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東邦大学医学部の偏差値・倍率・難易度は?学費や奨学金、入試情報も解説

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カテゴリ:大学情報

東邦大学医学部の偏差値・倍率・難易度は?学費や奨学金、入試情報も解説


東邦大学医学部は東京都大田区にある私立大学です。
本記事では東邦大学医学部の偏差値や倍率・入試傾向や対策方法について解説しています。
記事内では入試情報や学費・奨学金に関してもまとめているため是非参考にしてください。
医学部受験を考えている方は必見のコラムです。

東邦大学医学部の基本情報


まずは東邦大学医学部の基本情報をまとめました。

東邦大学医学部の定員・生徒数・住所

東邦大学医学部の定員数は以下の通りです。

試験区分 募集人数
定員 総合入試 およそ10名
同窓生子女入試 およそ5名
推薦入試(公募制ー千葉県地域枠) 3名
推薦入試(公募制ー新潟県地域枠) 6名
推薦入試(付属校成) およそ25名
一般入試 およそ70名
一般入試(千葉県地域枠) 2名
一般入試(新潟県地域枠) 2名

東邦大学医学部の生徒数は以下の通りです。

1年 2年 3年 4年 5年 6年 合計
生徒数 123名 117名 120名 115名 116名 122名 713名

東邦大学医学部の住所は以下の通りです。

住所 〒143-8540 東京都大田区大森西5-21-16
キャンパス 大森キャンパス
電話番号 03-3762-4151

東邦大学医学部の入試情報

東邦大学医学部の入試情報についてまとめました。

入試日程や合格最低点

2024年度入試日程は以下の通りです。

試験区分 総合入試
推薦入試(付属校制)
推薦入試(公募制-千葉県地域枠)
推薦入試(公募制-新潟県地域枠)
一般入試
一般入試(千葉県地域枠)
一般入試(新潟県地域枠)
出願期間
(郵送)
2023年11月1日(水)~11月8日(水) 2023年12月11日(月)~2024年1月24日(水)
試験日
(一次試験)
2023年11月17日(金) 2024年2月6日(火)
試験日
(二次試験)
2023年12月2日(土) 2024年2月14日(水)または15日(木)
合格発表日 一次:2023年11月27日(月)
二次:2023年12月6日(水)
※推薦入試(付属校制)は学校長を経由して発表します
一次:2024年2月9日(金)
二次:2024年2月17日(土)

2023年度入試における合格最低点を表にまとめました。

試験区分 満点 合格最低点
一般入試 400 261

東邦大学医学部では、一般入試の合格最低点のみ公表しています。
2023年度入試では400点満点中261点でした。
例年251〜293点程で推移しているようです。

共通テスト・二次試験の配点

東邦大学医学部では、共通テストを利用した選抜を採用していません。
一般入試における一次試験・二次試験の試験科目と配点は以下の通りです。

一次試験
教科 科目 配点
理科 物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から2科目選択 150点
数学 数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列・ベクトルのみ) 100点
外国語 コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ 150点
基礎学力 論理的思考能力、数理解析能力など
二次試験
面接 一次試験合格者のみに実施

一次試験は、理科・数学・外国語の合計400点満点の試験により合否を決定します。
また、一次試験の基礎学力の結果は、二次試験合格者を選抜する際に使用します。

東邦大学医学部の学費・奨学金


続いて、東邦大学医学部の学費や奨学金についてまとめました。

学費・授業料

1年次 入学金 1,500,000円
授業料 2,500,000円
施設設備費 300,000円
教育充実費 500,000円
初年度納入金総額 4,800,000円
2年次以降の年額 4,200,000円
6年間の総額 25,800,000円

上記の金額以外にも、委託徴収金として学生教育研究災害傷害保険料7,800円、青藍会(父母会)費300,000円、学生自治会費90,000円、同窓会費100,000円、合計497,800円がかかります。
他の私立大学医学部と比べると比較的学費は低い金額となっています。

