埼玉医科大学医学部の偏差値や学費は?倍率や難易度、入試情報を徹底解説
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カテゴリ:大学情報
埼玉医科大学医学部は埼玉県入間郡毛呂山町にある大学です。
本記事では埼玉医科大学医学部の難易度や学費、偏差値や倍率について詳しくまとめています。
記事内では入試情報や傾向、対策方法までまとめているため、埼玉医科大学医学部を受験する方は必見のコラムです。
是非参考にしてください。
はじめに岩手医科大学医学部の基本情報についてまとめました。
埼玉医科大学医学部の基本情報
はじめに岩手医科大学医学部の基本情報についてまとめました。
埼玉医科大学医学部の定員・生徒数・住所
キャンパス | 埼玉医科大学 毛呂山キャンパス |
---|---|
住所 | 〒350-0495 埼玉県入間郡毛呂山町毛呂本郷38 |
アクセス | 埼玉医大バス停から徒歩1分 毛呂山駅から徒歩3分 |
埼玉医科大学医学部の入試情報
次に埼玉医科大学医学部の入試情報についてご紹介します。
入試日程や合格最低点
一般・前期 | 一般・後期 | 大学共通テスト利用 | |
---|---|---|---|
日程 | 1次試験:2024年2月2日(金) 2次試験:2024年2月11日(日) |
1次試験:2024年3月2日(土) 2次試験:2024年3月10日(日) |
共通テスト:2024年1月13日(土) 2次試験:2024年3月10(日) |
受験年 | 合格最低点 |
---|---|
2017年 | 300/500 |
2018年 | 306/500 |
2019年 | 286/500 |
2020年 | 320/500 |
2021年 | 238/400 |
2022年 | 245/400 |
埼玉医科大学の前期入試の合格最低点は、過去6年間の238-320点です。
2021年度には、238点と最も低い点数となっています。
しかし、これは2020年度以前と比べて配点が変更し小さくなったためだと考えられます。
共通テスト・二次試験の配点
【大学共通テスト】4教科6科目
出願に必要な科目 | 共通テスト配点 | 換算配点(550点満点) |
---|---|---|
国語/必須 | 200点 | 100点満点 |
外国語/必須 | 200点 | 150点満点 |
数学/2科目必須/「数学Ⅰ・A」・「数学Ⅱ・B」 | 各100点(2科目) | 100点満点 |
理科/2科目選択必須/「物理」「化学」「生物」 | 各100点(2科目) | 200点満点 |
【2次試験】
試験科目等 | 集合時間 | 実施時間 |
---|---|---|
・面接表の記入 ・小論文(和文) ・面接 |
1次試験合格発表時にお知らせ | 8:30~17:00頃 |
・小論文(和文)は 60 分間の記述式です。
・小論文は段階評価を行います。
・面接票の記入(20 分間)があります。
・面接終了後に順次解散となります。
・面接終了時刻は当日の受験者数により変動があります。
埼玉医科大学医学部の学費・奨学金
埼玉医科大学医学部の学費や奨学金についてまとめてみました。
学費・授業料
6年間の学費総額 | 3,700万円 |
---|---|
初年度入学金 | 200万円 |
授業料 | 275万円 |
施設設備金 | 150万円 |
奨学金
埼玉医科大学医学部で利用することができる奨学金は、埼玉県地域枠医学生奨学金、埼玉医科大学医学部特別奨学金、研究医枠奨学金、毛呂山会育英制度、日本学生支援機構奨学金の5種類があります。
埼玉医科大学医学部に納入する学費は、6年間で総額3,700万円です。
埼玉医科大学は、私立医学部31校のうち23番目に学費が安い(7番目に学費が高い)です。
学費の他、学生会費等の費用もかかります。
初年度に納入する学費は、入学金(200万円)を含め825万円です。
その他の費用として別途60万円前後も納入します。
2年目以降の学費には教育充当費が加わり、各年次575万円となっています。
その他の費用は年間35万円前後です。
しかし、6年次には追加で40万円の費用がかかります。
