受験生必見!読書は国語力UPに必要なのか?おすすめ書籍5選やメリット・デメリットを解説
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カテゴリ:基礎知識
受験生は勉強と並行して読書をしたいところです。
読書にはさまざまな効果があり、勉強にも有意義なものになるからです。
しかし、デメリットや注意点もあります。
そこで、今回は受験生に読書が必要な理由やおすすめの本、メリット・デメリットなどを解説します。
受験生で読書について疑問などがある場合は、ぜひ参考にしてください。
受験生に読書が必要な理由

受験生にとって、読書はただの趣味や暇つぶしではありません。
読書は語彙力や読解力を高めて学力の向上に繋がるだけでなく、受験生活の不安を和らげ、集中力や思考力を育てる役割もあります。
さらに、多様な価値観に触れることで将来の視野を広げるきっかけにもなります。
本記事では、読書が学力にどのような影響を与えるのか解説します。
読書と学力の関係性
読書は学力と深く関わる重要な活動です。
特に「国語力」「思考力・判断力」「知識・教養」の三つの側面に大きな影響を与えます。
まず、読書は国語力を高めるうえで欠かせません。
国語力とは、言葉を正しく理解し、適切に使いこなす力のことです。
読書量が増えるほど語彙や表現の幅が広がり、文章の内容や構成を正確に読み取れるようになります。
また、自分の考えを筋道立てて表現する力も養われます。
次に、読書は思考力や判断力を鍛える効果があります。
思考力とは物事を深く考える力、判断力とは情報や状況を適切に評価する力です。
物語や論説文を読みながら登場人物の行動理由を考えたり、筆者の主張を整理したりする過程そのものが、思考の訓練になります。
その結果、問題解決や意思決定の場面でも、根拠をもって考えられるようになります。
さらに、読書は知識や教養を広げる手段でもあります。
知識は事実や情報の蓄積、教養はそれらを踏まえた理解や見識を指します。
さまざまな分野の本に触れることで視野が広がり、学習内容の理解が深まるだけでなく、他者とのコミュニケーションにも役立ちます。
このように、読書は学力の土台を支える活動です。
受験生であっても、勉強の合間に継続して読書を取り入れることは、長期的に見て大きな力になります。
現代文対策に活かす読書法
読書は現代文の読解力を高めるうえで有効ですが、ただ読むだけでは十分ではありません。
大切なのは、「筆者は何を主張しているのか」「なぜその具体例を挙げているのか」と問いを立てながら読むことです。
評論文では、接続語やキーワードに注目し、段落ごとの要点を簡単にまとめる習慣を付けましょう。
一方、小説では登場人物の信条の変化や場面の対比に着目することが重要です。
「この表現は何を示しているのか」と一歩踏み込んで考えることで、記述問題や選択問題への対応力が高まります。
このように、目的意識をもって読むことが、受験で使える読解力を養う読書法のポイントです。
受験生におすすめな本TOP5

ここからは、受験生におすすめの本を5冊ご紹介します。
選定にあたっては、学力向上につながる内容であることはもちろん、受験期のモチベーション維持に役立つこと、さらに将来の視野を広げてくれる一冊であることを基準としました。
それぞれの書籍の概要とあわせて、受験生にとってどのような点が役立つのかも解説していきます。
自分の課題や目的に合った一冊を見つける参考にしてください。
①受験脳の作り方―脳科学で考える効率的学習法
「受験脳の作り方―脳科学で考える効率的学習法」は脳神経などの専門家である池谷裕二氏が執筆した書籍です。
この本は脳の働きを正しく理解した上で、記憶の効率向上や長期的な定着、といった暗記の秘訣が具体的な復習法と共に詳しく解説されています。
この本を読むことで受験勉強において最も重要な「暗記」の原理を、専門家の視点から本質的に理解できます。
暗記と復習の具体的な方法など、受験生活において長期的なメリットを得ることが可能です。
暗記という基本的なスキルを科学的にマスターするためにおすすめです。
②学欲
「学欲」はセンセイプレイスの創設者である馬場祐平氏が執筆したものです。
この本は「勉強が嫌い」「自分は馬鹿だ」といったコンプレックスを持っている人に向けて、「封印されていた学ぶ意欲である『学欲』を解き放ち、学ぶことの楽しさを知ってほしい」という願いを込めて書かれています。
受験のモチベーション維持に直結する楽しく学び続けられるマインドセットと、具体的な方法にも言及しています。