奨学金

東邦大学医学部で受けられる奨学金や学費減免制度について以下のようにまとめました。

奨学金 内容・条件
日本学生支援機構第一種奨学金 無利息の奨学金で優れた学生で経済的理由で就学困難な者に貸与
日本学生支援機構第二種奨学金 利息付きの奨学金で(在学中は無利息)第一種よりも緩やかな基準で選考されたものに貸与
都道府県・市育英奨学資金 成績良好で経済的理由で就学困難な者及びその他奨学金受けていない者に無利息で貸与
東邦大学青藍会(父母会)貸与奨学金 在学生の父母(学費負担者)が経済的に困窮した場合に貸与
在学生対象特待生制度 各学年若干名に対し、授業料のうち最高100万円(各学年200万円限度)の学費免除

詳しくは大学公式ホームページをご参照ください。

東邦大学医学部の難易度・偏差値

東邦大学医学部の偏差値は、67.5です。
全国で31校ある私立大学医学部の中では上位10校に入る難関校になります。
また、倍率は18倍~20倍半ばほどと高い水準にあるため、難易度はやや高めでしょう。

東邦大学医学部を他の医学部大学と比較すると?

東邦大学医学部と偏差値が近い大学としては、日本大学、東京医科大学、関西医科大学が挙げられます。
国公立大学を含めた医学部がある大学の偏差値ランキングでは、全国82校中45位とほぼ中間あたりに位置しています。

東邦大学医学部の入試傾向と対策


ここでは、東邦大学医学部の入試傾向と対策についてまとめました。

英語の傾向と対策

試験時間は90分、大問数は5〜6題です。
解答形式マークシート式です。
長文読解問題は、医学や生物学に関するテーマがよく扱われています。
設問は、語句の意味を問うものや、空所補充、内容説明・内容真偽、内容理解など問うものが出題されています。
また、2020年以降は欠けている文章の挿入箇所を選択させる問題が加わりました。
他には、語彙や文法事項を問う空所補充形式の読解問題が出題されています。
文法・語彙問題は誤りを指摘する問題や、日本語の文章に対して正しい英訳を選択する問題が出題されています。
読解問題では、医学や生物学分野の専門的な内容や語彙を含む英文が多く出題されていますが、注がつけられていることはほとんどありません。
それらが設問に直接関わることは少ないですが、読み取りに難しさを感じるかもしれません。
また、表現や語彙に関する問題の選択肢には紛らわしいものもあるため、基礎が固まっていない受験生にとっては、難しく感じる問題もあるでしょう。
読解しなければならない英文量と解答個数の多さ、そして90分という試験時間を考えると、難易度は高いでしょう。
試験内容は、長文読解が中心になるため、読解力をつけることなど重要です。
対策として扱う長文は、医学関連の内容のレベルの高いものを選びましょう。
そして、解き終わったら、必ず自分の解答と解説を照らし合わせ、納得がいくまで検討しましょう。
読解力は、文法力、語彙力、構文力を合わせた総合的な力です。
内容や要旨の読み取りに主眼をおきつつ、英文に慣れ親しむ気持ちで取り組みましょう。
英熟語や、基本的な医学用語を抑えておくことでいっそう力がつきます。
英語学習の基本は文法です。
具体的な学習法としては、受験の重要箇所をまとめた問題集を手元に置き、調べながら学習するとよいでしょう。
誤りの指摘や語句整序の問題も過去には出題されているので、語順には注意を払いましょう。
英文のテーマや設問内容および難易度は例年の傾向が踏襲されているため、過去の入試問題を取り組むには有効な対策です。
入試直前だけでなく、なるべく早い時期から過去問にあたっておきましょう。

