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医学部受験の難しさを例えると?偏差値や東大・早慶との比較などを解説

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カテゴリ:基礎知識

「医学部はどれだけ難しいの?」「名門大学との比較が知りたい!」「合格するためのポイントは?」
上記のように医学部受験の難しさや難易度を知りたいと考えていないでしょうか。
医学部は受験難易度が高いと分かっていても、具体的に比較しなければ正確な難しさが分かりません。
そこで、今回は医学部の難しさをさまざまな角度から例えていきます。
医学部受験の難しさを知りたい場合は、ぜひ参考にしてください。

この記事を読むとわかること
  1. 医学部を偏差値で見たときの難易度
  2. 医学部と東大・早慶と比較したときの難易度
  3. 難易度が高い医学部受験に合格する方法

今回の記事を動画で解説しています!

医学部の難しさを偏差値で例えるとどれくらい?

まずは医学部の難しさを偏差値で比較していきます。
医学部でも難関大学の偏差値の一部です。

大学 偏差値
東京大学 78.2
京都大学 77.5
慶應義塾大学 75.5
大阪大学 74.7
東京医科歯科大学 73.7
東京慈恵会医科大学 71.7
山梨大学 71.0

他学部と比較してみると、東京大学(文科一類)や京都大学(総合人間)が偏差値68で難関です。
一般に偏差値が高いとされるのは「60」以上からであり、偏差値65以上は難関大学を目指せるレベルと言えます。
しかし、偏差値68では医学部の上位大学に合格することが難しいことがわかります。
医学部受験を考える際は、偏差値65は最低ラインであり、上位大学を狙うにはさらなる学力が必要です。

国公立大学医学部や東大の他学部と比較

ここからは国公立大学医学部と東大の他学部をさまざまな視点から比較していきます。

共通テストのボーダーで比較すると

大学名 共通テストボーダー 大学名 共通テストボーダー
旭川医科大学 80 北海道大学 86
札幌医科大学 82 弘前大学 82
東北大学 86 秋田大学 82
山形大学 82 福島県立医科大学 82
筑波大学 86 群馬大学 83
千葉大学 88 東京医科歯科大学 90
横浜市立大学 88 新潟大学 85
富山大学 82 金沢大学 83
福井大学 82 信州大学 83
岐阜大学 82 浜松医科大学 82
名古屋大学 87 名古屋市立大学 84
三重大学 82 滋賀医科大学 82
京都大学 90 京都府立医科大学 82
大阪大学 88 大阪公立大学 86
神戸大学 87 奈良県立医科大学 83
和歌山県立医科大学 82 鳥取大学 82
島根大学 82 岡山大学 86
広島大学 85 山口大学 83
徳島大学 83 香川大学 82
愛媛大学 82 高知大学 80
九州大学 86 佐賀大学 82
長崎大学 83 熊本大学 83
大分大学 81 宮崎大学 82
鹿児島大学 83 琉球大学 82
東京大学(文科一類) 86 東京大学(文科二類) 86
東京大学(文科三類) 86 東京大学(理科一類) 88
東京大学(理科二類) 87 東京大学(理科三類) 92

東京大学の他学部は共通テストのボーダーが86〜92と、やはり高い水準ですが、国公立大学医学部もそれに匹敵するケースが目立ちます。
なかには共通テストのボーダー率が80%の場合もありますが、どれも決して低い水準とはいえません。

倍率で比較すると?

次は倍率で比較していきます。

大学名 倍率 大学名 倍率
旭川医科大学 6.7 北海道大学 3.4
札幌医科大学 4.9 弘前大学 6.9
東北大学 3.1 秋田大学 4.2
山形大学 5.1 福島県立医科大学 7.9
筑波大学 2.9 群馬大学 4.3
千葉大学 3.4 東京大学 4.2
東京医歯大学 4.5 横浜市立大学 3.3
新潟大学 4.3 富山大学 6
金沢大学 2.9 福井大学 3.7
信州大学 4 岐阜大学 9.9
浜松医科大学 6.5 名古屋大学 2.8
名古屋市立大学 3.3 三重大学 4.2
滋賀医科大学 3.3 京都大学 2.8
京都府立医科大学 3.5 大阪大学 2.6
大阪公立大学 3.1 神戸大学 2.8
奈良県立医科大学 10.1 和歌山県立医科大学 2.6
鳥取大学 6.5 島根大学 11.2
岡山大学 2.8 広島大学 4.4
山口大学 6.9 徳島大学 3.1
香川大学 3.6 愛媛大学 3.8
高知大学 5.8 九州大学 2.5
佐賀大学 4.6 長崎大学 3.9
熊本大学 3.9 大分大学 6.1
宮崎大学 6.3 鹿児島大学 4.8
琉球大学 4.9 東京大学(文科一類) 3.1
東京大学(文科二類) 3.1 東京大学(文科三類) 3.0
東京大学(理科一類) 2.6 東京大学(理科二類) 4.3
東京大学(理科三類) 4.3

