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社会人でも医学部受験合格を目指せる?受験の際のポイントや受験方法について徹底解説

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カテゴリ:社会人・編入

本記事では、社会人から医学部を目指すメリット・デメリット、社会人が医学部に編入する方法、実際に医学部を目指した方達の体験談などについて紹介しています。
また、医学部受験に合格するためのポイントについても徹底解説しています。
医学部の受験を考えている社会人の方は必見のコラムです。

社会人からでも医学部を目指せる!


近年、社会人経験を積んでから医学部受験に挑戦する人が増えています。
ここでは、社会人で医学部を目指した人たちの体験談や、社会人が医学部受験に合格する確率について解説します。

医学部を目指した人たちの体験談

実際に社会人から医学部を目指した人たちの体験談をご紹介します。

再受験2年目、予備校を利用して見事合格!

私は一度別の大学へ進学し、卒業をしました。
しかし医師になる夢を捨てきれず、医学部を再受験することにしました。
1年目は、自宅で勉強をしていました。
大学受験の経験から独学でもできると思っていましたが、結果は不合格。
2年目からは予備校へ通うことにしました。
予備校では、自分の得意・不得意の指摘を受けて、得意分野の活かし方や不得意分野の克服法を相談しながら学習できました。
一人で勉強するのは精神的に不安で辛かったし、何より予備校では勉強だけでなく人としての在り方を教わった気がします。

文系大学からの医学部受験への挑戦!

高校では文系だったので、法学部に進学しました。
大学3年生の時に医師になりたいという想いを持ちましたが、全てを捨てて医師の道を目指すこともできず、地元の企業に就職しました。
3年間会社勤めをしましたが、医師になりたいという想いは強くなるばかり。
周りが背中を押してくれたこともあり、医学部受験を決めました。
医学部受験を決めて最初に受けた物理のテストの点数はなんと6点。
理数系が不得意すぎて、最初の試験は散々な結果で不合格。
まずは、基礎からコツコツと理系科目の勉強をしました。
時間はかかりましたが、一貫して基礎から標準レベルの問題を解きまくり、解ける問題を確実に解く練習をしました。
その努力が実り、4回目の挑戦で医学部受験を成功させることができました。
(引用:絶対に合格したいならココを選べ!個別指導の医学部予備校見極めサイト

40歳で医学部再受験に挑戦!

私は、同僚の死をきっかけに医学部を目指し始めました。
同僚の死を経て仕事をする中で、人の命の重さを実感し命を救うことのできる仕事に携わりたいという思いが徐々に強くなりました。
できれば働きながら医学部合格を目指したかったのですが、仕事を1回辞めて受験に専念するという決断をしました。
最初は家族にも反対されましたが、今の資産の状態や今後の生活費についてきちんと説明して、認めてもらうことができました。
色々な勉強方法を試しましたが、中でも効果的だったのが、問題解答同時プリントの作成です。
見開きに問題と解答が一緒になっているものを毎日繰り返し読んでいました。
(引用:医学部・ 難関大受験予備校 一会塾

社会人から医学部受験合格する確率

医学部再受験における合格率は、20%前後だと言われています。
どれほど困難かというと、東京大学の理系学部を卒業した人が、医学部を再受験をしたとしても、合格率は30%程度だと言われるほどです。

