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医学部合格率が高い高校別ランキング|合格者が多い特徴や医学部受験の勉強法も解説

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カテゴリ:基礎知識

将来医学部に進学したい方は、どんな高校に進学すればいいのか気になっているかと思います。
医学部合格の実績のある高校はどんな特徴があるのか、またどんな対策をすればいいのか知っておかなければなりません。
本記事では、医学部の合格率が高い高校や合格率を紹介します。
また、合わせて医学部に強い高校や合格するための勉強法を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!

この記事を読むとわかること
  1. 医学部の現状・昨今の動向
  2. 医学部合格者高校別ランキング
  3. 医学部受験におすすめの勉強法

医学部の現状とは?

医学部の現状はどうなっているのでしょうか。
医学部は、毎年1点差が命運を分けるほど熾烈な受験戦争を勝ち抜かなければ合格は難しいでしょう。
そのため、いばらの道であることは間違いありません。
医学部を受験するのであれば、志望校にあわせた受験勉強はもちろん、志望校の入学情報を入手することをおすすめします。

変わらず難易度は「超難関」

医学部は、他の学部と比較すると著しく競争率が高い傾向にあり、難易度は「超難関」です。
共通テストのボーダーも8~9割は必要となってくることが多く、偏差値は60が必須と言えるほどの難易度です。
簡単に合格できるレベルではないため、膨大な学習量と傾向を掴んだ対策が必要となります。

倍率が上がり、競争率が上がった

医学部の受験に挑む受験生が多くなり、倍率が上がっているのが昨今の医学部事情です。
門戸はやや広くなったものの、受験の難易度は以前と比べてもそれほど変わりません。
全国で医学部を目標としている者は、約10万人です。
1点で合否が決まるほど熾烈な受験が繰り広げられるのは言うまでもありません。
受験当日までに学習を重ね、少しでも点数を多く取れるよう対策を行うことが重要です。

入試傾向が様々

また、大学によって入試制度の種類はさまざまです。
どの大学でも、一般入試で入学するのが基本ですが、推薦入試、AO入試、編入試験で入学できる大学もあります
医学部を受験をするのであれば、受験方法や自身が受ける科目、倍率などを理解した上で受験しましょう。

医学部合格者高校別ランキング

次は、医学部合格者が多い高校を地域別にご紹介します。
自分が住んでいる地域ではどのような高校が医学部の進学率が高いのか参考にしてみてください。

北海道・東北地区の高校+合格者数(上位10校)

北海道、東北地区の医学部の進学者ランキングと合格者数を紹介します。
()は現役合格者数を示しています。

高等学校名 医学部合格者数
宮城県仙台第二高等学校 65(26)名
北海道北嶺高等学校 53(32)名
北海道立命館慶祥高等学校 50(26)名
秋田県立秋田高等学校 27(12)名
宮城県仙台二華高等学校 26(15)名
岩手県立盛岡高等学校 26(20)名
青森県立青森高等学校 19(18)名
北海道函館ラ・サール高等学校 13(5)名
青森県立八戸高等学校 13(11)名
岩手県立一関第一高等学校 8(5)名

北海道、東北地方では、医学部の進学率は北海道と宮城県の高校に多い傾向があります。
もちろん、青森県や岩手県にも医学部の進学率が高い高校も存在します。

関東地区の高校+合格者数(上位10校)

関東地区の医学部の進学者ランキングと合格者数を紹介します。
()は現役合格者数を示しています。

高等学校名 医学部合格者数
東京都桜蔭高等学校 153(112)名
東京都豊島岡女子学園高等学校 123(86)名
千葉県渋谷教育学園幕張高等学校 114(68)名
東京都巣鴨高等学校 111(26)名
茨城県江戸川学園取手高等学校 98(73)名
神奈川県聖光学院高等学校 94(75)名
東京都白百合学園高等学校 94(54)名
東京都暁星高等学校 89(62)名
埼玉県栄東高等学校 88(65)名
東京都麻布高等学校 85(36)名

関東地方では、医学部の進学率は東京都の高校に多い傾向があります。
都心部であるため、どの高校でも、進学に注力する高校は多い傾向があります。

中部地区の高校+合格者数(上位10校)

中部地区の医学部の進学者ランキングと合格者数を紹介します。
()は現役合格者数を示しています。

高等学校名 医学部合格者数
愛知県滝高等学校 135(66)名
新潟県立新潟高等学校 70(39)名
静岡県立浜北北高等学校 54(17)名
石川県金沢大学附属高等学校 37(17)名
愛知県立旭丘高等学校 33(16)名
長野県松本深志高等学校 33(16)名
愛知県海陽中等教育学校 30(5)名
山梨県立甲府南高等学校 28(17)名
愛知県立岡崎高等学校 25(7)名
長野県佐久長聖高等学校 25(10)名

