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2024年最新|医学部の男女比一覧!男女別で志望校の選び方やおすすめ大学についても徹底解説!

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カテゴリ:勉強・対策

本記事では医学部の男女比について詳しく説明しています。
男女別で志望校の選び方や比率にしたランキングなどにもまとめています。
記事内では男女別でのオススメの大学や学費や生徒数についても述べているので、医学部に興味がある人は参考にして下さい。
医学部の受験を考えている方は必見のコラムです。
今回の記事を動画で解説しています!

医学部がある大学男女比一覧


医学部の男女比を一覧にまとめてみました。

【最新版】国公立大学医学部の男女比

大学名
京都大学 81.7 18.3
東北大学 79.0 21.0
新潟大学 78.2 21.8
北海道大学 77.3 22.7
大阪大学 76.8 23.2
名古屋大学 75.0 25.0
熊本大学 75.0 25.0
山梨大学 74.4 25.6
札幌医科大学 73.8 26.2
大阪公立大学 73.7 26.3
千葉大学 70.0 30.0
和歌山県立医科大学 69.6 30.4
奈良県立医科大学 69.0 31.0
九州大学 68.5 31.5
神戸大学 67.0 33.0
信州大学 66.7 33.3
福島県立医科大学 66.2 33.8
広島大学 65.3 34.7
金沢大学 64.9 35.1
名古屋市立大学 64.9 35.1
山口大学 64.8 35.2
山形大学 64.6 35.4
東京医科歯科大学 64.5 35.5
群馬大学 63.9 36.1
鹿児島大学 63.4 36.6
福井大学 62.7 37.3
香川大学 62.4 37.6
滋賀医科大学 61.1 38.9
岐阜大学 60.7 39.3
徳島大学 60.5 39.5
岡山大学 59.8 40.2
三重大学 60.0 40.0
京都府立医科大学 58.9 41.1
横浜市立大学 57.1 42.9
浜松医科大学 57.9 42.1
大分大学 54.0 46.0
秋田大学 57.3 42.7
旭川大学 56.8 43.2
愛媛大学 56.4 43.6
島根大学 55.9 44.1
高知大学 55.0 45.0
鳥取大学 54.8 45.2
富山大学 53.8 46.2
琉球大学 53.5 46.5
長崎大学 53.3 46.7
弘前大学 52.7 47.3
宮崎大学 52.3 47.7
佐賀大学 52.0 48.0
筑波大学 非公表
東京大学 非公表

国公立大学の医学部は全国で50校あり、国公立大学は基本全大学共学となっています。
2022年度の国公立大学医学部の男女の比率の平均を見てみると男子:65.5%(3,526名)、女子:35.5%(1,957名)です。
2022年度において、女子学生の割合が4割を超えた大学は、50校中18校でした。
女子学生の割合が最も高い大学は佐賀大学で、48.0%でした。

【最新版】私立大学医学部の男女比

大学名
慶應義塾大学 75.8 24.2
近畿大学 70.5 29.5
福岡大学 70.2 29.8
日本大学 68.0 32.0
獨協医科大学 66.2 33.8
関西医科大学 66.1 33.9
岩手医科大学 65.9 34.1
東京慈恵会医科大学 65.7 34.3
自治医科大学 65.0 35.0
東海大学 65.0 35.0
東京医科大学 63.8 36.2
国際医療福祉大学 61.4 38.6
産業大学 61.0 39.0
北里大学 60.8 39.2
東北医科薬科大学 60.0 40.0
藤田医科大学 60.0 40.0
愛知医科大学 59.5 40.5
久留米大学 59.1 40.9
古林大学 58.8 41.2
大阪医科薬科大学 57.1 42.9
日本医科大学 56.9 43.1
川崎医科大学 56.7 43.3
昭和大学 55.5 44.5
埼玉医科大学 52.3 47.7
順天堂大学 52.3 47.7
兵庫医科大学 50.8 49.2
金沢医科大学 47.7 52.3
東邦大学 47.5 52.5
聖マリアンナ医科大学 36.5 63.5
東京女子医科大学 0.0 100
帝京大学 非公表

