医学部の二次試験の難易度は?国公立大学と私立大学をそれぞれ解説|対策方法についても解説
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カテゴリ:入試
医学部の入試は、国公立・私立とも一次試験、二次試験があります。
これは、他の学部には見られない傾向なので、「二次試験とはどのような試験なのか」「一次試験に比べて難易度はどうなのか」と心配している学生も多いことでしょう。
今回は、医学部の二次試験はどのような試験なのか、国公立と私立大学の二次試験の特徴や違いをそれぞれ解説します。
医学部を目指して入試の情報を集めている方は、ぜひ参考にしてください。
- 二次試験対策がどのような試験か
- 国公立大学と私立大学の試験の違い
- 各大学の二次試験について
目次
医学部受験の二次試験とは?
医学部の二次試験は、国公立と私立で若干の違いがあります。
国公立大学の一次試験は「大学入学共通テスト」であり、二次試験は大学独自のテストが前期・後期の2回実施されます。
一方、私立大学は一次試験で学科試験、二次試験で小論文・面接の試験をおこなうのが一般的です。
以下に、二次試験の特徴や難易度を詳しく解説します。
要求されるレベルが高い
国公立大学医学部の二次試験は学力はもちろんのこと、小論文や面接で人間性や医師になる覚悟、コミュニケーション能力が試されます。
また、国公立の二次試験は大学独自の学科試験なので、一次試験の共通テストより難易度がアップします。
そのため、一次試験の共通テストが良く二次試験の出来が悪くて不合格になる学生も珍しくありません。
また、私立大学医学部は一次試験の学科試験が良くても、二次試験の出来が悪くて不合格になることもあります。
国公立大学、私立大学どちらも合格のボーダーラインが公開されているので、自分の実力がボーダーラインより上なのか、下なのかを確認してください。
実力がボーダーラインに届いていない場合は、早急に学習計画の見直しが必要です。
国公立大学は難易度が高い学力テスト
医学部は理系の学部なので、入試は数学・理科・英語などが主です。
しかし、一部の国公立大学では国語の試験もあります。
また、どの国公立の試験も一次試験の共通テストと比べると難易度が高めです。
受験する科目も学校ごとに異なるため、自身に最適な学校を受験するようにしましょう。
小論文テストが行われることも
一方、私立大学は小論文のテストがおこなわれるところが多いです。
小論文の内容は、主に医学に関するテーマが選ばれ、医師になるための心構えに関しても問われることもあるでしょう。
小論文は文章を書き慣れていないと時間内に合格点に達する文章を書くのは難しいです。
科目の勉強と並行して、小論文の勉強も進めていきましょう。
国公立大学と私立大学の二次試験の違い
ここでは、国公立大学と私立大学で二次試験にどのような違いがあるか、解説します。
医学部受験を目指す方は、違いをしっかりと把握しておきましょう。
国公立大学の特徴
国公立大学の2次試験には、以下のような特徴があります。
- 前期と後期の2回チャンスがある
- 前期試験は学力試験と面接が一般的
- 小論文がある大学もあり
- 後期試験は小論文と面接のみの大学も多い
大学によって試験内容が異なるので、志望校の試験内容を確かめて対策を立てましょう。
私立大学の特徴
私立大学の二次試験は、小論文と面接のみのところが多いです。
一次試験で、外国語・数学・理科などの学力を問い、二次試験で倫理性や表現力、コミュニケーション能力が問われます。
小論文の内容は単にテーマに沿って論文を書くのではなく、資料などを読んで自身の考えを述べる形式のものも多く、大学ごとに特色があります。
早めの対策が必要
一朝一夕では対策がたてられないので、志望校を決めたら早めに小論文対策もしておきましょう。
なお、大学によって試験内容に差があり、小論文がない代わりに英作文や英語の読解力が求められる問題が出る場合があります。
また、近年は私立大学の中にも国公立大学同様、後期試験を実施するところも出てきました。
国公立大学と私立大学を比較すると
国公立大学と私立大学の二次試験の内容を比較すると、以下の表のようになります。
国公立大学 | 私立大学 | |
---|---|---|
試験内容 | 学科試験/面接 ※小論文は大学による |
小論文/面接 ※学科試験がある大学もある |
共通テスト | 必須(一次試験の代わり) | 利用できる大学も出てきたが必須ではない |
試験の回数 | 前期・後期の2回 | ほとんどの大学が1回のみ |
国公立大学は学科試験と面接、私立大学は小論文と面接のケースが多いですが、大学によって科目や内容が異なります。
また、配点にも差があるので、志望校を決めたら早めに大学に合せた対策をたてましょう。
医学部二次試験の対策方法
