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大阪公立大学医学部の入試傾向や対策方法は?難易度・偏差値・倍率や入試科目も徹底解説

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カテゴリ:大学情報

大阪公立大学は大阪府立大学と大阪市立大学統合して新設された大阪市にある環境に優れた地域にある公立大学です。
本記事では大阪公立大学医学部の入試傾向や対策・入試情報について徹底解説しています。
記事内では偏差値や倍率についても解説しているため、受験を考えている方は必見の内容となっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を読むとわかること
  1. 大阪公立大学医学部の入試傾向と対策
  2. 大阪公立大学医学部の基本情報
  3. 大阪公立大学医学部の入試情報

大阪公立大学医学部の入試傾向と対策

大阪公立大学医学部の入試傾向と対策について科目ごとに解説します。

英語の傾向と対策

2022年度は読解問題2題、英作文問題1題の構成でした。

各問題の出題傾向

読解問題では、内容把握に重点が置かれ、英文のテーマは社会科学系自然科学系が各1題となっています。
英文和訳は難解な構文そのものの理解をみるというよりは、英文の内容を把握するのに必要なポイントとなる箇所が問われています。
英作文問題では、和文英訳が出題されています。
日本で刊行されている書籍からの文章を英訳するもので、逐語訳的な作文力よりも、豊かな表現力を求めるような内容が出題されます。
自由に語句や構文を選択できる反面、難度も高いです。
難易度は長文読解と英作文を合わせて考えると、全体としては、やや難の部類に入ります。

対策方法

対策としては基本構文の理解が第一であるため、構文関係の参考書を1冊確実に理解しておくこと。
基本的なもの、あるいは発展的なものを自分の学力に応じて使用するとよいでしょう。
理解が不十分なまま英文を読み散らすのではなく、ひとまとまりの英文から文法や単語などを着実に学び取るべきです。
特に、長文を読み慣れていなかったり、英文構造への理解が不十分なうちは、英文構造の解説が親切な英文解釈の参考書を1冊仕上げておくとよいです。

意識するべきこと

1文1文の構造をきちんと理解しながら読むのは時間がかかる作業ですが、手を抜かずにやれば正確に速く読める力がつき、また、これが英文和訳対策にもなります。
語彙は平素からの読解の量で決まってくるため、読んだ英文の語句は確実に理解して暗記することが重要です。
単に意味を確認するのではなく、語源などの情報にも目を通したり、例文と一緒に覚えたりすることで、より豊かな語彙力が身につくでしょう。

大阪公立大学医学部の英語対策法
  1. 英作文では豊かな表現力を求められる
  2. 構文関係の参考書を確実に理解する
  3. 読んだ英文の語句を理解し暗記する

数学の傾向と対策

大問数は4題で解答形式は記述式となっています。

各問題の出題傾向

2022年度は、「数学Ⅲ」の微・積分法、極限、複素数平面を中心にした内容でした。
確率と数列、整数の性質との融合問題もあり、また三角関数、指数・対数関数は問題内で材料として使われているので注意が必要です。
全体的に、論理的思考力と計算力を試す内容となっています。
頻出・典型問題もありましたが、証明問題が多く、またすぐには方針を立てにくい問題や計算量の多い問題も含まれています。

対策方法

基本的な事項やよく使われる定理・公式などは、教科書の例題や練習問題などを通して意味や使い方を身につけておきましょう。
また、特に重要な定理・公式などについては、その証明の仕方や導き方もよく勉強し、どのような場面でも使いこなすことができるくらいの自信をつけておくべきです。
偏りなくどの分野からも出題されると考えて、出題範囲すべてについて満遍なく学習しておく必要があります。
標準程度の問題集で数多くの問題を対策し、様々な解法をマスターすることで実戦力の養成を図っておきたいです。
証明問題であっても計算によってかなりの部分が解決されるものや、少し煩雑な計算を必要とする問題も出題されており、計算力の優劣によって明暗が分かれる可能性は高いです。
計算力は、日常の学習の中で養成されるものであるため、正確で迅速な計算力の習得を目指して十分練習しておきましょう。