この本を読むことで、受験生は自分自身の学び方や目標設定について見直すことできるでしょう。
③人間の建設
「人間の建設」は日本の文系・理系それぞれの最高知性を持つ天才同士の対談が収められた書籍です。
小林秀雄氏(文系)と岡潔氏(理系)の最高知性同士の対談が記されています。
また、この本はメインのテーマを「学問」に設定されています。
この本を読むことで、受験生は学問の本質や価値について深く考えることができます。
また、文系と理系の違いや相補性についても学べるでしょう。
受験生にとって必要な教養や思考力を高めるためにおすすめです。
④数学する身体
「数学する身体」は独立研究者である森田真生が執筆したものです。
この本では数学という学問に対する作者の独自の視点や感想が語られており、受験生は数学に対するイメージや興味を変えることができます。
また、数学という学問がどのように人間の身体や感覚と関係しているかについても考えることができます。
この本は数学を苦手とする受験生にとって特におすすめです。
⑤20代にしておきたい17のこと
「20代にしておきたい17のこと」は、ベストセラー作家の本田健さんが書いた自己啓発本です。
この本では、20代のうちにやっておくべきことを17個紹介しています。
それぞれの項目には、具体的な方法や事例が示されており、読者にとって参考になる内容となっています。
受験生は、失敗を恐れて挑戦しないことが多いです。
しかし、失敗は成長のために必要なものであり、若いうちにたくさん経験するほうが良いです。
この本を読むことで、失敗を恐れずにチャレンジする姿勢を身につけることができるでしょう。
読書の効果

ここでは読書の効果をご紹介します。
受験生が読書をする効果を6点に絞って解説していきます。
ストレス解消
読書はストレスを解消する効果があります。
読書は心理的な没入感を生み出し、現実の悩みや不安から離れることが可能です。
また、自分の感情や思考を一時的に忘れて、物語の世界に集中することができます。
これは心理学でフローと呼ばれる状態で、ストレスを軽減します。
さらに、読書は脳内のセロトニンやドーパミンなどの快楽物質を分泌させることで、気分を良くする効果もあります。
これらの物質はストレスに対抗する作用を持ち、幸福感や安心感を高めます。
他にも自律神経のバランスを整え、血圧や心拍数を下げることで、身体的な緊張も和らげます。
自律神経はストレスによって乱れやすく、身体の機能に悪影響を及ぼします。
読書は自律神経の活動を正常化することで、身体の健康を保つ効果も期待できるわけです。
読書を上手に息抜きとして活用
受験期は長時間の勉強が続き、知らないうちに心が疲れてしまうことがあります。
そんなときは、「勉強に役立つ本を読まなければ」と考えすぎず、純粋に楽しめる一冊を選ぶことが大切です。
短編小説やエッセイ、好きなテーマのノンフィクションなど、気負わず読める本がおすすめです。
また、時間を決めて読むこともポイントです。
たとえば「寝る前の15分だけ」「模試後のリフレッシュに30分」など、区切りをつけることで罪悪感なく楽しめます。
スマートフォンから離れ、紙の本に集中する時間は、気持ちを落ち着かせる効果も期待できます。
読書をうまく息抜きとして取り入れることで、気分転換だけでなく、再び机に向かうエネルギーも養うことができます。
ワーキングメモリ改善
読書はワーキングメモリの改善にも効果があります。
ワーキングメモリとは、短期的に情報を保持し処理する能力のことです。
この能力は学習や思考に重要な役割を果たします。
例えば、計算や推論などの課題では問題文や式などの情報を記憶しながら、答えを導き出す必要があります。
このような場面では、ワーキングメモリが高いほど、正確かつ迅速に処理できます。
読書では文章の内容や登場人物、背景などの情報を記憶しながら物語の展開や意味を理解する必要がありワーキングメモリを鍛えられるのです。
読書中には様々な情報を同時に処理することが求められます。
これはワーキングメモリに負荷をかけることで、その能力を向上させる効果があります。
国語の苦手意識改善
読書は国語の苦手意識改善にも役立ちます。
国語の苦手意識は、文章や文法に対する自信の欠如や不安感から生じることが多いです。
文章や文法に自信がないと、国語の授業やテストに対して消極的になり、成績も低下しやすくなります。
場合によっては悪循環に陥る可能性があります。
読書は文章や文法に慣れ親しむことで、国語に対する自信や興味を高められます。
また、さまざまな種類やスタイルの文章に触れることで、文章の構造や表現方法を学ぶことができます。