数学の傾向と対策

試験時間は90分、大問数は10題、解答形式はマークシート式です。
出題範囲は「数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列・ベクトル)」です。
例年、幅広い分野から出題されていますが、微・積分法は必出となっています。
微・積分法は、傾向として、他の問題よりやや骨のある重厚な内容です。
また、図を利用する問題もよく出題されています。
全体的には、確かな実力を身につけておかないと解けない良問が多いでしょう。
前半は基本または標準で、典型的な問題が多くみられ、後半は計算力や思考力を要する問題もあり、手際よい処理が必要でしょう。
問題量が多く、見直しの時間は十分にないと思われるので、正確で迅速な計算力が必要です。
入試によく使われる公式や定理が頻繁に扱われているため、それらを自在に駆使できるようにしておく必要があるでしょう。
教科書での基本的な公式・定理だけでなく、受験参考書での公式や技法なども覚え、短時間に解答できる力を身につけましょう。
標準程度の参考書・問題集を繰り返し行い、典型的な問題の解法や公式・定理を確実に自分のものにしておきましょう。
偏りなく広範囲からの出題であるため、不得意分野には特に力を入れ、不得意分野は克服しておきましょう。
微・積分法や整数の性質の問題はやや難しいことがあるので得意分野と言えるほどに実力を高めておきましょう。
また、計算力を問われる問題が出題され、問題量が多く試験時間が十分とは言えません。
さらに、マークシート方式の問題ではケアレスミス(計算ミスや転記ミスなど)は致命的になります。
そのため典型的な問題における定石の解法や公式・定理をうまく使って要領よく解答できる力などを習得し、正確で迅速な計算力を養成しておくことが重要になります。
答えに至るまでの論理的プロセスを要領よくまとめた答案づくりを心がけ、ケアレスミスを防ぎ正確な解答を導き出すことが大切です。
総合力を高めるために、偏りなく広範囲のやや難しい問題集に取り組むのもよいでしょう。

物理の傾向と対策

試験時間は2科目120分です。
大問数は年度によって異なりますが、6~8題で、小問数の合計は25〜30問です。
解答形式はマークシート式です。
出題範囲は「物理基礎・物理」です。
問題量が多く、力学を中心に様々な分野からの出題がみられます。
大問1題あたりの小問数は2~5問であることが多いです。
面倒な文字計算を含む問題や、正しいものを複数選択する問題も出されています。
幅広い知識と同時に正確な計算力と判断力が要求されているといえます。
1つ1つは基本的な問題だが、試験時間に対する問題量が多く、相当なスピードで解いていかないと全問解答は難しいでしょう。
小問はほとんど誘導形式ではないので、全体としての難易度は高いでしょう。
まず教科書をすみずみまでよく読み、内容を確実に把握しましょう。
また単に公式を暗記するだけでなく、物理的な現象と合わせて理解することが重要です。
特に、正しいものを複数選択するような問題は教科書の内容の正確な理解が必要です。
教科書レベルの問題集を用いて多くの基本問題にあたっておきましょう。
各分野から出題されているので、偏ることなく全分野を学習しておく必要があります。
計算問題は過去にきちんと解いたことがあるかどうかで得点にかなりの差が出るでしょう。
試験時間に余裕がないので、時間を計りながら演習に取り組みましょう。
基礎的な内容が問われる部分で確実に点を取る必要があります。
また、教科書よりも深い知識については、過去の出題を参考にしながら、難度の高い問題集も行っておくほうが良いでしょう。
数値計算の問題もかなりあります。
ミスなく素早く計算できるよう、練習しておきましょう。