解き方や意識すること

また、複雑な計算が出題された場合には、先の見通しを立てながら処理できるように練習しておきたいです。
微・積分法については、数列や極限、三角関数、指数・対数関数、2次曲線との融合問題にも対処できるよう、応用力をつけておきましょう。
証明問題の対策としては、まず、等式・不等式の基本的な証明技術を習得し、次に、適切な説明を入れながら筋道の通った答案を書く練習をしましょう。
単に数式を並べるのではなく、どの条件をどこで使用したのか、式はどこから導かれたのか、などを意識して答案を仕上げることが重要です。

大阪公立大学医学部の数学対策法
  1. 高い論理的思考力や計算力が求められる
  2. 出題範囲を満遍なく学習する必要がある
  3. 融合問題に対応できる応用力を身につけよう

化学の傾向と対策

大問3題の構成となっています。
大問はそれぞれ理論、無機、有機の3分野から出題され、実験装置や操作に関する出題もあります。

各問題の出題傾向

理論分野では、難度の高い化学平衡や反応速度に関する計算問題も出題されています。
計算問題では、化学平衡における量的関係、中和反応、酸化還元反応、電気分解、熱化学方程式、気体の法則、溶解度などの出題が今後予想されます。
無機分野は、理論分野と融合されて出題され、有機分野では構造決定、合成、官能基の検出などが出題されています。
全般的には、計算問題を含めて標準的なレベルであるが、中には思考力を問う設問も含まれています。

対策方法

全般的に標準的な問題が多いので、まず教科書や問題集の各単元ごとの基礎的な原理・法則の論理を徹底してマスターすることが大切です。
酸・塩基、酸化・還元、電池・電気分解、気体の発生、有機反応などの重要分野の反応式を書く練習を行いましょう。
実験観察による物質変化と化学反応式を一体化した学習をすることがポイントです。
また、計算問題は頻出です。
計算式の記述を求められることも考えられ、また計算ミスを防ぐという点からも、計算過程を簡潔に書くことを日頃から心がけ、先生など第三者に見てもらうことが重要です。

各分野で意識すること

理論・無機分野において、気体の状態方程式、熱化学、反応速度、化学平衡、酸・塩基、酸化・還元など、物質の性質や反応について系統的知識を論理的にまとめられるよう意識しましょう。
有機分野においては、元素分析による組成式の決定、さらに分子式、構造式の決定が頻出です。
官能基による化合物の分類とその反応の特徴の徹底理解が必要であるため、それぞれの構造や性質を、化合物を関連させて学習しましょう。
高分子化合物も過去問をよく調べて学習しておきましょう。
論述問題が頻出となっているため、多くの問題を解き自分の考えを表現できるよう練習をしておくことが重要です。
さらに、実験観察が重視されています。
実験方法や実験装置のはたらき、およびその名称を覚えるだけではなく、なぜその操作が必要なのかを実験結果から推測するタイプの問題に慣れておきましょう。

大阪公立大学医学部の化学対策法
  1. 難易度は高くないが思考力が問われる
  2. 実験観察まで理解しておく必要がある
  3. 多くの問題に触れておくとよい

物理の傾向と対策

大問数は3題です。
単に公式にあてはめるのではなく、物理的な思考力を要する問題となっています。

各問題の出題傾向

全般的にみて、各大問とも前半の小問は基本的・標準的な問題で、後半の小問はよく考えさせるような内容の問題が多いが、逆に前半で重要な公式を導かせ、後半はそれを使って解くパターンの問題もみられます。
また、数理的な応用力・計算力を要求する問題も出題されています。
出題分野でみると、2022年度は力学、電磁気、波動から各1題の出題でした。

対策方法

教科書を熟読し、基本概念、法則・公式の導き方を確認し、完全に自分のものにしておくことが大切です。
論述・証明問題に対しては、全体を系統的・体系的に理解しておくことが特に重要なので、意識しながら一つひとつの事項を学習していきましょう。
また、物理学を大きく前進させることになった有名な実験についても、教科書や参考書を用いて十分に理解しておくことが重要です。