医学部への合否を決めるのは”二次試験”といっても過言ではありません。
ここでは、医学部の二次試験を突破するための対策方法を紹介します。
ボーダーラインの確認
ボーダーラインとは、医学部に合格した上位50%の点数で定められます。
入試が終了すると、各大学の合格最低ラインも公開されますが、それを超えているからといって安心できません。
ボーダーラインを確認し、それを超えるのを目標としましょう。
合格最低ラインを超えたからといって安心できない
合格最低ラインは、入試を受ける学生のレベルによって毎年変わります。
昨年の合格最低ラインを超えたからといって、安心できません。
レベルが高い学生が集まれば、最低合格ラインは簡単に上がります。
ボーダーラインを超えれば合格可能性は高い
ボーダーラインを超えていれば、当日大きなミスをしない限り、合格する可能性は高いです。
模試の成績がボーダーラインより上であれば、その調子で頑張りましょう。
ボーダーラインより下回っているなら、早急に対策が必要です。
受験科目と難易度を確認
ここでは二次試験の受験科目と難易度に分けて対策方法を解説します。
受験科目について
国公立、私立問わず医学部の二次試験は大学によって異なります。
例えば理科なら、化学・生物・物理の3科目から選択できる大学もあれば、化学は必須で残りの2科目が選択制、といったところもあります。
国公立の場合は、国語の有無なども確認しましょう。
難易度について
難易度も確認しておきましょう。
国公立大学医学部の場合、一次試験の共通テストより二次試験の学科試験の難易度が極端に難しい傾向の大学は、二次試験で不合格になる可能性が高まります。
共通テストが得意なのか、共通テストよりも二次試験で挽回したいのかなど、自身の得意な方に合わせて選択するようにしましょう。
配点と優先度を決める
大学によっては,科目によって配点に差があるところもあります。
試験科目は万遍なく勉強して全ての科目で実力を上げていくのが理想ですが、どうしても不得意な科目も出てきます。
配点が多い科目を重点的に勉強し、より高得点が取れる学科を優先して勉強しましょう。
そうすれば、配点が低い科目を高得点取るより効果的です。
日程を把握してスケジュールを立てる
多くの私立大学医学部の受験生が複数の医学部を受験します。
試験日程を把握して受験のスケジュールを立てましょう。
数日間続けて試験を受け続けるのも可能ですが、東京や大阪といった複数の大学が固まっている地域ではないかぎり移動も大変です。
大阪会場、東京会場などと移動のロスを減らして、まとめて受験するのも有効です。
全体のスケジュールを意識して計画を立てる
また、試験科目が異なる試験を連日受けるのも負担が大きいので、可能ならば1日、トラブルがあった場合も考えれば2日以上開けて試験を受けるといいでしょう。
国公立の場合は前期試験に不合格だった場合を考えて後期試験の日程も把握しておくと後期試験を受けるときに困らないです。
その場合は、願書の締め切り日も確認しておいてください。
面接や小論文の手を抜かない
面接や小論文の対策は、学科試験の対策に比べてつい手を抜いてしまいがちですが、一朝一夕で実力は身に付きません。
ここでは、面接や小論文の対策方法を紹介します。
面接の対策方法
面接は、以下の質問が頻出です。
- 高校のとき取り組んできたこと
- 医学部を受験した理由
- 医学に関する質問
- 理想の医師像など
面接は自分の考えや気持ちを伝えることが第一ですが、最低限守るべきマナーがあります。
また、当日ぶっつけ本番だと緊張して思うように言葉がでないこともありがちです。
高校の先生や予備校の講師などに協力してもらって、模擬面接を繰り返すと自信がつきます。
また、医学に関するニュースを意識して収集すれば、話しの幅が広がります。
小論文の対策方法
医学部の小論文は大学によって傾向が異なります。
そのため志望校の小論文の傾向を確認し、それに沿った模擬問題を解きましょう。
医学部予備校に通っていれば、小論文の添削も授業の一環としておこなってくれます。
文章の読み取りや要約が苦手な場合は、少し早めに対策を開始しましょう。
また、医師を志望する人間として不適切な考えや意見は書かないことも大切なので、禁忌表現もしっかりと把握しておきます。
過去問対策で入試傾向をつかむ
志望校の傾向は、過去問を解きながら掴みましょう。
どの大学も数年分の過去問題が公開されているので、小論文などは過去問を繰り返し学習するだけでも、かなりの力がつきます。
面接の内容も、毎年極端に変わるわけではないので、情報が入るなら前年度の質問内容なども把握しておきましょう。
予想していた問題が出てくれば、落ち着いて対処しやすいです。
医学部二次試験で必要な科目
ここでは、医学部二次試験で必要な科目について解説します。
国公立でどのような違いがあるのでしょうか?