中部地方では、医学部の進学率はばらけている傾向があります。

近畿・中国・四国の高校+合格者数(上位10校)

近畿・中国・四国地区の医学部の進学者ランキングと合格者数を紹介します。
()は現役合格者数を示しています。

高等学校名 医学部合格者数
智辯和歌山高等学校 93(60)名
岡山白陵高等学校 88(30)名
大阪府清風高等学校 88(23)名
京都府洛南高等学校 85(56)名
奈良県帝塚山高等学校 80(33)名
奈良県西大和学園高等学校 77(39)名
兵庫県灘高等学校 76(47)名
大阪府清風南海高等学校 71(42)名
兵庫県甲陽学院高等学校 66(31)名
広島大学附属福山高等学校 47(21)名

近畿・中国・四国地方では、医学部の進学率は地域によってばらけている傾向です。
都市部の大阪府、京都府、兵庫県の高校が多くみられます。
また、日本一の高校灘高校も6位にランクインしています。

九州地区の高校+合格者数(上位10校)

九州地区の医学部の進学者ランキングと合格者数を紹介します。
()は現役合格者数を示しています。

高等学校名 医学部合格者数
長崎県青雲高等学校 107(45)名
福岡県明治学園高等学校 48(19)名
佐賀県弘学館高等学校 48(13)名
昭和薬科大学付属高等学校 47(17)名
宮崎県宮崎西高等学校 35(16)名
福岡県西南学院高等学校 24(9)名
福岡県立小倉高等学校 24(16)名
長崎県立長崎西高等学校 17(9)名
福岡県立東筑高等学校 15(8)名

九州地方では、医学部の進学率は福岡県に多い傾向です。
福岡県は九州の都心部ですので、比例して医学部の進学率が高いのかもしれません。

医学部への進学率が高い高校の特徴

医学部への進学率が高い高校の特徴を紹介します。
少しでも合格率を高めたい方は、参考にしてください。

医学部への進学率が高い高校一覧

順位 国公私 学校名 所在地 男女 卒業生数 国公立大(防衛医科大含む)
+私立大医学部合格率(%)
国公立大(防衛医科大含む)
+私立大医学部合格数
国公立大(防衛医科大含む)医学部 私立大 医学部
総数 現役 総数 現役
暁星 東京 男子 157 74.5 117 16 13 101 54
桜蔭 東京 女子 227 72.2 164 60 42 104 65
3 豊島岡女子学園 東京 女子 339 62.8 213 49 37 164 101
4 雙葉 東京 女子 175 55.4 97 16 9 81 39
5 巣鴨 東京 男子 266 53 141 22 11 119 56
白百合学園 東京 女子 164 48.2 79 8 8 71 40
7 聖光学院 神奈川 男子 228 40.8 93 33 29 60 40
8 秀明 埼玉 共学 77 40.3 31 31 8
9 渋谷教育学園幕張 千葉 共学 349 36.7 128 41 21 87 60
10 東邦大付東邦 千葉 共学 293 36.5 107 22 11 85 53
11 海城 東京 男子 312 35.6 111 37 20 74 42
12 駒場東邦 東京 男子 226 35 79 30 22 49 30
13 東京 男子 286 32.9 94 17 14 77 43
14 横浜雙葉 神奈川 女子 176 32.4 57 6 6 51 36
15 女子学院 東京 女子 222 31.5 70 15 9 55 34
16 フェリス女学院 神奈川 女子 178 30.9 55 15 7 40 27
17 開成 東京 男子 405 30.6 124 64 52 60 43
18 筑波大附 東京 共学 240 29.6 71 25 16 46 20
19 広尾学園 東京 共学 277 28.5 79 18 13 61 40
20 吉祥女子 東京 女子 248 27.4 68 7 4 61 25
21 浦和明の星女子 埼玉 女子 170 27.1 46 5 4 41 16
22 桐朋 東京 男子 308 26.9 83 14 10 69 16
23 東洋英和女学院 東京 女子 186 26.3 49 4 1 45 23
24 晃華学園 東京 女子 146 24.7 36 6 4 30 17
25 江戸川学園取手 茨城 共学 432 24.1 104 26 17 78 45
26 渋谷教育学園渋谷 東京 共学 207 23.7 49 16 13 33 16
27 栄光学園 神奈川 男子 172 23.3 40 22 10 18 6
28 東京学芸大附 東京 共学 325 23.1 75 28 12 47 24
29 筑波大附駒場 東京 男子 162 22.2 36 21 17 15 8
30 桐蔭学園中教 神奈川 共学 131 22.1 29 9 4 20 8