よって、6年間の学費は3700万円で、その他にかかる費用は約260万円となっています。
奨学金 | 詳細 |
---|---|
埼玉県地域枠医学生奨学金 | ・金額:総額1440万円(20万円/月) ・人数:18人 ・対象者:高等学校あるいは同等教育機関の理数関連学科・外国語関連学科・普通科の卒業見込みの学生あるいは卒業生のうち、下の条件を満たす者 ・理科、数学、外国語がいずれも4.0以 上(指定校は3.8以上)の評定値で、 評定の全体平均値が4.0以上の者 ・学校長の推薦を受けた者 ・合格時には本学への入学が確かな者 |
埼玉医科大学医学部特別奨学金 | ・金額:総額1,850万円 ・人数:5人まで ・対象者:高等学校あるいは同等教育機関の卒業見込みの学生あるいは卒業生のうち、下の条件を満たす者 ・本学を第一志望とし、一般入学試験 (前期)を受験する者 ・卒業と同時に本学に就労し、医学の 展延への貢献を望む者 |
研究医枠奨学金 | ・金額:総額840万円(10万円/月) ・人数:3人 ・対象者:本学入学後に研究医枠に選抜された4年次以降の医学部生 |
毛呂山会育英制度 | ・金額:個別に決定 ・人数:人数制限なし ・対象者:庭事情等の諸事情により学費納入が困難となった本学医学部生 |
日本学生支援機構奨学金(貸与) | ・金額:・ 第一種 自宅通学:20,000円、30,000円、40,000円、54,000円 自宅外通学:20,000円、30,000円、40,000円、50,000円、64,000円 第二種 2万円~12万円の範囲内で1万円単位で選択 ・人数:若干名 ・対象者:一定の条件を満たす者 |
埼玉医科大学医学部の難易度・偏差値
次に埼玉医科大学医学部の難易度や偏差値についてまとめてみました。
医学部の偏差値・倍率
年度 | 偏差値 | 倍率 |
---|---|---|
2016年度 | 65.5 | 41.2 |
2017年度 | 64.5 | 32.5 |
2018年度 | 64.5 | 28.9 |
2019年度 | 66.2 | 13.0 |
2020年度 | 66.2 | 30.8 |
2021年度 | 62.2 | 15.5 |
2022年度 | 66.2 | 19.0 |
2023年度 | 65.3 | ー |
埼玉医科大学医学部の偏差値については、2017年以降から約65の偏差値を維持しており、2019年になると66を超えるなど再び偏差値が上昇しました。
ただし2021年度の偏差値は62.2に下落しています。
これは2020年度がセンター試験最後の年であったため、安定志向の学生が増え、医学部自体が敬遠されて全体の偏差値が下がってしまったと予想されます。
しかし、偏差値は2022年度66.2となり、2019〜2020年度の水準まで回復しています。
そして、2023年には偏差値65.3にまで回復しています。
医学部受験においては、年度によって偏差値が変化しやすいのが特徴です。
埼玉医科大学の偏差値が比較的低めである要因としては、埼玉医科大学の学費が、私立大学医学部の中で比較的高額であることが考えられます。
また、倍率に関しては2022年度が19.0とかなり高い倍率です。
志願者数・合格者数によって倍率の差はありますが、どの年度も10倍以上の競争率で、人気でありしっかりと対策が必要です。
また、埼玉医科大学医学部はすべりめとしての需要もあるため、今後も倍率は下がらない状態が続くことが予想されます。
また偏差値レベルはさほど高くありませんが、受験生の中には上位ランクの大学を目指している方も多くなっています。
保健医療学部の偏差値・倍率
埼玉医科大学保健医療学部の偏差値は47〜50です。
倍率 | |
---|---|
看護学科・前期 | 1.7倍 |
看護学科・後期 | 1.7倍 |
臨床検査学科・前期 | 1.3倍 |
臨床検査学科・後期 | 1.2倍 |
臨床工学科・前期 | 1.0倍 |
臨床工学科・後期 | 1.0倍 |
理学療法学科・前期 | 1.2倍 |
理学療法学科・後期 | 1.0倍 |
埼玉医科大学医学部を他の医学部と比較すると?