国公立大学
国公立の試験科目は以下の通りです。
- 英語
- 数学
- 理科(物理・化学・生物から2科目選択が多い)
- 国語(現代文のみか、古典や漢文も必要か要確認)
- 小論文(ない大学もある)
※一部の大学で国語が入る
学科試験は大学によって傾向が異なるので、過去問を確認して傾向を掴んでおきましょう。
また、学科の勉強と面接の対策を並行して進めていくのが理想です。
一次試験の共通テストでは社会がありますが、二次試験では社会がないので、その分の時間を小論文や面接対策に充てる方法もあります。
私立大学
一方私立大学の二次試験は国公立に比べると科目数が少なめです。
- 小論文
- 面接
以上の2科目というところも珍しくありません。
小論文の内容は大学によって千差万別です。
大学によっては、英語の長文を読解させて内容をまとめさせたり意見を求めたりするところもあります。
志望校を決めたら、早々に小論文対策を始めましょう。
注意!二次試験を勉強する際のポイント
ここでは、二次試験対策をおこなう上での注意点を紹介します。
特に、国公立を第一志望にしている方は、参考にしてください。
得意科目ばかりを勉強しない
国公立の試験は科目数が多いです。
一次試験よりも科目数は少ないとはいえ、英語・数学・理科・面接があります。
全ての科目を万遍なく勉強して得点をアップしていくのが理想ですが、なかなかうまくいかない学生も多いでしょう。
モチベーションを保つためつい得意科目ばかり勉強しがちな方もいますが、それでは十分な力がつきません。
試験は全体の点数で合否が決まる
ある科目が満点でも、別の科目が20~30点しか取れなければ、70点ずつ得点した受験生より総合得点は低くなります。
全ての科目で最低半分以上の得点が取れるように不得意な科目は早めに勉強を始めるなど工夫してください。
医学部の試験はどの科目も一夜漬けは通用しません。
不得意な科目が得意な科目の足を引っ張らないよう、勉強のカリキュラムを組むのが理想です。
勉強の優先度を決めてから取り組む
科目数が多いと、全ての科目に合格する自信がつくまで勉強できない可能性もあります。
一次試験の手応えを感じたら、二次試験は優先度を決めて勉強しましょう。
最も優先すべきは、配点が多い科目です。
配点が多い科目で点数が低いと、ほかの科目での挽回は難しいです。
苦手科目も優先度を上げる
次に優先すべきは苦手科目です。
二次試験を受ける時期だと得意科目は限界まで伸びている可能性が高いでしょう。
苦手な科目の点数を少しでもアップできれば、それが自信にもつながります。
また、面接対策や小論文対策は短期集中が向いている人と時間をかけた取り組みが向いている人がいます。
自分がどちらに該当するか、早めに見当をつけて対策を開始しましょう。
一次試験(共通テスト)を蔑ろにしない
特に、国公立大学の医学部受験を志す学生にとって、一次試験(共通テスト)は難しくはない試験です。
全科目8割以上取得できる実力を持っている方も珍しくないでしょう。
そのため、二次試験の対策に全力を注いで、一次試験の対策はあまりしていないケースもあります。
共通テストが難化する年も
共通テストが難化する年もあります。
特に、数学や理科は難易度の変異が頻繁で、易しい年もあれば一気に難化した年もあります。
「簡単だ」と思っていた共通テストで満足な点が取れなければ、二次試験に悪影響が出るでしょう。
共通テストも過去問対策を行おう
一次試験で高得点が取れる自信があったとしても、直前になったら過去問を解くなど対策をしておきましょう。
落ち着いて試験に臨むことができ、急に問題の傾向が変わっても対応しやすいです。
各大学の医学部二次試験の概要
ここでは、主な大学の医学部二次試験の概要を解説します。
試験科目や特徴などを紹介するので、参考にしてください。
ここでは以下の大学について解説を行います。
- 東京大学
- 京都大学
- 弘前大学
- 順天堂大学
- 慶應義塾大学
- 日本大学
東京大学の二次試験
東京大学の二次試験は、4教科5科目で440点満点の個別学力試験と面接です。
内容は以下の表のようになっています。
なお、英語選択者にかぎり英語の問題を一部中国語や独語などほかの外国語に変更できます。
また、面接は個人面接であり、場合によっては二次面接をおこないます。
面接の結果によっては学科試験の成績が優秀でも不合格になる場合もあり、面接も重要視されます。
学科試験科目 |
数学:数I・数II・数III・数A・数B ※数Bは数列、ベクトル(120点) 理科:物基・物、化基・化、生基・生、地学基・地学 から2科目選択(120点) 外国語:コミ英I・コミ英II・コミ英III(120点) |
---|---|
面接 | 個人面接 |
京都大学の二次試験
京都大学の二次試験も、個別学力試験と面接です。
ただし、東京大学と比較すると配点が異なり、4教科5科目で1000点満点です。
東京大学同様国語が必須科目となっています。