各分野で意識すること

入試として標準レベルの難易度の問題に対処できる実力をつけるために、受験用の問題集でさまざまなパターンの問題にあたり、基礎事項、法則・公式の適用を実戦的にできるだけたくさん経験しておきましょう。
問題演習を通じて、法則・公式を機械的にあてはめるだけではだめだということに気づきます。
法則・公式の背景をきちんと理解し、問題を解く際には解法の筋道が見通せなければなりません。

大阪公立大学医学部の物理対策法
  1. 応用力や計算力を求められる問題も出題される
  2. 教科書を熟読し、概念や法則を理解する必要がある
  3. 出来るだけ多くの問題に触れてパターンを理解する

生物の傾向と対策

大問数は4題となっています。
2022年度は、遺伝情報、植物の反応、動物の反応、進化・系統、生態の分野からの出題でした。

各問題の出題傾向

過去には幅広い範囲から出題されていたので、2022年度に出題されなかった体内環境、代謝、生殖・発生などの分野も学習しておきましょう。
全体的に標準レベルであるが、字数制限のある論述やグラフからの考察問題には慣れていないと完答できません。
基礎的な知識で正解できる問題が多く出題されています。

対策方法

まずは、基本レベルの問題を取りこぼさないように基礎知識を積み上げる学習が重要となります。
また、論述問題が多く出題されることから、基本知識を自分の言葉で説明できるように確認しながら学習するとよいでしょう。
基礎事項の学習がある程度進んだら、論述問題などを含む標準的な問題でトレーニングをしましょう。
特別に難しいものではなく、標準的な良問が分野ごとに配列されている問題集に、学習進度に合わせて取り組むのがよいでしょう。

各分野への取り組み方

図表は、分野ごとに生物学の知識を視覚的にまとめてあるので、ぜひ活用しましょう。
また、図表の説明文はコンパクトに要約されているので、重要な生物学事項や実験などの解説を書き写すことは、論述問題対策としても有効です。
論述問題は、いかに要点を過不足なくまとめるかがポイントになるので、「~のしくみ」などについて30字・50字・100字というように、字数を変えて記述してみる練習などが効果的です。

大阪公立大学医学部の生物対策法
  1. 幅広い分野からの出題が予想される
  2. 標準的なレベルの問題を解けるようにしておく
  3. 図表の活用や論述問題対策が重要

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大阪公立大学の基本情報


大阪公立大学の基本情報を解説します。

生徒数・定員数・キャンパス情報

ここでは、大阪公立大学医学部の生徒数・定員数・キャンパス情報についてまとめました。
大阪公立大学は2022年に新設された大学のため、現在は二年生まで生徒が在籍しています。

生徒数 293名(医学科:190名、リハビリテーション科:103名)
※2023年5月1日現在
定員数 医学科(95名)
リハビリテーション科/理学療法学(25名)
リハビリテーション科/作業療法学(25名)
キャンパス情報 阿倍野キャンパス
〒545-8585 大阪府大阪市阿倍野区旭町1丁目4番3号

阿倍野キャンパスは、JR・地下鉄天王寺駅、近鉄大阪阿倍野橋駅より徒歩5分です。

大阪公立大学医学部の特徴・特色

大阪公立大学医学部医学科では、「智」・「仁」・「勇」をもった医療人の育成を目指しています。
一年次より始まる早期臨床実習や、大阪市唯一の医学科として診療体制や研究を改革し21世紀に対応した医学・医療を学ぶことができます。
全国トップレベルの医療技術トレーニング施設であるSSC(スキルスシュミレーションセンター)を設置しており、さまざまな医療現場をシュミレーションし、現場で役に立つ技術をトレーニングすることができます。

大阪公立大学医学部の入試情報は?


次に大阪公立大学医学部の入試情報について解説します。

入試日程・合格最低点は?

