる大学もあるので、志望校の入試要件を確認することが重要です。
理科2科目の選択は個人差がありますが、一般的には以下のような傾向があります。
化学・生物選択:数学が苦手な人、読解力や論述力に自信がある人、生物が好きな人
化学・物理選択:暗記が苦手な人、数学が得意な人、効率よく勉強したい人
生物には複雑な計算問題がなく、点数が安定しやすい科目です。
医学部入学後に分子生物学や生命科学を学ぶため、高校の生物が基礎となります。
物理は公式を理解して使えれば高得点が狙える科目です。
また、物理と化学が必須となる大学もあるので、選択肢を広げることができます。
医学部受験での物理・生物選択の比較
医学部受験における理科選択で迷いやすいのが、物理と生物のどちらを選ぶかという点です。
物理は計算を中心とした科目で、法則や原理を理解し、論理的に解く力が求められます。出題傾向は比較的安定しており、数学が得意な受験生にとっては得点源になりやすい一方、計算ミスの影響が大きい科目でもあります。医学部入学後は、生体物理や医療機器、画像診断などの理解に基礎知識が生きてきます。
一方、生物は暗記量が多く、知識を整理しながら文章や資料を読み取る力が重要です。近年は実験考察型の問題が増え、単なる暗記では対応しづらくなっていますが、内容は医学部で学ぶ解剖学や生理学、分子生物学と直結しており、入学後の学習へのつながりは非常に強い科目です。
選択の基準としては、論理的思考や計算が得意であれば物理、暗記や読解を苦にしないなら生物が向いています。
多くの医学部では化学を含めた2科目選択の中で物理か生物のどちらかを選べるため、併願は比較的しやすいですが、大学ごとの指定条件には注意が必要です。
自分の得意分野で安定して得点できる科目を選ぶことが、合格への近道といえるでしょう。
物理を選択するメリット・デメリット

医学部受験で物理を選択する際のメリットとデメリットを解説します。
また、物理の科目としての特徴にも触れますので、受験科目を決めるときの参考にしてください。
物理ってどんな科目?
物理は自然現象を数学的に表現し、法則性や原理を明らかにする科目です。
力学、熱学、電磁気学、光学、原子物理学などの分野があります。
物理の問題は、公式や定理を使って計算や推論を行うことが多く、暗記よりも理解や応用が重視されます。
物理は自然界の仕組みを解明することで、科学技術や工学の発展に貢献してきた歴史ある科目といえるでしょう。
物理を選択するメリット1:暗記量が少ない
物理を選択するメリットの1つは、暗記量が少ないことです。
物理では公式や定理を覚える必要はありますが、覚えて練習すれば使いこなせます。
また、用語や概念も直感的に理解できるものが多いです。
そのため、暗記に時間をかける必要がなく、問題演習に集中できます。
問題演習は医学部入試で高得点を取るために必要なスキルです。
よって、暗記が苦手な人や効率よく勉強したい人には物理がおすすめです。
物理を選択するメリット2:高得点を狙いやすい
物理を選択するメリットのもう1つは、高得点を狙いやすいことです。
物理では、公式や定理を正しく使えれば高得点が狙える問題が多くあります。
また、物理は受験生の人気が低い傾向であり、競争率も低い科目です。
そのため、他の受験生との差をつけることができます。
医学部入試では合格ラインに到達するだけでは不十分で、上位層に入ることが必要です。
高得点を取れる可能性が高い物理は有力な選択肢です。
物理を選択するメリット3:どこの医学部も受験できる
医学部入試には、化学に加えて物理を必須指定する大学が厳然として存在します。
たとえば群馬大学、金沢大学、名古屋市立大学などの国公立名門校を目指す場合、物理を選択していないだけで受験資格すら得られません。
つまり、物理を選んでおくことは、志望校の選択肢を最大化し、併願戦略を有利に進めるための最強の「切符」を手に入れることに他ならないのです。
大学側がこれほどまでに物理を重視する背景には、現代医学との密接な関わりがあります。
X線、CT、MRIといった高度な画像診断技術や、最先端の医療機器の作動原理、さらには生体内の現象を力学的に捉える「生体物理学」など、医師として必要な知識の根底には常に物理的な思考が流れています。
入試を通じて、複雑な事象を論理的に整理して解明する資質があるかどうかを、大学側は見極めようとしているのです。
激戦となる医学部受験では、一つのチャンスも無駄にはできません。
物理を選択し、どの大学の入試要件にも対応できる状態を作っておくことは、合格の可能性を大きく広げる確実な一歩となります。
物理を選択するデメリット1:数学が苦手な人には向かない