※2023年度の倍率です。
倍率で比較すると、東京大学部の他学部は3〜4倍程度ですが、国公立大学医学部はそれを超える倍率が目立ちます。
なかには10倍を超える大学もあり、医学部の難易度がうかがえます。

受験科目によって難易度も異なる

さらに受験科目(二次試験)や難易度も比較します。
国公立大学の医学部は多くの場合で学科試験と面接が実施されます。
学科試験においては5教科7科目を課す大学が多く、英語と数学、国語、理科、社会から選択します。
大学によっては選択必須の科目があり、北海道大学は物理の選択が必須です。
群馬大学や愛媛大学は物理に加えて化学を必須にするなど、二次試験の受験科目は大学によって多少異なります。

二次試験の偏差値を比較すると

二次試験の難易度に関しては、各大学医学部の偏差値を表にまとめているため、以下を参考にしてください。

大学名 2次試験偏差値 大学名 2次試験偏差値
旭川医科大学 65 北海道大学 65
札幌医科大学 62.5 弘前大学 62.5
東北大学 67.5 秋田大学 62.5
山形大学 62.5 福島県立医科大学 62.5
筑波大学 65 群馬大学 65
千葉大学 67.5 東京医科歯科大学 70
横浜市立大学 67.5 新潟大学 65
富山大学 62.5 金沢大学 65
福井大学 62.5 信州大学 65
岐阜大学 65 浜松医科大学 65
名古屋大学 67.5 名古屋市立大学 65
三重大学 65 滋賀医科大学 65
京都大学 72.5 京都府立医科大学 65
大阪大学 70 大阪公立大学 67.5
神戸大学 67.5 奈良県立医科大学 65
和歌山県立医科大学 62.5 鳥取大学 65
島根大学 65 岡山大学 65
広島大学 65 山口大学 65
徳島大学 62.5 香川大学 62.5
愛媛大学 65 高知大学 62.5
九州大学 67.5 佐賀大学 65
長崎大学 65 熊本大学 65
大分大学 65 宮崎大学 65
鹿児島大学 65 琉球大学 65
東京大学(文科一類) 83 東京大学(文科二類) 82
東京大学(文科三類) 82 東京大学(理科一類) 75
東京大学(理科二類) 75 東京大学(理科三類) 81

東京大学の各学部の二次試験の偏差値は、国公立大学医学部の偏差値よりも高いことがわかります。
しかし、国公立大学の二次試験の偏差値は65前後がほとんどであり、難易度が高いといえるでしょう。

面接と小論文

国公立大学医学部は大学によって二次試験で面接や小論文が課されます。
また、大学によっては二次試験の配点比率の半分程度を面接が占めたり、3割ほどを小論文で占めたりする場合があります。
面接も小論文も過去の傾向などを分析し対策をとることで得点につなげられますが、配点比率に応じて対策する時間を考える必要があります。

現役の合格率

国公立大学医学部の現役での合格率は約50%です。
東京大学の他学部の合格率は約70%であり、医学部に現役で合格するほうが難しいと言えます。
しかし、大学によって現役で医学部に合格する割合も違うため、受験を予定する大学の最新情報を確認しましょう。
例えば、京都大学医学部は現役の合格率が70%ですが、岩手医科大学は24%ほどしか現役生が合格していません。
受験年度なども影響することが考えられるため、傾向やトレンドなどを総合的に考えて判断することが重要です。