入試日程と合格最低点を表にまとめました。

入試日 合格最低点
医学部医学科/前期 1/13・14(共通テスト)
2/25・26(個別)
共通テスト:494/650
個別:555/800
総合:1094/1450
医学部リハビリテーション学科/前期 1/13・14(共通テスト)
2/25(個別)
共通テスト:500/800
個別:292/400
総合:823/1200
医学部リハビリテーション学科/後期 1/13・14(共通テスト)
3/12(個別)
共通テスト:463/800
個別:289/400
総合:797/1200

出願期間は3日程とも1/22~2/2までです。

入試の配点・入試科目

入試の配点・入試科目をそれぞれ表にまとめました。

共通テスト

医学部医学科/前期 5教科7科目(650点満点)
【国語】国語(100)
【数学】数1A必須、数ⅡB・簿記から1、計2科目(200)
【理科】物・化・生から2(200)
※理科は基礎科目の選択不可
【外国語】英・独・仏・中・韓から1(100)
【地歴】世A・B・日A・B・地A・Bから選択(50)
【公民】現社・倫理・政経・「倫理・経済」から選択(50)
※地歴・公民から1科目選択
医学部リハビリテーション学科/前期 5教科6~7科目(800点満点)
【国語】国語(200)
【数学】数1A必須、数ⅡB・簿記から1、計2科目(200)
【理科】物基・化基・生基から2、または物・化・生から1(100)
【外国語】英・独・仏・中・韓から1(100)
【地歴】世A・B・日A・B・地A・Bから選択(50)
【公民】現社・倫理・政経・「倫理・経済」から選択(50)
※地歴・公民から1科目選択
医学部リハビリテーション<理学療法学>/後期 4教科5~6科目(700点満点)
【国語】国語(200)
【数学】数1A必須、数ⅡB・簿記から1、計2科目(200)
【理科】物基・化基・生基から2、または物・化・生から1(100)
【外国語】英・独・仏・中・韓から1(100)
医学部リハビリテーション<作業療法学>/後期 3教科4科目(300点満点)
【国語】国語(200)
【数学】数1A必須、数ⅡB・簿記から1、計2科目(200)
【外国語】英・独・仏・中・韓から1(200)

二次試験

医学部医学科/前期 3教科(800点満点)
【数学】数Ⅰ・A、数Ⅱ・B、数Ⅲ(300)
【理科】「物基・物」・「化基・化」・「生基・生」から2(300)
【外国語】コミュ英Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ(200)
【面接】
医学部リハビリテーション学科/前期 1教科(400)
【外国語】コミュ英Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ(200)
【面接】
医学部リハビリテーション<理学療法学>/後期 学科試験なし(300点満点)
【面接】(300)
医学部リハビリテーション作業療法学/後期 学科試験なし(300点満点)
【面接】(300)

大阪公立大学の入試難易度・偏差値・倍率


続いて、大阪公立大学医学部の偏差値や倍率、入試難易度について解説します。

偏差値は?

まずは大阪公立大学医学部の偏差値についてです。

医学科 67.5
リハビリテーション学科/理学療法学専攻 52.5
リハビリテーション学科/作業療法学専攻 52.5

河合塾 入試難易予想ランキング表
医学科の偏差値は67.5、リハビリテーション学科/理学療法学専攻は52.5、リハビリテーション学科/作業療法学専攻は52.5となっています。
医学部の中では、医学科の偏差値が最も高くなっています。
リハビリテーション学科については、理学療法専攻と作業療法専攻ともに52.5程度とあまり差はありません。

その他の学校と比較すると?

大阪公立大学と同程度の偏差値の医学部には、自治医科大学、昭和大学、広島大学、大阪医科薬科大学、北海道大学などが挙げられます。
また、大阪府の医学部の中では2番目に偏差値が高いです。
年度によって偏差値の変動に大きな変化はなく、大学統合の影響により2022年に偏差値は少し下がったものの、60後半をキープしています。

倍率は?