現代文だけでなく古典も出題されるので、幅広い範囲の勉強が必要です。
また、面接が東京大学同様重要視されており、面接の結果次第で学力試験が優秀な成績でも不合格になる可能性があるため、対策が重要です。
このほか、外国語は英語の他に独語、仏語、中国語から選択できます。
学科試験科目 |
|
---|---|
面接 | 個人面接 |
弘前大学の二次試験
弘前大学の二次試験は、2021年より総合問題1科目と面接のみになりました。
科目別の学力試験はありません。
500点満点で、総合問題300点、面接200点の配点です。
問題の内容は英語の長文から、表や図を読み解く問題で、総合学習力が問われます。
自己推薦書に則って面接が行われる
面接は、事前に提出した自己推薦書を資料としておこなわれます。
面接と総合問題、どちらかの点数が著しく低い場合はどちらかの点数が高くても不合格になるので注意しましょう。
学科試験科目 | 総合問題(300点) |
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面接 | 個人面接(200点) |
慶應義塾大学の二次試験
慶應義塾大学の二次試験は、小論文と面接です。
合格率は50~60%前後をいわれており、毎年半数の受験生が二次試験で不合格になります。
小論文は50分の間に600~700文字の文章をテーマに沿って作成します。
テーマは「赤ちゃんポストを利用した人にどのような言葉をかけるか」や「治療費を支払うお金がない人の治療を受ける権利について」など、医療と倫理の両方が混ぜ込まれたテーマが選ばるケースが多いです。
50分の短時間で600~700文字の理論的な文章を書くためには、何度も模擬問題をくり返し、文章を書き慣れておく必要があります。
面接は面接官が2名
面接は、面接官2人に対して学生1人でおこないます。
時間は10分程度、すべての学生が2回面接を受ける形式です。
面接はフランクな雰囲気でおこなわれ、事前に記入した質問シートの内容に沿っておこなわれる形式です。
小論文 | 600~700文字 50分 |
---|---|
面接 | 個人面接 約10分 |
順天堂大学の二次試験
順天堂大学の二次試験は、小論文・面接の2つがあります。
試験期間は2日間です。
なお、順天堂大学は複数の入試方式があり、一次試験に小論文がある試験は二次試験は面接のみです。
小論文の試験時間は70分で、800字程度です。
絵や写真、詩などを用いた問題が出され、自分の考えを述べるもので、志望動機なども問われます。
面接は面接官が4名
面接は学生1人に対して面接官4人でおこなわれ、時間は20分ほどです。
1つの質問に対して深掘りされることが多いので、どのような質問でも「なぜその答えになるのか」の理由を答えられるようにしておきましょう。
小論文 | 800文字 |
---|---|
面接 | 個人面接 約20分 |
日本大学の二次試験
日本大学の二次試験は、外国語(英語)・数学(記述式)・面接の3種類です。
二次試験に論文がない代わりに学力試験があります。
外国語と数学後の試験はそれぞれ60分、面接は20分で、配点はそれぞれ60点ずつです。
面接は面接官が3名
面接は試験官3人に対して学生1名の形式でおこなわれ、日本大学を志した理由などを詳しく聞かれることもあります。
学科試験 | 外国語(英語)各60分 60点数学 |
---|---|
面接 | 個人面接 約20分 60点 |
二次試験対策まで行うなら医進の会
二次試験は各大学の傾向に合わせた対策が必要になります。
独学では各大学に最適で効率的な対策を行うのは難しいでしょう。
医進の会では一流のプロ講師による個別の二次試験対策を行っています。
科目ごとに授業を取捨選択し、重点的に学習できるため科目が限られている二次試験の対策もコストパフォーマンス高く行うことができる点が強みです。
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まとめ
医学部の二次試験は国公立大学と私立大学で大きく内容が異なります。
また、大学ごとにも特色があります。
国公立大学を受けるのか、私立大学を受けるのかで傾向が変わるので、志望校を絞ったら、早めに対策しましょう。
また、小論文や面接の対策も重要です。
特に、面接で不適切な受け答えをすると学力試験で優秀でも不合格になる可能性があるので、注意が必要です。
小論文は過去問を繰り返して解き、面接は大学の傾向を把握して模擬面接をおこなってもらいましょう。
この記事の執筆者:医進の会代表 谷本秀樹
大学入試は四谷学院などの大手予備校や多くの医学部受験予備校で、主に生物の集団授業と個別授業で300人以上の受験生を担当。
自身の予備校『医進の会』発足後は、これまで500人以上の生徒の受験と進路指導に携わってきた。
圧倒的な医学部入試情報量と経験値、最適なアドバイスで数多くの受験生を医学部合格に導いてきた、医学部予備校界屈指のカリスマ塾長。