他にも読書は正しい文法や用法を身につけることで、文法のルールや例外の理解が可能です。
これらのことは国語力全般に影響する要素である語彙力や表現力、理解力などを向上させることで、国語の成績も改善する可能性があります。
語彙も増える
読書をすることで語彙も増えます。
読書でさまざまなジャンルやテーマの文章に触れることで、知らない単語や表現に出会う機会を増やせるからです。
読書中に出会った単語や表現は、文脈や辞書などを使って意味を推測したり確認したりすることで、記憶に定着しやすくなります。
また、読書で単語や表現の使い方やニュアンスを理解すると、語彙の質も向上させます。
語彙の質とは単語や表現の適切さや正確さ、豊かさなどを指します。
これらはコミュニケーションや表現のスキルに大きく影響します。
例えば、同じ意味でも違う単語や表現を使うことで、相手に与える印象や感情が変わることがあります。
読書は自分の言葉で伝えたいことを効果的に表現するためのツールとして役立つわけです。
単純に面白い
読書は単純に面白いと言えます。
自分の好きなジャンルや作家の本を選ぶことで、自分の興味や好みに合った内容を楽しむことができるからです。
また、物語の世界に入り込んだり、登場人物の感情に共感したり、作者の視点に触れたりすることで、想像力や感受性を豊かにすることができます。
想像力が豊かになることで、人間の心理的な欲求である自己実現や自己表現などを満たすことにもつながります。
さらに、読書を通して自分の知らない世界や知識に触れることで、新しい発見や驚きを得ることができます。
これは、人間の好奇心や探究心を刺激することにもつながるでしょう。
このように、読書は自分の内面や外面にさまざまな刺激を与え、面白さを感じさせてくれます。
将来にメリットをもたらす
読書は将来にメリットをもたらします。
先述のとおり、読書はストレス解消やワーキングメモリ改善などのさまざまな効果をもたらします。
これらの効果は自分の人生において良い影響を与えます。
例えば、ストレス解消は心身の健康を保つことにつながり、ワーキングメモリ改善は学業や仕事の能力を高めることにつながります。
また、国語の苦手意識改善や語彙の増加はコミュニケーションや表現のスキルを向上させることにつながります。
さらに、読書による面白さや想像力は自分の人生に楽しみや創造性をもたらすことにつながり、将来的に自分の目標や夢に向かって挑戦する際に役立つ可能性があります。
このように読書は自分の人生に価値や意味を与えることができます。
読書のデメリット

受験生が読書をする際は、メリットだけではなくデメリットもあります。
主なデメリットを2点ご紹介しますので、確認して対策を考えておきましょう。
長時間座り続けることが身体に良くない
読書は長時間座り続けることが多いため、身体に良くない場合があります。
長時間座り続けると、血行不良や筋肉の衰え、姿勢の悪化などにつながります。
さらに、場合によっては肥満や免疫力の低下を引き起こすこともあるでしょう。
また、目の疲労や頭痛、肩こりなどの不快な症状が現れることもあります。
その結果、集中力や気分に悪影響を及ぼす可能性も考えられます。
ただし、適度に休憩を取ったりストレッチを行ったりすることで、身体への悪影響を軽減することができます。
読書時間が勉強時間にならない
読書時間は勉強時間にならないため、注意が必要です。
読書は自分の好きな本を選んで楽しむことができますが、それは必ずしも勉強に役立つとは限りません。
読書は学校や受験で求められる知識やスキルとは異なるものを学ぶことが多いです。
例えば、小説や漫画などのフィクションは想像力や感受性を豊かにしますが、それだけでは歴史や数学などの科目の理解には不十分です。
また、読書は自分のペースで進めることができますが、それは必ずしも効率的ではありません。
読書は計画や目標を立てずに行うことが多く、時間管理や優先順位付けなどのスキルを身につけることが難しいです。
読書は勉強とは別のものとして捉えることで、そのメリットを享受できます。
読書をする際の注意点

受験生が読書をするデメリットにも対策するために、注意点をご紹介します。
4点の内容に着目して読書のデメリットに対策していきましょう。
勉強している気にならない
読書をするときは、勉強している気にならないことが大切です。
勉強だと意識しすぎると、読書本来の楽しさや効果が減少してしまう可能性があるからです。
また、読書を勉強として捉えすぎると、本来の目的や意義が失われ、モチベーションや集中力が低下することもあります。