2023年度の一般選抜(前期日程)の倍率です。

募集人員 受験者数 倍率
医学科 80 275 3.4
リハビリテーション学科/理学療法学専攻 15 55 3.7
リハビリテーション学科/作業療法学専攻 15 66 4.4

医学部の倍率は3.4〜4.4倍となっています。
医学科は2023年度よりも倍率は上がっており、やや難化したといえるでしょう。
リハビリテーション学科については、専攻によって倍率に大きな差があり、作業療法学専攻が4.4倍と非常に高い数値となっています。

大阪公立大学医学部の学費・奨学金


大阪公立大学医学部の学費・奨学金についてまとめました。

学費・授業料

入学料 授業料
大阪府民
 及びその子
その他の者 年額535,800円
282,000円 382,000円

入学料は大阪府民か大阪府外の者かで異なり10万円の差があります。
6年間で必要な学費は3,496,800~3,596,800円となります。

奨学金

大阪公立大学が独自で実施する給付奨学金制度です。

大阪公立大学グローバルリーダー育成奨学金

教育後援会の寄付金を奨学金に充てているものです。
対象者は学域・学部2年次のうち、将来グローバルな視点と深い専門性を兼ね備えた国際性豊かなリーダーとして、世界に貢献する人材の育成をめざし、学業、人物ともに優秀な学生(外国人留学生を除く)とされています。
金額は年額30万円が返還不要で、支給期間は1年間です。

大阪公立大学河村孝夫記念奨学金

故河村孝夫氏(大阪府立大学名誉教授)のご遺族からの寄付金を奨学金に充てているものです。
対象者は経済的な理由により十分に勉学に励むことのできない学生(外国人留学生を除く)です。
金額は年額10万円が返還不要で、支給期間は1年間です。

大阪公立大学山本正治郎奨学金

山本正治郎氏 (元大阪市立大学経済研究所長・平成5年逝去)のご遺族・山本立子氏からの寄付金を奨学金に充てているものです。
対象者は大阪公立大学学部・学域2年次に在籍し、社会的弱者の支援に関わる職を志す者のうち、経済的理由のために修学が困難な者です。
金額は月額50,000円(年額600,000円)が返還不要で、支給期間は3年間ですが、毎年継続審査があります。

大阪公立大学楊大鵬奨学金

楊大鵬氏(大阪市立大学医学部卒業生)の寄付金を奨学金に充てているものです。
対象者は医学部医学科又は医学研究科に在籍し、学力に優れ、かつ研究心に富み、経済的理由のために修学が困難な者です。
金額は月額30,000円(年額 360,000円)が返還不要で、支給期間は2年を限度としています。

大阪公立大学には独自の奨学金制度が多数設けられていますので、経済的な負担を軽減したい方は奨学金を検討してみましょう。
また上記の奨学金の他に、日本学生支援機構貸与奨学金や、民間団体等が実施する奨学金制度もありますので、自分にあった奨学金制度を探してみましょう。

まとめ

今回は大阪公立大学医学部の難易度や偏差値、倍率、入試科目・傾向や対策について解説しましたがいかがでしたでしょうか。
立地の良さや、最先端の医学や技術が学べることから受験生に非常に人気となっている大阪公立大学医学部では、求められる学力のレベルが高いため、十分な受験対策をする必要があります。
本記事を通して大阪公立大学医学部に興味を持たれた方は、学習計画を確立し、求められる学力のレベルが高いため、十分な受験対策をする必要があります。
本記事を通して大阪公立大学医学部に興味を持たれた方は、学習計画を確立し、勉強に困ったら医学部受験予備校への入会も検討しながら受験対策を進めましょう。
ながら受験対策を進めましょう。

大阪公立大学医学部 受験情報 2024年度まとめはこちら
公式サイト:大阪公立大学医学部

この記事の執筆者:医進の会代表 谷本秀樹

医進の会代表 谷本秀樹
中学入試の希学園の集団授業で600名以上の多くの生徒を受験指導。
大学入試は四谷学院などの大手予備校や多くの医学部受験予備校で、主に生物の集団授業と個別授業で300人以上の受験生を担当。
自身の予備校『医進の会』発足後は、これまで500人以上の生徒の受験と進路指導に携わってきた。
圧倒的な医学部入試情報量と経験値、最適なアドバイスで数多くの受験生を医学部合格に導いてきた、医学部予備校界屈指のカリスマ塾長。

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