物理を選択するデメリットの1つは、数学が苦手な人には向かないことです。
物理では、数式やグラフを使って問題を解くことが多くあり、数学の基礎知識や計算力が必要です。
数学が苦手な人は、物理の問題に対して苦戦する可能性が高いです。
また、数学の得点も医学部入試で重要です。
数学に自信がない人は、物理よりも生物や地学を選択する方が無難かもしれません。
物理を選択するデメリット2:暗記だけでは通用しない
物理を選択するデメリットのもう1つは、暗記だけでは通用しないことです。
物理では、公式や定理を覚えるだけではなく、それらを理解して使えることが重要です。
また、物理の問題は、応用力や思考力を問われることが多くあります。
そのため、暗記だけではなく、理解や応用に努める必要があります。
暗記に頼ってきた人や思考するのが苦手な人は、物理に挑戦する際には注意が必要です。
物理を選択するデメリット3:大学に入ってから活用する機会が少ない
物理を選択するデメリットの最後は、大学に入ってから活用する機会が少ないことです。
医学部入学後に学ぶ分野の中で、物理と関連が深いのは放射線学や医用工学などの一部です。
そのため、物理を選択したからといって、大学で有利になるとは限りません。
逆に、生物を選択した場合は、分子生物学や生命科学などの基礎となります。
将来的に自分が興味のある分野や目指す分野と合わせて科目選択をすることも考えてみてください。
医学部受験における物理選択者の割物理選択者の割合

医学部受験では、国公立大学志望者の方が物理選択者の割合が高い傾向にあります。
受験指導機関の分析では、国公立医学部志望者の約6割前後が物理を選択しており、値率医学部では物理と生物がほぼ同程度、または生物がやや多い年も見られます。
この背景には入試科目の違いがあります。国公立大学では、化学と物理を必須とする医学部が一定数あるため、併願を考えると物理を選ぶ受験生が増えます。
一方、私立大学は理科の選択自由度が高く、学習量を抑えやすい点から生物を選ぶ受験生も少なくありません。
年度によっては、物理が標準的で差がつきやすい問題になると物理選択者が有利とされ、学習効率を重視して物理を選ぶ傾向が強まることもあります。
こうした割合や傾向を参考にしつつ、志望校の条件と自分の得意科目を踏まえて判断することが重要です。
「医学部物理はいらない」は本当か?
「医学部受験に物理はいらない」という意見は、一部では正しいが、すべての受験生に当てはまるわけではありません。私立医学部や一部の国公立大学では生物選択で受験可能なため、物理を使わずに合格することもできます。
しかし、国公立医学部には化学と物理を必須とする大学があり、併願や志望校の幅を考えると物理は有利になります。加えて、物理は出題が比較的安定しており、理解型学習が得点の再現性につながりやすい科目です。入学後も、画像診断や医療機器などで物理的な考え方が役立ちます。
一方、生物は医学との関連が強く取り組みやすい反面、近年は思考力を問う問題が増えています。
結論として、「物理はいらない」と断言することはできず、志望校と自分の得意分野を踏まえて判断することが重要です。
医学部受験の物理の勉強法

ここからは医学部受験の物理における勉強方法を解説します。
物理で高得点を狙うために、ここで解説する勉強方法をぜひ実践してください。
力学を最初に押さえておく
物理の勉強を始めるときには、まず力学から取り組むことがおすすめです。
力学は物理の基礎となる分野であり、他の分野とも関連が深いです。
力学をしっかりと理解しておけば、電磁気や波動などの応用問題も解きやすくなります。
力学では、運動方程式やエネルギー保存則などの公式や定理を覚える必要がありますが、どんな意味を持つかを理解することが大切です。
力学の問題は、公式や定理を使って計算や推論を行うことが多くあります。
そのため、基本的な計算力や思考力が必要です。
計算ミスや思考停止を防ぐためには、問題演習を多くこなすことが効果的です。
問題集や過去問を使って、さまざまなパターンの問題に慣れておきましょう。
基本的な計算力
物理では数式やグラフを使って問題を解くことが多くあり、数学の基礎知識や計算力が必要です。
数学が苦手な人は、物理の問題に対して苦戦する可能性が高いです。
基本的な計算力とは、ミスなく素早く計算できる能力のことです。
物理では、一つ前の小問の答えを次の小問で使うことが多いため、途中で計算ミスをするとそれ以降の設問が全て不正解になるリスクがあります。
また、時間内に解ききることが難しい問題も多いため、素早く計算できることも重要です。
基本的な計算力を身につけるためには、まずは数学の基礎問題を反復練習することが効果的です。