その結果、内容や感想を自分のものとして十分に消化することが難しくなり、理解度や記憶力の低下につながることも考えられます。
そのため、読書は自分の好きなように楽しみながら行うことで、その効果をより高めることができるでしょう。
自分に必要な勉強時間を決める
自分に必要な勉強時間を決めることで、読書と勉強のバランスを取ることができます。
勉強時間をあらかじめ決めた上で、読書の目標や計画を立てると、メリハリのある時間の使い方が可能になります。
時間管理を適切に行うことで、読書へのモチベーションや集中力も高まるでしょう。
さらに、勉強時間を明確にすることで、読書以外の時間も有効に活用できます。
その結果、他の科目の学習や趣味などとのバランスも取りやすくなります。
読書と勉強のバランス戦略
受験勉強の時間をしっかり確保するためには、まず一日の学習時間を明確に決め、そのうえで読書の時間を余った時間ではなく予定に組み込む時間として扱うことが大切です。
例えば、平日は勉強後の20分、休日は勉強ブロックの合間に15分ずつなど、あらかじめ読書の時間枠を設定しておきましょう。
ポイントは、長時間読むのではなく、短時間でも継続することです。
読書の時間を計画に組み込むことで、勉強とのメリハリが生まれます。
計画段階で読書を取り入れておけば、罪悪感なくリフレッシュでき、結果的に勉強への集中力も高まります。
読書と勉強を対立させるのではなく、相乗効果を生む習慣として設計することが重要です。
読書に没頭しすぎない工夫
読書は有益ですが、物語や内容に引き込まれすぎて勉強時間を圧迫してしまっては本末転倒です。
そのため、「1日30分まで」「平日は20分まで」など、あらかじめ読書時間の上限を決めておくことが大切です。
時間になったら途中でも本を閉じる習慣をつけることで、読書のしすぎを防ぐことができます。
また、章や節の終わりなど「区切りのよいところまで」と決めて読むのも効果的です。
さらに、読書を「勉強後のごほうび」と位置づけることで、勉強の優先順位を明確にできます。
このように読書の時間をコントロールできれば、楽しみを保ちながらも受験勉強とのバランスを崩さずに続けることができます。
自分の興味やレベルに合った本を選ぶ
読書をするときは、自分の興味やレベルに合った本を選ぶことが大切です。
興味やレベルに合った本を選ぶことで、読書の楽しさや効果を高めることができるからです。
その結果、本の内容やテーマにも自然と関心を持ちやすくなります。
また、適切な難易度やページ数の本を選ぶことで、無理なく読み進めることができ、理解度や記憶力を高める効果も期待できるでしょう。
読書感想文やレビューを書くことで理解を深める
読書の際に感想文やレビューを書くことで、内容の理解を深めることができます。
本の内容や自分の感想を整理することができるからです。
その結果、読んだ本の理解度や記憶力を高める効果が期待できます。
また、感想文やレビューを書くことは、自分の言葉で考えを表現することにつながるため、語彙力や表現力の向上にも役立ちます。
さらに、他人に内容や感想を伝える機会にもなるため、コミュニケーション力や思考力を高めることにもつながります。
朝夜の読書で集中力アップ
書の効果を高めるためには、「いつ読むか」も重要なポイントです。
特に受験生の場合、朝や寝る前といった時間帯に読書を取り入れることで、集中力や記憶の定着をサポートできます。
朝の読書は、脳が疲れていない状態で行えるため集中しやすく、内容を前向きに吸収しやすいのが特徴です。
勉強を始める前に短時間読むことで頭が冴え、その後の学習への切り替えもスムーズになります。
一方、寝る前の読書は、心を落ち着かせ、知識や文章の流れをゆっくり整理する時間として効果的です。
暗記中心の勉強よりも、エッセイや医療に関する読み物など、負担の少ない内容を選ぶことで、リラックスしながら理解を深めることができます。
大切なのは、無理に長時間読もうとしないことです。
5分〜10分程度でも、生活リズムに合った時間帯で継続することが、読書を習慣化するコツになります。
自分に合ったタイミングを見つけ、学習の一部として自然に取り入れていきましょう。
受験期に読書習慣を身につけるコツ
受験生の中には「読書したい気持ちはあるが、時間が取れない」と感じている人も多いでしょう。
読書を継続するためには、特別な時間を確保しようとするのではなく、生活の一部として組み込む意識が大切です。
まず意識したいのは、読書を勉強と同列に考えすぎないことです。
受験期の読書は、毎日何十ページも読む必要はありません。