埼玉医科大学医学部の倍率は、私立大学30校中8位と比較的上位に位置しています。
倍率が高くなる理由として、受験のしやすさが理由に挙げられます。
埼玉医科大学医学部は医学部の中では、偏差値が低いため、すべりどめ校に選択されやすい傾向にあります。
一般的に私立大学は国立大学より偏差値が低くなっており、埼玉医科大学は私立大学の中でも偏差値が比較的低く、医学部全体の中で難易度が低いことが分かります。
そのため、合格のハードルは医学部の中では易しいと言えます。
埼玉医科大学医学部の入試傾向と対策
次に埼玉医科大学医学部の入試傾向と対策についてまとめてみました。
参考:https://ishin-kai.info/column/information/849
※上記のページを要約する形でまとめていただきたいです。
英語の傾向と対策
傾向としては文法・語彙問題は、主に空所補充と語句整序が出題されているが、数行に及ぶ英文が示す語を選ぶ問題もある。
また、会話文問題は空所補充や内容説明、内容真偽などが出題されている。
例年、英文のテーマは多種多様であり、グラフや図の読み取り、新聞記事なども出題されている。
読解問題や会話文問題の中に計算や推理を要する問題が含まれている場合もある。
文法・語彙問題は、標準から難レベルまで様々で、短文であっても意味が取りづらく、背景的知識を必要とするものや、文法や語法をしっかりと理解していないと解けない問題も出題されている。
会話文問題は標準的である。
読解問題の英文は比較的読みやすいが、理系の受験生を悩ませる文学関連の出題がされていることがある。
対策としては、偏りなくテーマを選んで学習し、キーワードとなる単語や連語をテーマ別に整理し、不得意分野をなくすことに努めよう。
問題数が多いので速解力を身につけておきたい。
そのためには、先に内容真偽問題や内容説明問題の選択肢に目を通し、問われている内容を踏まえた上で、読み進める練習が効果的である。
全体の論旨を見失わないように、接続表現には特に注意しよう。
物語文の場合は登場人物や時間的前後関係を整理しながら読むことを心がけよう。
数学の傾向と対策
出題範囲は「数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列、ベクトル)」であり、微・積分法、確率、図形の考察が頻出である。
難問は見られず、標準的な問題が多い。
ただ、短い試験時間で高得点を得るためには、無駄のない思考力と計算力が不可欠である。
対策としては広範囲の知識を整理するための最良の方法は、教科書の例題や章末問題を解くことである。
また、重要な定理や公式については、正確に把握し、さまざまな場面で使えるように練習を積んでおこう。
過去に出題された内容が表現を変えて出題される場合がある。
過去問をじっくり解いてみよう。
頻出項目の微・積分法、確率だけではなく、幅広い知識を整理するために、1つの問題を何通りかの解法で解き、整理された無駄のない解法を身につける必要がある。
参考書の例題を自分で解き、解答例との比較を行うことで、計算の要領を見つけよう。
物理の傾向と対策
出題範囲は「物理基礎・物理」であり、力学、電磁気から各1題、残りの1題はここ数年では熟力学、波動のいずれかから出題されている。
煩雑な数値計算やドップラー効果を別の視点から考えるような見慣れない出題もある。
高度な知識を要求される問いもあるが、ほとんどは基本事項の理解度を問おうとする問題が中心で、総じて標準的な出題である。
対策としてはどの問題集にも載っているような頻出問題は、確実に解けるようにしておき、あまり問題数の多くない標準レベルの問題集を繰り返し解くとよい。
基本的な知識を問う問題が中心であるが、試験時間に対して問題量が多い。
難しい問題が出題されることもあるので、試験本番では、まず全ての問題にざっと目を通し、全体の時間配分の目安をつけよう。