特に三角関数や指数・対数関数などは物理でよく使われるため、練習しておくと便利です。
自分の癖を見極める
物理では間違いやすいポイントやわからないポイントが人それぞれ違います。
自分の癖を見極めておくことで、効率的に苦手を克服することができます。
自分の癖を見極める方法の一例をご紹介します。
問題集や過去問で間違えた問題を分析する。
どのようなミスをしたか、どのような理由でわからなかったかをメモしておく。
間違えた問題やわからなかった問題を再度解いてみる。
正しい解き方や考え方を確認する。
間違えやすいポイントやわからないポイントをまとめておく。
定期的に復習する。
自分の癖を見極めることで、自分に必要な勉強法や対策法が見えてきます。
例えば、計算ミスが多い人は計算力を鍛えること、公式の使い方がわからない人は公式の意味を理解すること、応用問題が苦手な人は思考力を鍛えることなどが必要です。
公式を正しく運用する力
物理では、公式や定理を正しく運用する力が重要です。
公式や定理は、物理現象の法則性や原理を表現したものです。
そのため、公式や定理を理解して使うことで、物理の問題を解くことができます。
公式を正しく運用する力は下記が指標になります。
公式や定理がどのように導かれたか、どんな意味を持つかを理解する。
公式や定理がどのような条件下で成り立つか、どのような場合に使えるかを把握する。
公式や定理を設問に当てはめて計算や推論を行う。
公式を正しく運用する力を身につけるためには、教科書レベルの公式や問題をマスターした後、応用問題にもチャレンジしましょう。
問題集や過去問を使って、さまざまなパターンでどのようにして公式を当てはめていけば良いのかを身につけてください。
問題を解き公式の使い方の理解を深める
物理では公式や定理だけではなく、それらを使って問題を解くことも重要です。
問題演習は、物理の知識やスキルを確認するだけでなく、公式の使い方の理解も深めることができます。
問題演習では、以下に注意しましょう。
問題文や図表から与えられる情報や求められるものを把握する。
与えられた情報から必要な変数や値を見つけ出す。
適切な公式や定理を選んで計算や推論を行う。
答えが合理的かどうか確認する。
問題演習では、教科書レベルから難易度の高い問題まで幅広く取り組むことがおすすめです。
教科書レベルの問題では、基本的な公式の使い方や考え方を身につけます。
難易度の高い問題では、応用力や思考力を鍛えます。
また、過去問では出題傾向や得点力を測定することができます。
問題演習を多くこなすことで、物理の問題に慣れて自信をつけられるでしょう。
物理の問題の解き方のステップを学ぶ
物理の問題は、一般的に以下のようなステップで解くことができます。
ステップ1:問題文や図表から与えられる情報や求められるものを把握する。
ステップ2:与えられた情報から必要な変数や値を見つけ出す。
ステップ3:適切な公式や定理を選んで計算や推論を行う。
ステップ4:答えが合理的かどうか確認する。
物理の問題の解き方のステップを学ぶことで、物理の問題に対して効率的にアプローチすることができます。
物理の問題の解き方のステップを学ぶためには、まずは教科書レベルの問題から始めましょう。
教科書レベルの問題では、ステップごとに解説が付いていることが多いです。
そのため、ステップごとに何をすべきかを理解することができます。
次に、難易度の高い問題にもチャレンジしましょう。
難易度の高い問題では、ステップごとに解説が付いていないことがあるため、自分でステップを考えて解くことが必要です。
法則の意味を正確に理解
物理では、法則という言葉がよく使われます。
法則とは、物理現象における一般的な原則や規則のことです。
例えば、ニュートンの運動法則や万有引力の法則などです。
法則は物理現象を説明したり予測したりするために重要な役割を果たします。
法則の意味を正確に理解することは、物理の勉強において必要不可欠です。
法則の意味を正確に理解することで、以下のようなメリットがあります。
法則が成り立つ条件や範囲を把握することができる。
法則から導かれる公式や定理を正しく使うことができる。
法則に基づいて物理現象を解釈や推論することができる。
法則の意味を正確に理解するためには、まずは教科書や参考書で法則の定義や説明を読むことが効果的です。
教科書や参考書では、法則がどのように発見されたか、どのような実験や観測に基づいているか、どのような物理現象を表しているかなどが詳しく説明されています。
次に、法則を使って問題を解いてみることが効果的です。
問題を解くことで、法則の使い方や応用力を身につけることができます。
医学部受験物理の参考書の選び方や使い方