参照:医学部に強い首都圏の中高一貫校ランキング 合格率トップは暁星、合格者数トップの女子校はどこ?
表を見ると中高一貫校が非常に合格率が高いことがわかります。
合格率の上位は、1位は暁星(偏差値69)で74・5%、2位は桜蔭(偏差値78)の72・2%、3位が豊島岡女子学園(偏差値77)、4位が雙葉(偏差値74)、5位が巣鴨(偏差値72)となっています。

エリアは首都圏が多い

所在地をみると、首都圏の中高一貫校が多いことがわかります。
本格的に医学部の進学を目指すのであれば、少しでも有利になるよう首都圏の私立の中高一貫校に進学することも検討しましょう。
ただ、地域によっては引っ越しや通学が大変になるケースもあります。
なので、資金面を考慮し首都圏の高校に通うのかしっかりと検討しなければなりません。

女子校が多くランクイン

上位10位に、女子校が4校入っているのは特徴的だといえるでしょう。
合格者数をみると、上位は豊島岡女子学園の213人、2位は桜蔭の164人、3位は巣鴨の141人となっています。
さらに、国公立大に視点をあてると、開成が64人で1位、2位は桜蔭、3位は豊島岡女子学園です。
私立の上位は豊島岡女子学園で、2位が巣鴨、3位が桜蔭です。

関東以外の高校も合格率が高い

また、首都圏だけではなく、東海・近畿地区の高校でも医学部の進学率は高い学校はあります。
東海地区では最近5年間で約600人が医学部に進学しています。
医学部合格者ランキングは、東海地区が1位で2018年まで11年連続トップを独占していました。
特に東海の合格者が最も多いのが、名古屋大学です。

中部、近畿地方で合格率が高い高校は?

中部圏で医学部の進学率が高い高校は、南山、滝、旭丘です。
近畿圏でも医学部の進学率が高い傾向にあり、東海、近畿地区でも医学部に進学する機械やチャンスは多いと言えます。

地方進学が多い理由は偏差値?

地方の国立大学は偏差値が比較的高くない傾向があり、経済的に私立の医学部に進学するのが難しい方は地方国公立大学を目指す傾向があります。
中部地方では浜松医科大学、岐阜大学、名古屋市立大学、三重大学にも医学部があり、
近畿地方は滋賀医科大学、京都大学、京都府立医科大学、大阪大学、大阪公立大学、神戸大学、奈良県立医科大学、和歌山県立医科大学の8校があります。

偏差値が高い

医学部の進学率が高い高校で、全国で共通しているのが偏差値が高い高校です。
先述しましたが、医学部の進学は非常に難関で、高校の段階から偏差値が高い学校に進学するのが一般的です。
地方・首都圏に限らず、難関大学用の受験に対応している高校を選ぶのがよいでしょう。
また、高校によっては医学部進学のためのコースを設置している高校も存在します。
もちろん、都道府県によってある地域とない地域もあります。
自分が住んでいる地域で、医学部の受験に対応しているかどうか確認しておくことをおすすめします。

医学部受験におすすめの勉強法

ここでは、医学部受験におすすめの勉強法をご紹介します。
医学部を受ける方は、どんな勉強法をすればいいのか参考にしてください。

数学は一番強化すべき

医学部を受験するのであれば、数学を一番強化しなければなりません。
数学は、英語と同様に一番配点が高く重要科目だといえるからです。
数学が合格を左右すると言っても過言ではないため、数学が苦手だと医学部受験では不利になります。
そのため、数学に苦手意識を持っているのであれば、普段から基礎を身につけ問題を解く練習をしておくことをおすすめします。
また、受験本番を意識して、過去問を扱い実際に本番同様の形で実践しておくのもいいでしょう。
本番当日、スムーズに対応するためにも事前対策は非常に大切です。

共通テスト対策

共通テストを攻略することも国公立大学医学部受験では非常に重要です。
共通テストでは、「苦手科目を作らないこと」と「数学と英語は特に注力」することをおすすめします。
国公立大学の入試では、大半の大学が共通テスト(5教科7科目)と二次試験(英語、数学、理科の一部科目、中には面接や小論文も)の科目が課せられます。