上記表は2022年度における私立大学医学部の合格者及び入学者の男女比率データです。
私立大学の医学部は、全国で31校あります。
その中でも女子大学(東京女子医科大学)1校以外の30校は共学となっています。
2022年度全国の私立大学医学部の男女の平均は男子:57.3%(2,102名)、女子:42.7%(1,566名)となっています。
2020年度まではどの大学をみても医学部は男子学生が多くなる傾向にあります。
2022年度において共学で女子学生の割合が40%を超えた大学は30校中15校で、50%を超えた大学は聖マリアンナ医科大学63.5%、兵庫医科大学58.0%、東邦大学52.5%、金沢医科大学52.3%、順天堂大学50.7%の5校となりました。
(表の引用元:https://www.igakubujuken.jp/ranking/gender?year=2022

【男女別】志望校(医学部)の選び方


志望校(医学部)の選び方を男女別にまとめてみました。

男子におすすめの医学部

志望校選びは、将来を左右するため慎重に決めましょう。
医学部受験は年々難易度が高くなっている傾向にあり、また大学によって試験科目や出題範囲に違いがあるため、志望校を早めに絞りこみ、入試傾向に合わせて必要な教科の対策をすることが合格のカギとなります。
では、どのように大学を選べば良いのか、また男子向けの志望校選びのポイントを解説します。

男子向け志望校(医学部)の選び方

まずは現在の学力を大まかに把握し、合格の見込みがある医学部がある大学を確認しましょう。
もちろん、今後の受験勉強次第で合格する可能性もあると思いますが、自分の現在の学力を基準に医学部がある大学を確認することで、より明確にイメージすることができます。
そして、国公立大学か私立大学どちらに進学するかですが、医学部医学科であれば国公立大学でも6年分の学費がかかり、私立大学であれば他学部とは比べものにならないほどの学費がかかります。
国公立大学は私立大学と比べて学費が格段に安いため、経済的な理由で私立大学に進めない人は、おのずと国公立大学を志望することになります。
しかし、毎年定員にほぼ増減がないため狭き門となり、私立大学に比べても圧倒的に競争が激しいのが国公立大学の特徴です。
国公立大学は全国ほぼ一律の学費のため、学費面を考慮する必要はないと思われますが、志望校の偏差値や入試難易度を念入りに調べて絞り込み、大学入学共通テストと二次の試験科目の配点の比率や、どの科目の組み合わせならより点数を稼げるかを吟味して志望校を決めることが重要です。
私立大学は各大学によって学費や設備、カリキュラムから試験内容に至るまで様々で、臨床医として実践的な力を身につけることができることもあり、将来開業医を目指したい人に人気です。
しかし私立大学の学費平均は国公立大学の約10倍以上あり、最低でも6年間で2000万円以上、最も高い大学では4000万円以上かかります。
医学部の勉強はハードなため、6年間勉強に専念できる経済力があるのか否かで、志望校が自然に絞られてきます。
また私立大学は大学によって試験内容や出題傾向などが異なるため、自分の得意科目で点数を稼げるのか、苦手科目を回避できる大学はあるか、といった点で選別することも重要です。
国公立大学か私立大学のどちらにするかが決まったら、志望校をより具体的に決めていきしょう。
その際、1校に絞るのではなく、複数校に絞りましょう。
数多く受験すれば合格率が高くなるとは限りませんが、超激戦の医学部受験を乗り越えるためには、それなりの応用的な力を身につけ、受験校をいくつか増やさないと受かりづらいのも事実です。
そして、男子が志望校を選ぶ際のポイントですが、医学部は基本的に男子の志願者数が多い傾向にあります。
そのため、各大学の医学部入試の男子合格率が高いなどの特徴がある学校を検討してみるのも有効な手段です。
以上のポイントを加味して、志望校を選びましょう。