医学部受験に向け物理を勉強する場合は、参考書の選び方と使い方も大事です。
そこで、参考書の選び方と使い方のコツをご紹介します。
参考書や問題集の選び方
物理の参考書や問題集を選ぶ際には、以下のようなポイントに注意しましょう。
図解で物理現象を理解しやすいものを選ぶ
一定の演習量を積めるものを選ぶ
志望校で出題される分野に特化したものを選ぶ
物理は、数式や公式だけではなく、物理現象や法則性を視覚的に捉えることが重要です。
そのため、図解で物理現象をわかりやすく説明してくれる参考書や問題集を選ぶことがおすすめです。
また、物理は知識だけではなく、計算力や思考力も必要な科目であるため、一定の演習量を積むことで、物理のスキルを身につけることができます。
それから、物理には力学や電磁気、波動や原子など、さまざまな分野があります。
しかし、医学部入試では、すべての分野が出題されるわけではありません。
志望校で出題される分野に特化した参考書や問題集を選んでください。
レベル別!おすすめ物理参考書・問題集
ここからはおすすめの物理参考書や問題集をレベル別にご紹介します。
先ほど紹介した参考書や問題集の選び方と合わせて自分のレベルに合った教材を見つけましょう。
初級:宇宙一わかりやすい高校物理
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宇宙一わかりやすい高校物理はたくさんの可愛らしいイラストと図を使用し、問題の解き方の手順が細かく解説されているのが特徴です。そのため、物理が苦手な方や一から勉強したい方におすすめです。
中級:物理のエッセンス
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物理の参考書といえばこれ!とも言われる物理のエッセンスは基礎を理解した後、固めた基礎の確認をしたい方やより多くの問題に触れたい方、問題を解く上での考え方を学びたい方におすすめです。有名な参考書ですが物理初心者向けとは言い難く、物理をある程度学んだ方や物理が得意な方がさらにステップアップするために適した本です。
上級:名門の森
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名門の森は理系で国公立大二次試験・私立大入試を受験する方向けの参考書です。難関大学に挑戦しない方はあまり必要がなく、良問の風のレベルアップ版といった立ち位置になっています。解答・解説も丁寧で、問題の重要度・小問ごとのレベル・題意の指摘・根底にある考え方が詳しく記述されています。入試物理に対応する解き方を学ぶのに最適です。
過去問演習段階の注意点
物理の参考書や問題集を使って基礎知識や計算力を身につけた後、過去問演習に移りましょう。
過去問演習は、実際の入試と同じように時間制限や条件下で解くことで、物理の得点力を高めることができます。
ただし、過去問演習段階では、以下のことに注意しましょう。
過去10年分以上の入試問題を収録した問題集を使う
志望校別に出題傾向や難易度を把握する
間違えた問題やわからなかった問題を徹底的に復習する
物理の入試問題は、年々変化しています。
そのため、最新の出題傾向や難易度を把握するためには、過去10年分以上の入試問題を収録した問題集を使ってください。
また、医学部ごとに出題傾向や難易度が異なるため、志望校別に出題傾向や難易度を把握することが重要です。
さらに、物理の入試問題は、一度解いただけではなく、間違えた問題やわからなかった問題を徹底的に復習することが必要です。
間違えた問題やわからなかった問題を復習することで、自分の弱点や癖を克服することができます。
難関医学部物理の過去問対策と分析
難関医学部の物理で高得点を取るためには、過去問を「解く」だけでなく、「分析して活用する」姿勢が重要です。ここでは、過去問の具体的な分析方法と効果的な演習計画について解説します。
まず出題分野の分析結果として、多くの難関医学部では力学と電磁気が毎年のように出題され、全体の得点配分も高い傾向があります。
出題形式の分析結果では、私立医学部では、物理の本質を理解していないと解けないような、ひねりのある問題が出題されることがあります。国立大学は他の理工系学部と同じ問題が出題されるため、市販の問題集で基礎を固めることが重要です。
時間配分の分析結果としては、全問完答を前提としない試験設計になっており、確実に得点できる大問を見極める力が求められます。実際には、2〜3題を確実に取り切ることで合格点に届くケースが多く見られます。