私立大学医学部と早慶の他学部を比較

ここからは私立大学医学部と、私立大学のなかでも難関の早稲田大学と慶應義塾大学の他学部を比較してみます。

共通テストのボーダーを比較すると

共通テストのボーダーを一覧にしました。

大学名 共通テストボーダー 大学名 共通テストボーダー
東北医科薬科大学 90 国際医療福祉大学 86
獨協医科大学 89 埼玉医科大学 76
杏林大学 84 順天堂大学(前期) 90
順天堂大学(併用) 89 日本医科大学(後期併用) 86
帝京大学 87 東海大学 85
東京医科大学 85 愛知医科大学(前期) 82
藤田医科大学(前期) 85 大阪医科薬科大学 88
関西医科大学(前期) 88 関西医科大学(併用) 89
近畿大学(共前期) 84 近畿大学(共中期) 86
産業医科大学 82 福岡大学 85
早稲田大学政治経済学部 87 早稲田大学法学部 88
早稲田大学教育学部 85 慶應義塾大学 共通テスト利用なし

上表のように、私立大学医学部の共通テストのボーダーは早稲田大学の他学部に匹敵します。
なお、慶應義塾大学は共通テスト利用を実施していません。

倍率を比較すると

次は倍率を比較していきます。

大学名 倍率 大学名 倍率
久留米大学[後期] 111.6 聖マリアンナ[後期] 94.2
金沢医科大学[後期] 78.7 関西医科大学[後期] 78.6
日本医科大学[後期] 54.4 昭和大学部後期] 45.1
日本大学[N方式 後期] 43.8 埼玉医科大学[後期] 40.4
大阪医科薬科大学[後期] 39.7 帝京大学 35.3
藤田医科大学[後期] 22.0 金沢医科大学[前期] 21.1
東海大学 19.7 獨協医科大学 19.3
東邦大学医学部 19.2 順天堂大学[一般B方式] 18.3
埼玉医科大学[前期] 15.9 福岡大学医学部 15.9
関西医科大学[前期] 14.7 杏林大学医学部 13.2
聖マリアンナ医科大学[前期] 12.4 兵庫医科大学[一般B] 11.9
産業医科大学 10.7 国際医療福祉大学 10.6
日本医科大学[前期] 10.4 近畿大学[後期] 9.9
東京慈恵会医科大学 9.9 久留米大学[前期] 9.4
昭和大学[前期] 9.2 順天堂大学[一般A方式] 9.2
岩手医科大学 9.0 大阪医科薬科大学[前期] 8.4
東京医科大学 7.9 日本大学[N方式前期] 7.8
兵庫医科大学[一般A] 7.8 近畿大学[前期] 6.4
北里大学 6.3 愛知医科大学 6.1
藤田医科大学[前期] 5.3 東京女子医科大学 5.2
東北医科薬科大学 4.9 川崎医科大学 3.5
早稲田大学政治経済学部政治学科 8.2 早稲田大学法学部法律学科 13.7
早稲田大学教育学部 24.7 慶應義塾大学文学部 3.2
慶應義塾大学経済学部 3.4 慶應義塾大学薬学部 3.3

※2022年度の倍率です。
上表のように、私立大学医学部は大学によって倍率が大きく異なります。
早稲田大学や慶應義塾大学の他学部と同等や低い場合もあれば、前期日程でも倍率が20倍をこえるケースもあります。

受験科目と難易度

私立大学医学部は、3教科4科目の英語、数学、理科から受験科目を選択するケースが多いです。
早稲田大学や慶應義塾大学の他学部では、4教科4科目、2教科2科目などになっており、私立大学医学部と同等か少ない受験科目となります。

科目だけで比較するとどちらがレベルが高いのか?

科目数だけで判断すると私立大学医学部と早稲田大学や慶應義塾大学の他学部は、同等の難易度と言っても良いでしょう。
しかし、私立大学医学部の受験科目の多さや倍率を加味すると、大学によっては早稲田大学や慶應義塾大学の他学部よりも難易度が高い場合があります。
国公立大学医学部に比べると受験科目が少ない傾向にありますが、倍率などを考慮すると一概に難易度が低いとは言い切れません。

面接と小論文

私立大学医学部は多くで面接や小論文を課しています。
一方の早稲田大学や慶應義塾大学の他学部では、AO入試などで受験しなければ面接や小論文がないケースがほとんどです。
私立大学医学部の面接や小論文は、国公立大学医学部と難易度は大きく変わらないため、同様のレベルで対策を取ればクリアできる可能性が高いです。

現役の合格率

私立大学医学部の現役生の合格率は約30%です。
言い換えると70%程度は浪人をする計算となります。
一方、早稲田大学や慶應大学の他学部の現役合格率は約70%であり、私立大医学部に比べると現役の合格率が高い傾向です。
私立大学を個々に見ていくと医学部の現役合格率が変動しますが、全体を見ると、現役で合格する可能性が低くなっています。

医学部合格はなぜそんなに難しいの?