順天堂大学がおすすめ

数ある大学の中で、男子に特におすすめの大学は順天堂大学です。
上記で解説した男子が志望校を選ぶ際のポイントからみると、順天堂大学は過去5年間の入試状況で、医学部入試の男子合格率が女子よりも平均で1.67倍上回っており、全体的に男子が占める割合が多いようでした。

女子におすすめの医学部

近頃は、昔に比べて医学部に進学する女性の数は増えました。
とはいえ、当然大学によって男女比や特徴が異なります。
志望校は複数校から情報をあつめて、適切な選択ができるようにしましょう。
できれば、試験の出題傾向など、受験対策の内容以外にも、女子の合格率、入学率なども気にかけると良いでしょう。

女子向け志望校(志望校)の選び方

女子の医学部受験は、2018年に不正な得点操作事件が発覚し、まだ色濃く記憶に焼き付いて不安を抱く方も多いのではないでしょうか。
しかし、現在は国の指導も相まって良い方向に向かっています。
その証拠に、近年では医学部受験における男女比の中で、女子比率が徐々に増加している傾向にあります。
男子と同様に、入試の女子合格率が高いなどの特徴を持つ学校を検討してみるといいでしょう。

聖マリアンナ医科大学がおすすめ

女子におすすめの大学は、私立大学では聖マリアンナ医科大学・川崎医科大学・兵庫医科大学、国公立大学では金沢大学、九州大学、長崎大学などがおすすめです。
これらの大学は過去5年間の入試状況をみると、医学部入試の女子合格率が私立大学は男子よりも1.15~2.14倍高く、国公立大学は1.18~1.29倍と他の大学と比較すると特に女子の合格率が高く、全体的に女子が占める割合が多いようでした。
また、私立大学と国公立大学では、私立大学が国公立大学の女子合格率を上回る結果となっています。
今回おすすめした大学以外にも、魅力的な大学は数多くありますので、自分の実力や偏差値、学費などを踏まえて自分に合った大学を見極めて、志望校を選びましょう。

男子の割合が高い大学(医学部)ランキング5選


私立、国公立大学全ての大学の中で、男子の割合が高い順にランキングし、表にまとめました。

国公立・私立全体のランキングと男女比率

大学名 男子(比率) 女子(比率)
1位 国公立 京都大学 81.7 18.3
2位 国公立 東北大学 79.0 21.0
3位 国公立 新潟大学 78.2 21.8
4位 国公立 東京大学 77.5 22.5
5位 国公立 北海道大学 77.3 22.7

全体的に国公立大学の方が男子の割合が高い傾向にあるようです。
そして京都大学をはじめ偏差値が高い大学が、上位を占めていることが分かります。
ちなみに、私立医学部で男子の割合が高い大学は、慶應義塾大学、近畿大学、福岡大学、日本大学、獨協医科大学となっています。
これらの大学のうち慶應義塾大学が偏差値70を超える難関校です。
栃木県は全国でも珍しく、県内に国公立医学部がない県です。
それにより、国公立医学部に合格できるほどの学力を持つ優秀な男性の受験生の一部が、地元で医学部を目指すために獨協医科大学を志望すると考えられ、その結果男子学生が多い傾向にあると思われます。

女子の割合が高い大学(医学部)ランキング5選


私立、国公立大学全ての大学の中で、女子の割合が高い順にランキングし、表にまとめました。

国公立・私立全体のランキングと男女比率

大学名 男子(比率) 女子(比率)
1位 私立 東京女子医科大学 0 100
2位 私立 聖マリアンナ医科大学 36.5 63.5
3位 私立 東邦大学 47.5 52.5
4位 私立 金沢医科大学 47.7 52.3
5位 私立 兵庫医科大学 50.8 49.2

全体的に私立大学の方が女子の比率が多くなっています。
最も女子の比率の多い東京女子医科大学は、唯一の女子大学です。
また、上位校はいずれもアクセスの良い立地にあること、そして設備が充実していることにより人気を博しているようです。
ちなみに、国公立医学部の大学で女子が多いのは、上から佐賀大学、宮崎大学、弘前大学、長崎大学、琉球大学となっています。
これらの大学も私立大学と同じく、設備が充実しており、広大なキャンパスや綺麗さも人気のひとつとなっています。