社会人から医学部を目指すメリット・デメリット


社会人から医学部受験に挑戦するメリット・デメリットをまとめました。

社会人から医学部を目指すメリット

これから医師になることを志す社会人にとって、一度社会に出て、自立した広い視野を持っていることが大きな武器となります。
近年の医療現場においては、医学の知識や技術だけでなく、経営やサービスなどの視点も必要不可欠となってきています。
そもそも病院の経営に難があったり、サービス精神が欠けていたりすれば、患者様やそのご家族に安心して受診していただくことは難しくなります。
そういった点から、社会人として培ってきた経験が医療現場において生かされることがあるでしょう。
社会人経験を通じて、高い思考力及び応用力を身につけているというのもメリットと言えます。
学力試験では、単に知識があるかないかを問う問題だけでなく、様々な知識を組み合わせて受験生に考えさせるような問題も多く出題されます。
医学部受験において、多くの大学は面接と小論文を実施しており、学力のみでなく思考力や伝える力、資質や態度なども合格に欠かせない重要なポイントとなります。
社会人経験の中で、プレゼンなどの誰かに物事を伝えたり説明したりする機会を多く経験してきたという受験生にとっては、面接で大きなアドバンテージとなるはずです。
また、一般的には社会人が再受験することに対し、大学側は厳しい見方をすることが多い傾向にあります。
しかし医学部に関しては、大学にもよりますが社会人が再受験することに対してプラスの評価をしてくれるところもあるようです。

社会人から医学部を目指すデメリット

医学部を再び受験する社会人にとって最大のデメリットは、十分な勉強時間を確保することが難しいことです。
現役生や浪人生は、1日に8時間以上の勉強時間を設けることができますが、その間仕事をしている社会人の場合は、平日は多くとも4時間程度しか確保することができないでしょう。
その上、仕事を終えた後の疲れている状態で勉強することになります。
平日で足りていない分を土日の間に補おうとしても、疲労がたまった状態で体力や集中力を維持するのは非常に厳しいでしょう。
そういった制約がある中で受験勉強を続けるのは、かなり強い意志と根気が求められることになります。
場合によっては、仕事と勉強の両立が難しく、一度仕事を退職しなければならない状況も起こり得ます。
その場合、経済的な問題も生じるため親など誰かの援助がなければ成り立ちません。
また、予備校によっては社会人の受け入れを拒否しているところもあり、注意が必要です。

社会人から医学部に編入する方法は2種類


社会人から医学部に入る方法として、学士編入と一般編入があります。
ここからは受験方法について詳しく説明していきます。

学士編入

学士編入とは大学時代の単位によって入学できる制度のことです。
医学部の学士編入が可能となる条件は各大学により異なり、ほとんどの大学は、学士を取得している(または取得見込がある)ことを条件としていますが、一部の大学では修業年限が4年以上である大学に2年以上在学し、特定の単位を取得すれば受験が可能です。
医学部へ編入可能な時期は2年次前期と3年次前期の期間に分かれています。
大抵の大学は2年次前期の編入が多いようです。
選考時期は各大学により異なりますが、国公立大学の場合は一般的に4~7月に出願、8~9月に一次・二次試験、9月に合格発表が行われます。
私立大学は国公立大学よりも遅く、9~10月に出願、10~12月に試験、年内に合格発表が行われるという流れが多い傾向にあります。
試験の日程も大学によって異なるため、日程が同日でなければ、多数の大学の編入試験を受験することができます。
大学によっては出願の際に、TOEICやTOEFLのスコアの提出を必要とするなど、他に必須条件を設けている場合もあるため出願の際には必ず募集要項を確認しましょう。

学士編入の際の受験方法

医学部学士編入の試験科目は大方固定されており、一般的な医学部の入試に比べると科目も少ないです。
試験科目のパターンは主に次の3つに分けられます。

➀英語+生命科学
②英語+生命科学+物理化学
③英語+生命科学+物理化学+数学
編入試験では、大学入学共通テストは受けずに大学独自の試験のみを受け、どの大学も求める学力の軸は共通しています。

この他にも志望動機書・面接・小論文もしくは課題論文があり、共通してこれらは特に重視されています。
小論文の題材は生命倫理や医療問題など、医療に関する社会問題が選ばれることが多く、日頃から時事問題へ関心を持つことも必要とされます。
医学部学士編入の面接は、医学部一般入試の面接と比べると非常に厳しいというのも特徴です。
進路を変更して医者を志望する理由が重要視されていることや、面接ではコミュニケーション能力、倫理観に加えて、大学が求めている人物像にマッチしているかを見定めており、また、大学での生活や社会人としての経験を経て得ることができた能力をどのようにして医療分野に活かすのかも判断材料となります。