国公立大学、私立大学の双方で医学部に合格するハードルは高いです。
では、なぜ医学部合格が難しいのでしょうか。
ここからは医学部合格が難しい理由をさまざまな内容から解説します。

  • 医学を学ぶために高度な理解力が必要だから
  • 真剣に医師になりたい受験生を望んでいるから
  • 他学部志望の優秀な学生が力試ししているから
  • 受験に向けて学習する科目が多いから
  • 受験に向けて学習する科目が多いから
  • 前期日程の一発勝負が基本だから
  • 浪人生も多く受験するから
  • 中高一貫校からの受験者も多いから
  • 医師が魅力ある職業だから

医学を学ぶために高度な理解力が必要だから

まずは医学を学ぶために高度な理解力が必要です。
医学部受験のハードルの高さだけではなく、合格し医学を学ぶ際にはより高度で難解なことを学んでいきます。
大学入学後から高度な内容を学んだり実習があったりなど、短期間で膨大な情報を消化する必要があり理解力が求められるわけです。
特に生理学や病理学は理解する難易度も高い傾向です。
単位を落とせば留年せざるを得ないわけですが、大学側もそれを望まないため、入試の段階で一定以上の学力や理解力を試す必要があります。

真剣に医師になりたい受験生を望んでいるから

また、大学側は真剣に医師になりたい受験生を望んでいるため、試験のハードルを高めている側面があります。
近年、不況や高齢化などの事情から、高収入や安定志向の受験生が医学部合格を目指す傾向もあります
しかし、生半可な志で医学部に合格されて、途中であきらめる人が居れば大学側としても業界としても大きな痛手でしょう。
そのため、試験難易度を上げたり小論文や面接で受験生をふるいにかけたりしているわけです。

他学部志望の優秀な学生が力試ししているから

一部の他学部志望で優秀な学生が医学部を力試しとして受験しているケースがあり、倍率が高まることで難易度を引き上げている可能性があります。
先に比較したように、医学部は東京大学や早稲田大学、慶應義塾大学など、名だたる名門大学を突破できる学力が必要です。
そのため、難関大学合格を目指す受験生が私立大学医学部を中心に受験し、実践力を試していることも考えられます

受験に向けて学習する科目が多いから

特に国公立大学医学部は、共通テストの受験も含めて受験科目が多く十分な対策が必要です。
さらに二次試験の難易度も高いため、簡単に合格できない現状があります。
私立大学医学部であれば、受験科目が限られるケースもありますが、それでも早慶の他学部レベルやそれ以上の学力が必要です。
合格後の学習も踏まえれば、幅広く勉強し理解する力が求められるため、先を見越して取り組むことも大切です。

前期日程の一発勝負が基本だから

特に国公立大学医学部進学を目指すならば、基本的に前期日程の一発勝負となります。
後期日程になると、前期日程と比にならないほど倍率が上がる大学がほとんどです。
後期日程は募集定員が少なく、共通テストのボーダーも90%前後と非常に狭き門です。
国公立大学医学部を目指す際は、前期日程で合格しなければ浪人を覚悟する必要があるでしょう。

浪人生も多く受験するから

医学部受験は浪人生も多く受験します。
先述のとおり、医学部受験での現役生の合格率は3割から5割程度です。
医師として一人前になるにも30代以降のケースがほとんどであり、受験で何年も浪人することが珍しくありません。
浪人生が毎年のように受験することから、倍率も高くなり難易度を引き上げています。

中高一貫校からの受験者も多いから

医学部受験を目指す人は、中高一貫校に通い早い段階から試験勉強に取り組んでいます。
中高一貫校であれば公立の小学校や中学校に比べて先取り学習ができ、高校3年になると受験勉強に専念できるケースもあります。
また、子供に医学部受験をさせたい親御さんは、早い段階で中高一貫校への進学を目指している場合もあるでしょう。
中高一貫校からの受験生と同じ土俵で戦うことを考えると、医学部受験の難易度が高まる点は致し方ないと考えられます。

医師が魅力ある職業だから

医師が魅力ある職業であるため、医学部を志す人が多く、相対的に医学部受験の倍率が高まっています
医師は社会的なステータスや収入が高く、高齢化の将来を考えると医師になれば生活に困ることは考えにくいです。
そのため、毎年一定の受験者によって、倍率が高まることが合格へのハードルを上げています。

医学部受験が難関な主な理由
  1. 倍率が上がりやすく、競う相手が多い
  2. 学力が高い層が受験をしやすい
  3. 医師になりたい強い思いを持つ学生が努力しているから

受験の難しさがある医学部受験を突破するためには?