1日数分でも本を開く習慣があれば十分で、短時間でも継続することが読書を定着させる鍵になります。
また、読むタイミングをあらかじめ決めておくことも効果的です。
朝の支度前や寝る前など、すでにある生活リズムの中に読書を当てはめることで、「時間があれば読む」という曖昧な状態を避けられます。
さらに、途中で読むのをやめてもよいと考えることも習慣化には重要です。
最初から最後まで読み切ろうとすると心理的な負担が大きくなります。
気になる部分だけ読む、数ページで区切るなど、柔軟な読み方を認めることで、読書へのハードルが下がります。
読書は、無理をして続けるものではなく、気分転換や思考整理の時間として自然に続くものです。
忙しい受験期だからこそ、自分に合ったペースで読書を生活に取り入れ、長く続けられる習慣にしていきましょう。
受験期に本を読むべきか

受験期になると、読書に時間を費やしていいのか疑問に思うケースがあります。
受験期に本を読むべきかどうかを4つの観点から解説します。
高1・高2で読書を趣味にするのはアリ
高1や高2で読書を趣味にすることは有意義です。
この時期に読書習慣を身につけることで、国語力や一般教養などの基礎を固めることにつながるからです。
先述のとおり、読書には語彙力や表現力、理解力など、国語力全般を高める効果があります。
これらの力は、国語の授業やテストだけでなく、他の科目の学習や受験においても重要なスキルです。
さらに、高校1・2年生の段階から幅広いジャンルの本に触れることで、一般教養や社会への理解を深めることができます。
その結果、知識や価値観の幅が広がり、自分の興味や適性を見つけるきっかけにもなるでしょう。
高3から読書を始める必要はない
高3から無理に読書を始める必要はありません。
この時期に新しく読書習慣を作ろうとすると、受験勉強に使う時間や集中力を奪ってしまう可能性があるからです。
また、好きな本を読んだとしても、必ずしも受験に直接役立つとは限りません。
読書は自分のペースで進められる反面、効率的な学習方法とは言えない場面もあります。
さらに、計画や目標を立てずに読んでしまうと、時間管理や優先順位が曖昧になり、勉強時間が減ってしまうことも考えられます。
そのため、読書のメリットばかりを意識するのではなく、まずは受験勉強の時間をしっかり確保することを重視しましょう。
付け焼刃の読書は身にならない
付け焼刃の読書は身になりにくいため、注意が必要です。
ここでいう付け焼刃の読書とは、受験直前になって急に本を読み始めることを指します。
このような読み方では、本の内容や感想を自分のものとして十分に消化することが難しくなります。
また、読む目的や意義が曖昧なまま進めてしまうことが多く、本を選ぶ基準もはっきりしないため、内容の理解や記憶の定着を妨げてしまうことがあります。
さらに、読書の楽しさや効果を感じにくくなる点にも注意が必要です。
時間や量に制限がある中で無理に読むと、モチベーションや集中力が低下してしまう可能性があります。
その結果、読書がかえってストレスになることも考えられるでしょう。
受験期は科目の暗記と繰り返しが大事
受験期は、読書よりも科目の暗記や繰り返し学習を重視することが大切です。
この時期は、科目ごとに求められる知識やスキルを確実に身につける必要があるからです。
そのため、新しい知識を増やすことよりも、すでに学んだ内容を復習することに重点を置くべきでしょう。
暗記や繰り返し学習を行うことで、知識やスキルの定着を促し、忘却を防ぐ効果が期待できます。
また、問題を解く速度や正確さの向上にもつながります。
受験期は、新しいことに手を広げるよりも、これまで学んだ内容の復習にしっかりと取り組むことが重要です。
まとめ

読書は受験生にとって有益な活動ですが、そのメリットとデメリットを理解し、適切な方法で行うことが重要です。
読書をする際には、自分の興味やレベルに合った本を選び、勉強している気にならずに楽しみましょう。
受験期に本を読むべきかは個人差がありますが、高3から読書を始める必要はありません。
付け焼刃の読書は身にならないので、受験期は科目の暗記と繰り返しに集中しましょう。
この記事の執筆者:医進の会代表 谷本秀樹

大学入試は四谷学院などの大手予備校や多くの医学部受験予備校で、主に生物の集団授業と個別授業で300人以上の受験生を担当。
自身の予備校『医進の会』発足後は、これまで500人以上の生徒の受験と進路指導に携わってきた。
圧倒的な医学部入試情報量と経験値、最適なアドバイスで数多くの受験生を医学部合格に導いてきた、医学部予備校界屈指のカリスマ塾長。