一般編入

一般編入は現役生や浪人生と同じく一般入試を受験することをいいます。
高校を卒業または高校卒業と同等の資格があれば受験できます。
大学入学共通テストや、私立大学であれば各校独自の試験を課されることになります。

一般編入の際の受験方法

国公立大学と私立大学、また大学によって試験科目が異なることがあります。
国公立大学や、ごく一部の私立大学では共通テストが用いられます。
国公立大学の共通テストの試験科目は英語(筆記とリスニング)、数学(ⅠAとⅡB)、国語(現代文だけではなく古文や漢文も含む)、理科(化学・物理・生物の中から2科目を)、社会(地歴公民の中から1科目)の全5教科7科目です。
二次試験では英語、数学(ⅠA、ⅡB、Ⅲ)、理科(化学、物理、生物の中から2科目を選択)と面接及び小論文試験が課される学校が多くあります。
中には、地歴公民の試験が易しい問題で出題されるほか、理科の選択科目で物理や化学を必須としている学校もあり、学校ごとに違いがありますので受験する学校の試験をよく確認しましょう。
そして、私立大学については基本的には英語と数学(ⅠA、ⅡB、Ⅲ)と理科(化学、物理、生物の中から2科目を選択)の試験を行う学校が多いです。
一部では、数学、化学、物理、生物、国語の中から2つを選ぶ学校があったり、数学の範囲として数Ⅲを含まない学校があるなど様々です。

学士編入・一般編入どちらがいいのか?

では、社会人から医学部に入るには学士編入・一般編入どちらがいいのでしょうか。
学士編入は試験科目数が少ない大学を選ぶことで、文系学部を卒業された方や勉強時間が取りにくい社会人であっても、一般入試と比べて軽い負担で受験する事が出来ますが、募集人数が非常に少ないため人気のある大学は倍率が高い傾向にあります。
そして、ほとんどの私立大学の医学部は学士編入制度を実施していないなどの点があります。
一般編入は学士編入よりも募集人数も多く、高校を卒業していれば出願ができ、特に必要な資格などはありません。
そのため、文系出身者でも受験することが可能です。
しかし、大学入学共通テストを受けなければならないため試験科目が多く、ブランクがある人はまとまった勉強時間を確保しないといけないなどの点があります。
それぞれの編入制度にはメリット・デメリットがもちろんありますので、どちらがいいとは一概には判断できませんが、出願資格の条件を学士編入・一般編入どちらもクリアしている方は、試験内容・難易度などからどちらが自分自身に向いているかをよく考えたうえで検討してみましょう。

社会人が医学部受験合格するためのポイント


次に医学部に合格するためのポイントをまとめてみました。

明確な志望動機

「人の命を救う事」という志望動機、実は不十分なのです。
人の命を救うのは医者の役割ですが、政治家・消防士・災害時の自衛隊など命を救う職業は他にもたくさんあります。
面接ではそういう部分が見定められるため、志望動機を深堀して他の受験生と差をつけましょう。

医師になる覚悟

社会的に大きな役割を担う医師を目指すにあたって、医師になる覚悟を持つことはとても重要です。
医学部に合格するための受験勉強はとても長くて苦しいなど、道のりは険しいです。
それを乗り越えたら、さらにそこから大学で6年間の勉強、そして研修医などを経て一人前の医師になるには最低10年以上はかかります。
その期間は、収入もなければ学費も払わないといけない。
そのため、これだけの時間をかけて常に努力し続けるには「医師になるんだ!」という固い決意が必要です。

中学時代の範囲から復習する

まず1次試験を突破するためには、ハイレベルな学力を身につけることが大切です。
社会人は大きなブランクがあり、学生時代に勉強した内容を丸々忘れているなんてこともあります。
時間はあまりありませんが、分からない箇所は疑問点をそのままにせず、中学時代の内容からやり直すくらいの覚悟を持って受験勉強をする必要があります。
合格圏内に到達するためにも弱点を克服する、得意分野を伸ばすなど、これまで以上に学力の向上に励みましょう。