化学の傾向と対策

試験時間は2科目120分で、大問数は3題です。
解答形式はマークシート式です。
出題範囲は「化学基礎・科学」です。
大問1の小問集合は総合問題で、広範囲にわたって出題されていますが、全般に理論からの出題が目立ちます。
理論では原子の構造や周期表などの知識だけでなく、濃度、反応熱、中和滴定、pH、平衡定数など計算が必要な設問も多いです。
無機では周期表と元素の性質や結晶の種類と結合、気体の発生やイオンの沈殿・溶解反応が、有機では元素分析から組成式・分子式・構造式・異性体の決定、有機合成反応が出題されています。
糖、アミノ酸も出題されることが多いでしょう。
基本ないし標準的な問題が中心であるが、やや難の問題が出題されることもあります。
計算問題では、教科書の基本法則および物質量概念の基礎を確実に自分のものにした上で、各種問題集をあたっておく必要があります。
計算ミスは致命的となります。
化学式や化学反応式をもとにした物質量の計算、気体の法則、濃度、電離平衡、中和滴定とpH、結晶構造、熱化学、酸化還元、電気分解などは特に重要でしょう。
また、2018年度は気相における分子の酸性度という、高校ではあまり耳にしないような問題が出題され、2019年度は実験データから反応速度定数kを求める問題、2021年度はイオン結晶の格子エネルギーに関する問題が出題されました。
これらの応用問題にも対応できるようにしておきましょう。
非金属では気体の発生方法及び性質、金属では主な金属とそのイオンの反応及び検出反応が頻繁に出題されているので、きちんと暗記しておきましょう。
また工業的製法及び実験の手順についても注意する必要があります。
有機分野では、合成法と官能基の性質や元素分析から組成式・分子式の決定、構造式や異性体を推定する問題もよく出されます。
教科書で扱わないような反応がからんだ出題もあります。
問題文に書かれている設定などをよく読み、教科書などで学習して身につけた知識と照らし合わせ、その場でよく思考して解答を導く能力が必要です。
基本的な問題や知識問題で点を落とさないようにしましょう。
問題量が多く時間に余裕はありませんのでスピードが要求されることに留意して、問題演習を重ねておきましょう。

生物の傾向と対策

試験時間は2科目120分で、大問数は5〜6題です。
解答形式はマークシート式です。
扱われる題材も、動物・ヒトであることが多く、目や耳などの構造や機能を深く追究する問題もみられます。
進化・系統、生態からも出題されているので要注意です。
また、実験考察問題も頻出なので、グラフの見方や表の読み取りにも慣れておきましょう。
標準的な知識問題と、考察力を問う問題からなります。
後者は設問文が長く、複数の実験が設定されていることもあるので、解答に時間がかかるでしょう。
時間配分の目安としては大問1題あたり10分前後です。
全体的に知識に基づいて「考えること」が要求されますが、試験時間には余裕がないので、短時間で正確に答えを出す実戦力が必要となります。
試験時間に対して問題数がやや多く、思考力を要する設問もあるので、手際よく答える必要があるでしょう。
曖昧な知識を極力減らすためにも教科書を大いに利用しましょう。
太字の用語を中心に内容を確実に理解し、その上で標準的な問題集などで演習して、基本的な知識を養成しておきましょう。
ヒトの体に関する出題が多く教科書だけでは十分な知識を得るのは難しいでしょう。
そのため、生物の資料集も活用することをおすすめします。
ヒトの生殖と発生、ヒトの遺伝、循環系、視覚器や聴覚器、神経系、免疫などに、しっかりと目を通しておきましょう。
実験問題がよく出題されているので、難度の高い国公立大学の二次試験の問題に取り組むのもよいでしょう。
図やグラフの多い実験問題は一度自分で解いてみると、考えるプロセスがある分だけ記憶に定着しやすくなるでしょう。
また、様々な現象を判定問題を通して問われることが多いので、生物一般の内容にも踏みこんで理解しておくとよいでしょう。

東邦大学医学部に合格するなら医進の会


東邦大学医学部の偏差値は67.5と、かなりの高偏差値であり、また倍率が18倍~20半ばと、かなり競争率が高くなっています。
そのため、合格を勝ち取るには本番で発揮できる確かな実力が必要です。
そこで、東邦大学医学部を目指す方にご提案したいのが、医学部専門予備校医進の会です。
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まとめ


今回は東邦大学医学部の偏差値や倍率、入試情報及び、学費や奨学金制度などについて解説いたしましたがいかがでしたでしょうか。
東邦大学医学部では臨床教育が充実していたり、人間性を養う全人的医療教育が行われているなど、医学部生として視野を広げて学ぶことが出来る環境が整っています。
東邦大学医学部の受験を検討している方は、ぜひ今回の記事を参考にし、早い時期から受験対策をしていきましょう。

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