これらを踏まえた演習計画として、初期段階では時間無制限で複数年分を解き、頻出分野と典型構成を把握します。中期以降は制限時間付き演習で取捨選択と時間配分を練習し、直前期には直近数年分を再演習して解答手順を洗練させます。
難関医学部物理では、「難問を解く力」よりも「取れる問題を確実に取る力」が合否を分けます。過去問分析から得られた傾向を戦略に落とし込むことが、高得点への近道です。
難関医学部受験対策
医学部受験でも難関と言われる大学に挑戦するときは、ここからご紹介する3点に重点を置いて参考書を活用してください。
出題傾向と目標点によって問題集を変える
難関医学部の物理の入試問題は、一般的な物理の問題とは異なる特徴を持っています。
例えば、以下のような特徴があります。
物理現象や法則性を深く掘り下げた問題が多い
複数の分野やトピックを組み合わせた問題が多い
数式やグラフだけではなく、文章や図表を使った問題が多い
そのため、難関医学部を目指す人は、出題傾向に合わせて問題集を変えることがおすすめです。
また、難関医学部では物理の得点が合格ラインに影響することが多いため、目標点に合わせて問題集を変えてみてください。
本質を理解しているだけでは不十分
難関医学部の物理の入試問題は、物理現象や法則性の本質を理解しているだけでは不十分です。
物理現象や法則性の本質を理解することはもちろん重要ですが、それだけでは応用力や思考力が足りません。
難関医学部では、物理現象や法則性の本質を応用して新しい問題に対応できるかどうかが問われます。
応用力や思考力を身につけるために、以下のことを実践してみてください。
図解でイメージする
言葉で説明する
物理現象や法則性の本質から導かれる公式や定理を導出する
上記のことを参考書を活用しながら実践することで、本質を理解しやすくなります。
オーソドックスな問題は頭を使わず処理できるレベルに
難関医学部の物理の入試問題は、オーソドックスな問題も出題されます。
オーソドックスな問題とは、教科書レベルから少しレベルアップしたような問題です。
例えば、運動方程式やエネルギー保存則などの基本的な公式や定理を使って計算や推論を行うような問題です。
オーソドックスな問題は、応用力や思考力が必要な問題ほど難しくはありませんが、それでも高得点を取るためには、頭を使わず処理できるレベルにすることが必要です。
頭を使わず処理できるレベルとは、公式や定理を暗記しておくだけでなく、それらを自然に使えるようにすることです。
そのレベルに達するためには、やはり演習量がものを言います。
勉強方法に困ったら学習塾への入会を検討する
物理の参考書や問題集を使って勉強することはもちろん有効ですが、それだけでは物理の勉強方法に困ることもあるかもしれません。
そんなときは、学習塾への入会を検討してください。
学習塾には以下のメリットがあります。
専門的な講師から物理の指導を受けられる
自分に合ったカリキュラムや教材を提供してもらえる
他の受験生と切磋琢磨できる
学習塾への入会は、費用や時間などのコストがかかることもありますが、分からない分野をスムーズに理解でき、高得点を狙うことが可能です。
物理の勉強で困ったら学習塾の入会も考えましょう。
入学後役立つ理科科目:医師の視点と具体例

物理・化学・生物はいずれも医学部入試の理系科目としてメリットがありますが、入学後や臨床での活用を考えるとどれも重要です。
物理はX線やCT、MRIなどの画像診断や医療機器の理解に役立ち、化学は薬物の作用や代謝を理解する薬理学の基礎となります。
生物は細胞や臓器の働きを通じて疾患や生体機能を理解する土台です。
入試時の選択に関わらず、大学では三科目の知識を総合的に学ぶことが、将来の医師としての理解力や判断力につながります。
医学部の物理対策をするなら医進の会

医学部合格に向けて物理を効率よく学ぶには、「何を、どの順番で、どの時間に学ぶか」を明確にし、計画を継続できる環境が重要です。
医進の会では、一人ひとりの理解度や生活リズムに合わせて物理の学習計画と時間割を個別に設計し、日々の学習管理まで丁寧にサポートします。集団授業では進度が合わず理解が追いつかないこともありますが、医進の会なら弱点単元を最適な順序で学べるため、無駄なく力を伸ばせます。自習時間も管理され、「何をすべきか分からない」という状態を防げるのも強みです。
定期的な面談で計画を柔軟に見直せるため、物理の理解が遅れても最短ルートで挽回可能。物理を確実に得点源にしたい人にこそ、医進の会は最適な学習環境です。
医学部受験の物理対策でよくある質問

ここでは医学部受験の物理対策に関して多く寄せられる質問をまとめています。
物理対策について疑問がある際は是非参考にして下さい。
Q1. 医学部受験において物理は必須科目ですか?