医学部合格はなかなかの難易度がありますが、最初からあきらめてはいけません。
ここでは医学部受験に合格するための方法を詳しく解説していきます。

医学部受験に合格するなら医進の会へ


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日々の授業では超一流講師による授業を受けることができ、その他にも国公立医学部生のチューターによるサポートも受けることができます。
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その他の医学部受験合格に向けてできることを5つまとめたため、以下も参考にしてください。

  1. 医学部受験の情報をより多く集める
  2. 学習スケジュールを確立し勉強時間を確保する
  3. 教科ごとの学習ポイントを押える
  4. 試験問題に対してシンプルに考える
  5. 予備校や塾などで受験のプロから指導を受ける

医学部受験の情報をより多く集める

受験は情報戦」と言われるように、医学部受験においても情報をより多く集めることが大事です。
正確な情報をより多く集めることで、受験に対する悩みや不安も少なくなるものです。
特に私立大学医学部の受験は大学によって試験科目が異なるため、正確な情報収集が必要となります。
正確な情報をより多く集めることで、受験対策にも反映させることが可能です。

学習スケジュールを確立し勉強時間を確保する

次はスケジュールを確立して、勉強時間を確保することです。
繰り返しになりますが、医学部受験は中途半端な学習時間や学習量では突破できません
日々の生活スケジュールを見直し、中長期的な学習計画のもとに受験勉強に取り組んでください。
学習計画は試験日から逆算して細かに考えていきましょう。

教科ごとの学習ポイントを押える

医学部受験では面接や小論文を加えると、幅広い受験科目になる場合があります。
そのため、教科ごとの学習ポイントを押えて効率良く勉強することが大事です。
できるだけ苦手科目を作らず、満遍なく得点することを意識してください。
どうしても理解に苦しむ部分があるのであれば、中学校の内容から復習しても良いでしょう。
総合的な学力を向上させることが、医学部合格後にも活かされます。

試験問題に対してシンプルに考える

医学部受験は難問が出題され、日々の学習で精神的な辛さを感じる場合があります。
しかし、医学部受験では「解ける問題を解く、解けない問題を飛ばす」というシンプルな思考で考えましょう。
難しい問題を何時間もかけて理解しようとしても、その時間を確実に得点できる問題に充当するほうが効率がいいです。
まずは基礎を固めて、苦手科目は基礎を完璧に、得意科目は応用問題まで広げて得点を取るべきところ、間違えてはいけないところを間違えないようにする対策を行っていきましょう。

予備校や塾などで受験のプロから指導を受ける

医学部受験は、予備校や塾など受験のプロから指導を受けることをおすすめします。
医学部受験は学習量だけではなく、質も求められるため、努力したからと言って必ず報われるとは言い切れません。
誤った努力を続けても合格できる可能性は低いでしょう。
そこで、受験のプロから適切な学習指導や進路指導、情報提供を受けて試験に臨んでください。

まとめ

医学部受験は、東京大学や早稲田大学、慶應義塾大学など名門大学の他学部に匹敵、もしくはそれ以上の難易度になります。
それだけの難しさがある理由もご紹介しました。
難関と言える医学部に合格するためには情報収集や学習スケジュールの計画、学習時間の確保などが必要です。
また、医学部受験は受験のプロの力を借りることも大事です。
予備校や塾を活用して、適切な学習や情報収集ができるように取り組みましょう。

この記事の執筆者:医進の会代表 谷本秀樹

医進の会代表 谷本秀樹
中学入試の希学園の集団授業で600名以上の多くの生徒を受験指導。
大学入試は四谷学院などの大手予備校や多くの医学部受験予備校で、主に生物の集団授業と個別授業で300人以上の受験生を担当。
自身の予備校『医進の会』発足後は、これまで500人以上の生徒の受験と進路指導に携わってきた。
圧倒的な医学部入試情報量と経験値、最適なアドバイスで数多くの受験生を医学部合格に導いてきた、医学部予備校界屈指のカリスマ塾長。

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