医学部の学費・生徒数


私立、国公立大学全ての大学の中で、医学部の学費が安い順と、生徒数の多い順にランキングし、表にまとめました。

大学10校の学費ランキング

大学名 6年間の学費総額
1位 私立 国際医療福祉大学 18,570,000円
2位 私立 順天堂大学 20,800,000円
3位 私立 関西医科大学 21,440,000円
4位 私立 日本医科大学 22,000,000円
5位 私立 慶應義塾大学 22,269,600円
6位 私立 自治医科大学 22,634,480円
7位 私立 東京慈恵会医科大学 22,810,000円
8位 私立 東邦大学 26,297,800円
9位 私立 昭和大学 28,172,000円
10位 私立 大阪医科薬科大学 29,075,000円

上記表は全国の大学の中での学費ランキングです。

大学名 6年間の学費総額
1位 国公立 京都大学 3,496,800円
1位 国公立 東北大学 3,496,800円
1位 国公立 東京大学 3,496,800円
1位 国公立 北海道大学 3,496,800円
1位 国公立 新潟大学 3,496,800円
6位 私立 東邦大学    26,297,800円
7位 私立 聖マリアンナ医科大学 35,082,000円
8位 私立 兵庫医科大学 37,600,000円
9位 私立 金沢医科大学 40,443,000円
10位 私立 東京女子医科大学 46,214,000円

上記表は男女各5選の大学の中での学費ランキングです。
※国公立大学は学費が一律のため同じ順位です。

大学10校の医学部生徒数ランキング

大学名 医学部入学者数 男子率 女子率
1位 私立 国際医療福祉大学 140 61.4% 38.6%
2位 私立 順天堂大学 138 49.3% 50.7%
3位 国公立 新潟大学 133 78.2% 21.8%
4位 国公立 福島県立医科大学 130 66.2% 33.8%
4位 私立 埼玉医科大学 130 52.3% 47.7%
6位 私立 昭和大学 128 55.5% 44.5%
7位 私立 関西医科大学 127 66.1% 33.9%
7位 私立 川崎医科大学 127 56.7% 43.3%
9位 私立 岩手医科大学 126 65.1% 34.9%
10位 私立 日本大学 125 68.0% 32.0%
10位 国公立 山梨大学 125 74.4% 25.6%
10位 国公立 三重大学 125 60.0% 40.0%

上記表は2022年度における私立、国公立大学全ての大学の中で医学部の入学者及び男女内訳比率のデータです。

大学名 医学部生徒数
1位 国公立 新潟大学 133
2位 私立 東邦大学    120
3位 国公立 東北大学 119
4位 私立 聖マリアンナ医科大学 115
5位 私立 兵庫医科大学 112
6位 私立 金沢医科大学 111
7位 私立 東京女子医科大学 110
7位 国公立 京都大学 110
9位 国公立 東京大学 102
10位 国公立 北海道大学 97

上記表は男女各5選の大学の中での生徒数ランキングです。

まとめ


今回は医学部の男女比について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
医学部は男子の比率が高くなる学部ですが、男女によって、人気・オススメの大学が違うことが分かりました。
また、医学部に入るためには難易度や倍率が高く、多くの勉強時間が必要です。
医進の会では医学部受験合格を全力でサポートします。
本記事を通して医学部に興味を持たれた方は、医学部受験をぜひ検討してみてください。

この記事の執筆者:医進の会代表 谷本秀樹

医進の会代表 谷本秀樹
中学入試の希学園の集団授業で600名以上の多くの生徒を受験指導。
大学入試は四谷学院などの大手予備校や多くの医学部受験予備校で、主に生物の集団授業と個別授業で300人以上の受験生を担当。
自身の予備校『医進の会』発足後は、これまで500人以上の生徒の受験と進路指導に携わってきた。
圧倒的な医学部入試情報量と経験値、最適なアドバイスで数多くの受験生を医学部合格に導いてきた、医学部予備校界屈指のカリスマ塾長。

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