足切りに要注意

国公立大学の医学部を受験する場合、足切りラインが存在し、一定点数を取得できないと二次試験の受験ができなくなります。
足切りラインを超えるためにも、全科目85%以上取れるようにしておきましょう
共通テストでは、全科目受験しないといけないため、苦手意識をなくすことは重要な課題です。

小論文・面接対策

医学部を受験する際、ほとんどの大学では小論文、面接も課せられます。
医師になるには学力以外にも人物性も重視されるため、一定のレベルに達しているかどうかを小論文と面接で判断されます。

小論文はどのようなことを対策したら良いか

小論文では、医療関連の内容がメインとなっています。
また、ニュースなどの話題について論じる問題もでるでしょう。
普段からニュースや医療関連の情報に触れておくことをおすすめします。
日本の医療事情や医者の働き方の変化など、チェックしておくだけでもいいでしょう。

面接はどのようなことを対策したら良いか

面接では、志望理由や医師になりたい理由を聞かれます。
中には高校時代に本気で取り組んだことなどを聞かれる場合もあります。
面接本番、スムーズに対応できるよう話す練習をしておくと、心の余裕を持って臨むことができます。

二次試験対策

国公立大学医学部志望者なら共通テストだけでなく、二次試験対策も忘れてはなりません。
大学によって、課せられた科目や出題傾向は異なるため、自分が進学したい大学の傾向をみておくことをおすすめします。
医学部の場合、基本的に数学と外国語(大半は英語)、理科が課せられることが大半です。
数学と外国語、理科の対策はきっちり行うことはもちろん、国語が課せられる大学を受験するのであれば国語もおろそかにせず受験対策する必要があります。

医学部受験合格を目指すなら医進の会


医進の会は大阪にある医学部受験に特化した医学部予備校です。
個別指導を行っており、1対1で入念な対策ができる点が特徴です。
また、授業外フォローも徹底しており、質問や小論文・面接の対策まで行っています。
授業外の科目の相談や質問も気軽にできるため、わからない問題をその場で解消することができます。
気になる方は一度無料面談や体験授業へのお申し込みください
無料面談・体験はこちら無料電話問い合わせ
06-6776-2934

医学部に進んだ後の進路は?

実際医学部に進学したから、必ず医者になる人はいるのか疑問に思っている人は多いはずです。
結論からいいますと医者にならない人も一定数いるため、ここでは医者になる人、ならない人の進路について解説します。

医者になる人はどれくらい?

医学部出身者の大半は医者になると言われており、医者にならない人の割合は20人に1人程度です。
開業医や診療所に従事する人も多く、自分で医院を経営し自らの医院で診療している人もいるのは事実です。
また、診療所に従事する人もいます。

医者にならない人は?

中には医者にならない人もいます。
医者以外の道に進む人のよくある理由としては、「興味のある他の職業をみつけた」「医学部に入ることが目的だった」等が挙げられます。
例えば、医療現場以外の福祉や医療ボランティア体験、その他全く別の業界への進出もあります。

医学部受験合格がゴールではない

医学部受験は難易度が高いあまり、医学部受験に合格したら目標達成と考える人もいますが、医学部受験はあくまで過程でありゴールではありません
医学部に進学してからも医師になる難易度は高く、日々勉強をしていかなければなりません。
医師になるとはそれだけ大変なことですが、医学部受験を合格し医師を目指すのであればやりきらなければなりません。
医師を目指すにしろ、医学部に入って他のことをするにしろまずは将来のための過程であることを忘れてはなりません。

まとめ

今回は、将来医学部に進学したい方のために、医学部の進学率が高い高校や合格率を、医学部に進学するための勉強法も解説しました。
医学部の受験は、決して安易な道ではありません。倍率が非常に高く、1点が合格に左右するほど熾烈な受験を勝ち抜く必要があります。
医学部進学を目指している人は、参考になれば幸いです。

この記事の執筆者:医進の会代表 谷本秀樹

医進の会代表 谷本秀樹
中学入試の希学園の集団授業で600名以上の多くの生徒を受験指導。
大学入試は四谷学院などの大手予備校や多くの医学部受験予備校で、主に生物の集団授業と個別授業で300人以上の受験生を担当。
自身の予備校『医進の会』発足後は、これまで500人以上の生徒の受験と進路指導に携わってきた。
圧倒的な医学部入試情報量と経験値、最適なアドバイスで数多くの受験生を医学部合格に導いてきた、医学部予備校界屈指のカリスマ塾長。

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