そして、最初に基本的な問題を確実に解き、そのあとでじっくりと残りの問題に取り組むようにすること。
化学の傾向と対策
出題範囲は「化学基礎・化学」である。
理論分野では、熱化学、原子の構造、酸・塩基、酸化還元、気体、結晶格子、化学平衡など多くの分野から出題されている。
頻出は計算問題。
有機分野・無機分野はともに理論との融合問題として出題されている。
全体としては基本的・標準的な出題で、教科書レベルの問題が中心である。
ただし、なかにはやや難の応用問題や知識を問う問題もみられる。
対策としては、理論分野では、基本的・標準的な出題が中心なので、内容理解を重視すること。
特に、中和滴定、熱化学方程式、気体の法則、結晶構造、化学平衡、電離平衡からの出題が多い。
計算方法も含め、十分に学習しておこう。
酸化数、pH、濃度、電池、電気分解の基本理解は欠かせない。
問題演習を行った後は、解説をよく読んで理解を深めておくこと。
無機分野では周期表をベースに、イオン化エネルギー、原子・イオン半径、原子構造、化学結合をきちんと押さえておきたい。
また、イオン化傾向から電池・電気分解をとらえ、さらに金属陽イオンの分析及び金属特性を理解しておくとよい。
出題数はそう多くないが、気体の発生と性質も理論との融合問題として問われることがあるので、自分なりにノートなどに整理しておこう。
生物の傾向と対策
出題範囲は「生物基礎・生物」である。
例年大問1題が小問集合で、幅広い分野から出題されている。
出題の分量が多い年度もある。
また、計算問題の配分が多くだされることもあるので、注意が必要である。
対策としては、問題の多くは基礎的な内容なので、教科書を隅々まで読み、基礎を十分把握するように努めよう。
その際、生命現象の本質の理解に力を入れるようにしたい。
徹底的に原理から理解しておけば、学習したことの無い生命現象などが出題されても、対応することが出来る。
日頃から、本番のつもりで時間を決めて解答することで、試験時間の制約の中で、自分の力を最大限に発揮できる。
埼玉医科大学医学部に合格するなら医進の会
今回は、埼玉医科大学医学部の入試傾向や偏差値、倍率などを紹介しました。
私立医学部の中では比較的に偏差値が低く、出願者が集まりやすい大学といえます。
しかし、油断は出来ません。
そこで、医学部を受験するならば医進の会です。
生徒一人ひとりにあったカリキュラムを作成し、受験までの勉強を進めていきます。
ですので、基礎から徹底指導し、確実に学力をあげます。
一般的な大手予備校のようにコース分けで集団授業を行うようなことはありません。
講師は毎年の各大学の試験などを見て傾向や対策を掴んでいるため、生徒の理解度やスピードに合わせて最短ルートで合格に導きます。
また、講師だけでなくアシスタントや国公立医学部現役生のチューターが勉強する環境から勉強の仕方までサポートします。
是非一度お気軽にお問い合わせ下さい。
まとめ
今回は埼玉医科大学医学部の偏差値や倍率、入試傾向・対策などについて解説いたしましたがいかがでしたでしょうか。
埼玉医科大学は医学部全体で比較すると、偏差値は高いとは言えません。
そのため、合格を狙いやすく、併願校やすべり止め校として選びやすい大学です。
埼玉医科大学医学部の受験を検討している方は、ぜひ今回の記事を参考にし、早い時期から受験対策をしていきましょう。
この記事の執筆者:医進の会代表 谷本秀樹
大学入試は四谷学院などの大手予備校や多くの医学部受験予備校で、主に生物の集団授業と個別授業で300人以上の受験生を担当。
自身の予備校『医進の会』発足後は、これまで500人以上の生徒の受験と進路指導に携わってきた。
圧倒的な医学部入試情報量と経験値、最適なアドバイスで数多くの受験生を医学部合格に導いてきた、医学部予備校界屈指のカリスマ塾長。