A. 医学部受験では物理が必須ではない大学もありますが、選択科目として高得点を狙えるため有利になるケースが多いです。
医学部受験では、物理が必須科目となっている大学は多くありません。理科は物理・化学・生物からの選択制が一般的で、特に私立医学部では化学+選択1科目という形が主流です。そのため、物理を履修していなくても受験自体は可能なケースがほとんどです。
ただし、必須ではないからといって不利になる科目というわけではありません。物理は出題パターンが比較的安定しており、理解を深めれば得点を積み上げやすい科目です。計算や論理的思考を得意とする受験生にとっては、物理を選択することで安定した高得点を狙える可能性があります。
医学部受験における物理は、「避けることもできるが、選べば武器になりやすい科目」と言えるでしょう。志望校の試験形式と自分の得意分野を踏まえて判断することが重要です。
Q2.医学部受験の物理はどのレベルまで対策すればよいですか?
A.医学部受験の物理では、標準レベルからやや難しめの問題を、確実に解き切る力が求められます。
「難関大=超難問ばかり」というイメージを持たれがちですが、実際の医学部入試では、極端にひねった問題や発想勝負の難問が連続して出題されることは多くありません。むしろ、教科書や標準問題集で扱われる典型的なテーマについて、原理を正しく理解しているか、計算を正確に進められるかが重視されます。
重要なのは、新しい問題に出会ったときでも、これまで学んだ考え方を再現できることです。公式の暗記や解法パターンの丸暗記ではなく、「なぜそうなるのか」を説明できるレベルまで理解しておく必要があります。
なお、物理で満点を狙う必要はありません。取りこぼしを最小限に抑え、標準~やや難レベルを安定して得点源にすることが、医学部受験では現実的かつ効果的な戦略と言えるでしょう。
Q3.物理が苦手な場合でも医学部受験に間に合いますか?
A.物理が苦手であっても、正しい順序で学習を進めれば医学部受験に間に合わせることは可能です。
重要なのは「いつから始めるか」よりも、「どのように学ぶか」です。いきなり難問や入試問題に取り組むのではなく、まずは基本法則や考え方を一つずつ理解し、典型問題を確実に解けるようにすることが土台になります。
学習を進める際は、出題頻度の高い力学や電磁気を優先的に固めるのが効果的です。これらの分野は他単元ともつながりが強く、理解が進むことで全体の得点力向上につながります。
物理が苦手な場合でも、手順を飛ばさずに基礎→標準へと段階的に積み上げていけば、安定して得点できる状態を再現できます。不安を感じる必要はなく、戦略的に取り組むことが合格への近道です。
医学部物理選択の重要性と合格への道筋

医学部受験における物理は、避ける科目ではなく、使い方次第で差を生む科目です。
物理は暗記量に頼らず、原理理解と計算力で得点を積み上げられるため、学習の方向性がぶれにくいという特長があります。
力学や電磁気などの主要分野を中心に、基礎から標準問題を着実に解ける状態を作れば、入試本番でも安定した得点が期待できます。
高難度問題に振り回される必要はありません。
物理は一度身につけた思考法が長く使える科目であり、継続的な学習はそのまま合格力につながります。
迷っているなら、まず基礎の確認から始めることが、医学部合格への現実的な第一歩です。
この記事の執筆者:医進の会代表 谷本秀樹

大学入試は四谷学院などの大手予備校や多くの医学部受験予備校で、主に生物の集団授業と個別授業で300人以上の受験生を担当。
自身の予備校『医進の会』発足後は、これまで500人以上の生徒の受験と進路指導に携わってきた。
圧倒的な医学部入試情報量と経験値、最適なアドバイスで数多くの受験生を医学部合格に導いてきた、医学部予備校界屈指のカリスマ塾長。