効率的な学習計画

社会人として働きながら医学部受験をされる方は、学習時間が現役の受験生と比べると少ないのに対し学習量は非常に多いです。
そのため、いかに効率良く勉強を進めていくかが合格へのカギとなってきます。
そこでおすすめしたいのが医学部予備校です。
医学部予備校は一般的な塾とは違い、社会人の再受験についての知識を持つ講師陣がおり、医学部受験に特化した指導を行っています。
綿密な相談ができたり、ムダを省いた効率の良いカリキュラムが提供され、講師陣が学習計画をしっかりサポートしてくれます。
そのため、限られた時間の中でも最大限に学習成果を得られ、最短で医学部合格を果たすことが可能になります。

社会人が医学部受験に合格するための2つの道


次に社会人が医学部に合格するための2つの道について解説します。

独学から医学部受験合格への道

社会人で医学部を受験している人の中には、独学での合格を目指している方もいると思いますが、社会人が働きながら独学で医学部を再受験するのは、非常に厳しいのが現状です。
社会人が医学部を目指す際に問題点となるのが、受験情報の収集の難しさです。
受験情報はインターネットで入手することも可能ですが、古い情報や誤った情報であることも少なくありません。
仕事と勉強に追われ、ただでさえ時間がない中で正しい受験情報を入手するのは容易ではありません。
時間の少なさが大きな障害となり、必要な情報が不足してしまうでしょう。
もう一つの課題が、独学の勉強では本来すべき受験対策ができない可能性があるということです。
共通テストでは広範囲から出題され、かつ高い得点を取らなければならないため、テスト対策において並大抵の努力では追いつきません。
テスト対策に加えて二次試験で課される面接試験の対策も必要になります。
社会人の方は学生や浪人生に比べて圧倒的に時間が足りないので、面接練習の時間を確保する余裕が無い方が大多数のはずです。
また、一人で面接練習を行う場合、第三者からのフィードバックを得ることができないため練度の向上に時間がかかってしまいます。

入塾から医学部受験合格への道

社会人が医学部を受験する際には、上記で説明したような多数の障害がつきまといます。
仕事と勉強の両立や学習環境を整えることの難しさ、受験情報の収集の困難さなど、独学で勉強している社会人の方で大変な苦労をしている方も多いでしょう。
また、医学部に合格するためには共通テストで高得点を取らなければなりません。
二次試験や私立大学の独自試験では、大学によりかなり独自性の強い応用問題が出題されます。
こういった対策を完璧にするには、独学の勉強だけでは厳しいものがあります。
特に社会人の受験生は、現状の学力がどれほどかという分析ができていない可能性が高いので尚更一人では厳しいでしょう。
そういった方の助けになるのが、医学部専門予備校です。
医学部専門予備校では、それぞれのレベルに合った効率的な受験対策ができ、良質な自習室の利用、受験情報の収集や合格までのスケジュール管理など様々なサポートを受けることができます。
また、同じ医学部を目指す仲間と情報交換し高めあうことができるといったメリットもあります。
予備校によっては再受験生向けのコースが開講されているところもあり、1科目のみ受講など仕事と両立しながら通うことのできるところもあります。
一人で勉強するよりも確実に合格へ近づくことができるでしょう。
気になる方は、医学部専門予備校への入塾を検討してみましょう。

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まとめ


今回は社会人からの医学部受験について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
社会人が医学部を目指す場合、学士編入・一般編入によって受験することになります。
社会人は働きながらの勉強になるため、時間や情報不足に陥りやすく独学での合格はかなり厳しいようです。
医進の会では、医学部受験合格を全力でサポートします。
本記事を通して医学部に興味を持たれた方は、医学部受験をぜひ検討してみてください。

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